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妖怪の国の与太郎 演出:ジャン・ランベール=ヴィルド、ロレンゾ・マラゲラ
SPACの演劇『妖怪の国の与太郎』を観劇しました。
ジャン・ランベール氏が演出された演劇は、
『ジャン×Keitaの隊長退屈男』、
『リチャード三世~道化たちの醒めない悪夢~』を観ていますが
どちらもとてもよかったので今回も楽しみでした。
この演劇は、私たちになじみ深い日本の妖怪が沢山出てきます。
フランス人であるジャンさんが日本の妖怪をご存知とは思わないので、
出演俳優さんたちのアイディアがかなり反映されていると感じました。
出演俳優さんは全部で9名ですが、出てきた妖怪は相当な数です。
着替えもかなり忙しかったと思うし、美術班も大変だったでしょう。
中でも私の一番のお気に入りは「垢なめ」。
毎晩お風呂の垢を舐めに来る妖怪だそうで、
真っ赤な長~い舌を自在に操り、
柔らかな動きとあいまってとってもチャーミングでした。
歌あり、笑いあり、怪しい雰囲気ありと、何でもアリのどんちゃん騒ぎですが、
観ていて所々に「あっ、確かにジャンさんの演劇だ!!」
と感じるエッセンスがたくさん散りばめられていて、
最初から最後まで楽しく観劇しました。
小さな子供から大人まで楽しめる演劇でした。
日時: 2019年03月05日 17:42