坤櫓、巽櫓

先日は見られなかった、
家康公四百年祭で無料公開中の
坤(ひつじさる)櫓と巽(たつみ)櫓を見学してきました。
坤(ひつじさる)櫓は、
方位を干支で表すと南西の方角を坤とよぶことから、
駿府城二の丸の南西の角に位置します。
櫓は矢の蔵とも書かれ、
普段は武器庫として使われたり、
戦の際には、見張り台や、攻めてくる敵への攻撃の拠点となる場所です。
「駿府御城惣指図」、「駿府御城内外覚書」といった現存する資料を基に、
ほぼ忠実に復元されたとのこと。
内部に入ると一部の床がガラス張りになっていました。
これは基礎の部分も当時と同じ工法で行っていることを見せるためなんだそう。
工事中入り込んだ蛇がそのまま抜けられなくなり、
ミイラ化してしまった姿も見られました。
内部に入るととてもいい木の香りがします。
残念ながら、今昔スコープという体験アトラクションは
待ち時間が長くて出来ませんでした。

巽櫓は、東南東の角にあります。
こちらは一足先に平成元年、
付属する東御門も平成八年に復元されました。
内部はかなり広いです。
入ってすぐに、お堀で見つかった鯱が展示してあります。

臨済寺に今も現存している竹千代の間が再現されていました。
家康が今川家の人質時代、
あずけられた臨済寺の住職太原雪斎などから
教えを受けたといわれています。
お堀の上を吹く風が涼しくて、
当時の様子を感じることが出来ました。




























