新着記事

カテゴリー

アーカイブ

ほしいも 色の変化

ほしいも統計

日本各地のほしいも

よくあるご質問

ほしいもブログ

ほしいも農家の皆さん





ほしいもブログ

バックステージツアー

1月27日「顕れ」の終演後、バックステージツアーに参加しました。
SPACが親しみやすいところは、プレトークやアフタートークがあったり、
終演後に俳優さんたちがカフェ・シンデレラに出てきてくれて、
お話したり写真撮影したりもできること。
このバックステージツアーもとても興味深かったです。

演劇が好きと言うと、ともすれば敷居が高いとか、
難しいとか、高尚とか感じる人もいますが、
そういう垣根を取り払ってくれるのもSPACの魅力の一つです。

まずは、全員靴を脱いで実際の舞台に上がります。

天上から吊り下げられているのは、とても印象的な太陽と月のセットです。
重さが120kgもあるそうですが、動かすのはなんと人力。
実際に動かして見せてくれました。

照明との相乗効果で何ともいえない神秘的な空間を作り出しています。

女神イニイエ様が乗る台。
ここにも様々な仕掛けがありました。
なんとこれも人力で動かします。
台の下には技術部の方が2人入っているのだそう。

後ろの幕の内側から照明を当てるとマイブイエが浮かび上がってきます。

罪びとたちの仮面の仕掛けも興味深かったです。
なんと裏側に水平器を付けていて、
俳優さんは、その水平器をチェックしながら仮面をまっすぐに持ち、
演技をしているのだそうです。

この仮面にも違った仕掛けがありました。
技術部さんのアイディアと技術の高さに感心します。

イニイエ様役の美加理さん登場。
衣装のデザイナーさんからも衣装についての説明がありました。

イニイエ様の衣装はなんと土偶をイメージして作られています。
座った時に折り畳まる工夫は、提灯を参考にしているのだそう。
材質はとても軽いものでした。

ウブントゥとマイブイエの衣装についている玉は、魂を表現しています。
これはスチロールを削って色を付けているのだそうですが、
近くで見ても、とてもスチロールとは思えず大理石のようでした。

頭に付けているのはモビールのように作られていて、
4人それぞれ違っているのだそう。
実際に被らせて貰いました。
とても貴重な体験でした。

ここは演奏の場所。
「顕れ」は、フランス・コリーヌ国立劇場から、
シーズン開幕作として委嘱され作られた演劇なので、
コリーヌ劇場にあるオーケストラボックスと同じように作ったとのこと。

様々な楽器が所狭しと置かれていました。
一つ一つの楽器それぞれにマイクがセットされていて、
その全てを音響さんが調整しているそう。
俳優さんたちは、自分の出番が終わるとここに来て演奏をします。
コリーヌ劇場で上演されたときは途中で休憩が入り、
一度着替えることができたのが、
静岡では上演時間を短くして休憩なしとなったので、
特にウブントゥ役の俳優さんはほぼ上半身裸なのでとても寒いのだそうです。

バックステージツアーに参加して、
SPACの技術力、デザイン性、レベルの高さを今まで以上に実感することができました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2019年01月31日 18:03