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ふじのくに⇔せかい演劇祭 2019 『ふたりの女』

毎年楽しみにしている、ふじのくに⇔せかい演劇祭 2019が
4月27日から始まりました。

10連休の初日ですが静岡ではあいにくの雨。
午後には雷も鳴り、18時からの野外劇場はどうなってしまうのか心配でしたが、
夕方には雨が上がり青空が広がりました。
日本平にある舞台芸術公演に着いた時には富士山までくっきりと見え、
まるで演劇祭の開幕を祝福しているようでした。

野外劇場「有度」は、
背景が日本平の山の自然がそのままで、
生い茂る木々が様々な表情を見せます。
席に着いた時にはまだ明るく、
これからだんだんと灯が暮れて、やがて夜となり、
背景も漆黒の闇へと変化していきます。

最初の観劇に選んだのは、唐十郎作、宮城聡さん演出のアングラ劇、
「平成版 ふたりの女」です。
この物語は、
“『源氏物語』の光源氏と妻・葵上、生霊となった六条御息所の三角関係に、
狂気と正気の境界を描くチェーホフの『六号室』を巧みに織り込んだ傑作”
ということです。

舞台は伊豆の精神病院。
セットは、砂で桝目状に区切られた空間。
後ろのドアには影絵のように登場人物たちが映し出され、
一気にアングラ劇場の世界に引き込まれました。
とにかくセリフ回しが早くて複雑難解だし、
それに役者さんたちの動きが加わりとても難しいお芝居でした。

そして日本平のこの時季の夜間はかなり冷え込むことは覚悟していましたが、
今まで以上の寒さに凍えながらの鑑賞でした。
役者さんたちの熱演と対比するような寒さが、
よけいにこの世界観と重なり、100分間の異世界を堪能しました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2019年04月28日 13:24