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第十七回菊姫会総会 その2

小島稔氏の講演の後は、
勉強会『吉川町と菊姫の馴れ初め』について。
JAみのりで長い間組合長を務めていた上羅さんと、
菊姫製造部井出さんによる、対談形式で行われました。

現在、兵庫県産の山田錦は村米という契約栽培を行っています。
その一番最初が明治26年で白鷹酒造だったそうです。

特A山田錦は県外に持ち出し禁止という言い伝えがあり、
菊姫の柳社長は山田錦を手に入れるため産地に何年も通ったそうです。
柳社長のすごいところは地元の郷土史を全て頭に入れていたこと。
それで地元の有力者の奥川隆司氏に気に入られ、
昭和の終わりか平成の始めの頃に奥川氏の下で
初めて上羅さんが柳社長と出会い、
その時に飲んだ菊姫の味が上品できれいなことに驚いたそうです。

その後菊姫の村米のための5人の発起人が誕生し、
(その時に上羅さんは首を覚悟したそうです)
ようやく菊姫に吉川の山田錦が入ることになるのですが、

それは、ひとえに柳社長の日本酒造りへの情熱と思い入れ、
そして菊姫の酒の旨さだったと言います。
現在は吉川の特A山田錦を2番目に多く買っているのが菊姫とのこと。

他にもテロワールの話や令和の酒造りについてなど、
興味深いお話が盛りだくさんであっという間の90分でした。

その後会場の後ろで『利き酒会』となりました。
菊姫製品全種類と、
長期熟成酒、新酒の利き酒が行われました。

我が家では毎晩色々な菊姫で晩酌しているので、
レギュラー商品も長期熟成酒も口にする機会は多いのですが、
この2種類はこの場でしか飲めません。
そう『山吟原酒』と『大吟醸』の新酒です。
そもそもこの二つは新酒では蔵出しされません。
新酒で出るBY大吟醸はあらばしりなので、
熟成させる大吟醸とは違いますし、
山吟原酒は1年以上の熟成はさせませんが、
出来立てが飲めるのは今ここだけです。

必然的にこの二つを重点的に利き酒しました(笑)
利き酒ですから他の酒販店さんは口に含んだ後吐き出していますが、
あまりの美味しさに全部飲んでいます。

利き酒会は会場の都合で、
17時半~17時50分まで行われここでいったん解散となります。

19時より懇親会が行われました。
乾杯の酒はなんと『菊理媛(くくりひめ)』です。
今年は若い世代の参加者が増え、和気あいあいの2時間。
驚いたのは、燗酒をお願いした時、
お酒によって温度を全て変えてあることでした。
後で聞いたのですが、
鶴の里は42度、特選純米は60度、山廃純米50度、
金剣47度、淳45度、にごり45度と、
全て体験して一番美味しく感じる温度に燗をして出してくれていました。
にごりの燗酒は初めてでしたがとても美味しかったです。

写真は営業部の皆さんが自己紹介を行っているところです。
良い社員さんがそろっていることも菊姫酒造の特徴のひとつです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2020年02月20日 13:49