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ほしいもブログ
静岡芸術劇場開館20周年 記念式典
静岡芸術劇場 開館20周年 記念式典と、
SPAC芸術総監督 宮城 聡氏のフランス芸術文化勲章シェヴァリエ叙勲式が、
18日静岡芸術劇場で行われました。
SPACの会会員の我が家にも、この式典参加のご招待状を送っていただき、
フランス勲章の叙勲式なんてそうそう見られないことだと思い、
楽しみに参加させていただきました。
最初に、ウェルカムパフォーマンスがあり、
SPACの俳優さんたちによるマハーバーラタのフィナーレ、
祝祭の場面が披露されました。
とてもSPACらしい素敵なオープニングです。
続いて主催者である、SPAC理事長 鈴木壽美子氏の挨拶。
静岡県知事 川勝平太氏の祝辞があり、お二方のお話もとてもよかったのですが、
SPACの会・賛助会員を代表して、瀧容子氏と、
ボランティアスタッフである、SPACシアタークルーの松本孝則氏の祝辞が
ご自身のSPACとの出会いや演劇体験を交え、
私自身もとても共感できる内容でした。
式典の最後は宮城氏ご自身曰く、
SPACの活動のプレゼンテーショーンがありました。
20年間の活動の歴史と、古典を定期的に上演していることの紹介。
中高生鑑賞事業「げきとも」についての思いは、
まさに社会性涵養プログラムだなぁと感じました。
そしてさらにSPACが目指すところは、演劇界のウィーンフィルだということ。
ここ静岡の地で育った演劇人が世界中で活躍し、
世界中から、SPACの演劇を鑑賞しにここ静岡にやってくる、
という宮城さんの思いを聞けたことは最大の喜びでした。
最後にフランス国営放送が制作した、
アビニョン演劇祭のオープニングを飾った、
SPACの演劇「アンチゴネ」の製作過程を追った8分間のドキュメントを鑑賞し式典が終了しました。
続いて、中日フランス大使ローラン・ピック氏から勲章の授与式がありました。
授与に先立ち宮城さんが行ってきた活動と数々の功績を大使自らが紹介され、
本場の流暢なフランス語に、いつしか睡魔が訪れたりもしましたが、
勲章は青く輝きとても素敵でした。
宮城さんは謙遜されて「演出家は一人では何もできない」と仰います。
俳優、スタッフ、裏方、そして観客にも助けられると聞き、
私自身、これからもよき観客として
SPACを支えていけるんだなぁという幸せを感じた1時間半でした。