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月イチ歌舞伎『人情噺 文七元結』

今月のシネマ歌舞伎は落語原作の『人情噺 文七元結』。
落語の人情噺の中でも好きな噺なので、
それが歌舞伎になってどうなるのかとても楽しみでした。
監督:山田洋二さん、主演:十八世中村勘三郎さんです。

左官の長兵衛は毎晩のように博打通い。
借金も膨らみ家の中も荒れ果てています。
そんなある日帰ると家じゅうが真っ暗な中、
女房のお兼が娘のお久がいないと訴えます。
長屋中で手分けをして探してもらっても見つからない。
そこへ吉原から遣いがやってきて娘のお久が、
家の難儀をみかねて吉原に身売りしたとの話。
慌てて迎えに行くも、置屋の女房お駒に諭され、
一年で借金を返済すれば、
お久は店に出さずに帰すと50両を貸し与えます。
必ず迎えに来ると誓って帰る長兵衛ですが…。

とにかく長兵衛とお兼の掛け合いが面白かったです。
お人好しで江戸っ子気質の長兵衛を、
勘三郎さんがとてもチャーミングに演じていて、
最初から最後まで笑いっぱなしでした。
ところどころに歌舞伎ならではの見得を切るポーズが入り、
やっぱり歌舞伎だなぁと感心しました。
勘九郎さんとの親子共演も観られて、
改めて勘三郎さんのあまりにも早すぎる死が残念でなりません。

私は最近歌舞伎を見始めたばかりなので、
勘三郎さんの生の舞台を観た事はありません。
けれどシネマ歌舞伎でこうして映像でも観ることができるのは、
とても幸せだと思いました。
本来なら仕事が忙しい時期でとても映画どころではないのだけれど、
これだけは私のわがままで観に行かせてもらいました。
やっぱり行ってよかったです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2019年12月13日 19:00