
長年の友人Piroから、
「子どもたちが演じるミュージカルだけど、
昨年の夏に観て、思いのほか感動したけどいっしょにどう?」
とお誘いがあり、
初めて静岡科学館るくるに行ってきました。
『演劇界の芥川賞といわれる「岸田國士戯曲賞」を受賞した大人向けの戯曲を、
小中学生だけで上演しよう』と、
昨年8月に上演された作品の再演ということでした。
市民文化会館から、この科学館に場所を移して、
一つだけ舞台装置が加えられたそうで、
それが「ラジックアース」という地球の模型でした。
この話は、人が生まれてから死ぬまでの約100年、
星が生まれてから消滅するまでの約100億年という時間を、
団地で暮らす家族と、星の一生とを重ねあわせて表現されていました。
12人の小中学生と一人の大人が、
一つの家族を、次々と役を変え演じているので、
時間の流れと、連続性がとても視覚的に感じられました。
地球(ちーちゃん)と月(つきちゃん)の友情と、ままごと遊びのシーンや、
遠くの星から一家を眺めている少女が、
未来へと向かって進んでいくことを決意したシーンはとても感動的でした。
約80分間の100億年の旅。
昔の自分を思い出したり、
今の頑張っている自分も愛おしい気持ちにさせてくれて、
とてもとてもよかったです。
そして、静岡科学館るくるは、
子供を連れて来たら一日中楽しめそうな、
色々な体験ができる楽しい施設でした。
また是非来たいです。

帰りにPiroが渡してくれた『アポロチョコ』は、
印象的なシーンで使われていました。
こういう素敵な演出ができる彼女のセンスがとても好きです。
【ほし太の日向ぼっこ】