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第十七回菊姫会総会

今年も2月18日・19日の二日間にわたり、
菊姫酒造と全国の酒販店で構成された「菊姫会」の総会が開催されました。
この会は、ちょうどタツマが酒販売の免許を取得し、
菊姫との取引ができるようになった直後にできたので、
第一回目から欠かさず参加しています。

一日目は、外部講師の講演「令和の日本酒と酒販店経営」について、
兵庫県産の最高の酒米である山田錦を作っている、
「吉川町と菊姫との馴れ初め」といった勉強会、
利き酒会と懇親会が予定されています。

初めに菊姫会会長である、
酒舗まさるや取締役会長 園部松男氏の挨拶。

日本酒の売り上げは年々下降の一途を辿り、
大変厳しい状況ではありますが、
この二日間しっかり学び、懇親を深める中で得たものを
それぞれのお店に持ち帰りぜひ事業に活かしてほしいとのこと。

続いて、菊姫酒造代表 柳達司氏のご挨拶。
柳社長のお話は、二日目に時間をとってあるので、
ここでは短いご挨拶のみ。

次に菊姫酒造専務 柳荘司氏の
「これからの菊姫について」のお話。

近年、日本酒の生産量は250万石とピーク時の1/4に落ち込んでいること。
菊姫酒造では、理想の日本酒造りを目指して日々努力しているが、
菊姫の理想と世間とのずれも感じているとのこと。
そこで、今後専務主導で、
市場の動向に合わせた新しい銘柄を立ち上げる計画があるそうです。
それは菊姫のブランドではない全く新しいものになるということで、
きっと若者や女性たちに訴求した商品となることでしょう。
今まで見たことのない菊姫の誕生を想像しワクワクしました。

次に「酒販店経営」という雑誌を編集されていたという小島稔氏による、
「令和の日本酒と酒販店経営」についての講演。

はじめに 日本酒はホントに衰退しているのか?から始まり、
平成の時代やバブル崩壊&デフレ長期化と酒類消費について、
飲酒人口減少と“酒ばなれ”、
潜在力を開花させた日本酒イノベーションなどについて
次々と興味深いお話がありました。
平成の酒販店は、専門力を高めることで生き残り発展してきました。
とくに日本酒の発展と二人三脚で生きてきたが、
令和の時代となり、日本酒はどう変わりさらなる発展を遂げるのか?
といったお話で締めくくられました。

明日へ続く

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2020年02月19日 16:37