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『線は、僕を 描く』 砥上裕将 著 講談社

2020年本屋大賞のノミネート作品10冊の中で、
私が一番読みたいと思ったのがこの「線は、僕を 描く」でした。

それは、
ある日突然交通事故で両親を亡くし、
心を閉ざしたまま生きていた大学生の青山霜介が、
水墨画と出会い次第に生きる力を取り戻していく物語。

作者の砥上裕将さん自身が水墨画家なので、
水墨画を描くシーンは、身体の動きの細やかさや、
墨の濃淡、時には色彩が鮮やかに浮かび、
墨の香りまでしてくるような感覚になりました。

もちろん今までに水墨画を見たことは何度もありましたが、
こんなにも奥の深い世界だということを、
全く知らずに見ていたことが勿体なく感じました。

『生きているその瞬間を描くことこそが、水墨画の本質なのだ。
自分が今その場所に生きている瞬間の輝き、
生命に対する深い共感、生きているその瞬間に感謝し賛美し、
その喜びがある瞬間に筆致から伝わる。その時水墨画は完成する。』

『描くことは、こんなにも命と一緒にいることなのだ』

『それはたった一瞬だった。だがそれは、
ここに至るまでのあらゆる瞬間を秘めた一瞬であり、一筆だった。』

印象に残った文章がたくさんあって、
この本を読んでから水墨画をとてもみたくなりました。
本のカバーには、砥上さん自身が描いた水墨画があり、
読みながら時々眺めていました。
素敵な本でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2020年03月14日 14:53