四月大歌舞伎
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4月26日に千穐楽を迎えた四月大歌舞伎は、
久しぶりの仁左衛門さんと玉三郎さんの共演を堪能しました。
観劇したのは夜の部で、
1、於染久松色読販(おそめひさまつうきよのよみうり)から
土手のお六
鬼門の喜兵衛
お染久松は四世鶴屋南北原作の心中もので有名ですが、
それに関連した登場人物のエピソードの演目もあり、
以前「新版歌祭文 野崎村」を観ました。
今回はスポットが当たる登場人物がそれとは違いますが、
物語としてはつながっていて色々興味深かったです。
そして今回の主役土手のお六と鬼門の喜兵衛という悪者二人を
仁左衛門さんと玉三郎さんがとっても楽しそうに
息もピッタリに演じていました。
時にユーモラスで笑っちゃうシーンもありますが、
仁左衛門さんが剃刀を研ぐ場面は凄味があって息をのむほどでした。
2、神田祭
悪者の後にはがらりと変わり美しいお二人を堪能。
鳶の親方と芸者が一緒になるまでの舞踊で20分ほどの演目ですが、
20分とは思えないほどお二人が作りだす世界がとても素敵でした。
3、四季
春:紙雛 菊之助さんと愛之助さんが女雛と男雛で
五人囃子と一緒に春の夜を幻想的に舞踊ります。
夏:魂まつり 橋之助さんの若衆と児太郎さんの舞妓との間を取り持つ、
芝翫さんの亭主。微笑ましかったです。
秋:砧 孝太郎さんが恋しい夫を待つ若妻を切なく表現。
冬:木枯 みみずくを演じる松緑さんと亀蔵さん、
沢山の木の葉が舞い踊りフィナーレにふさわしい豪華な舞踊でした。
人気のお二人が出演ということで見渡す限りほぼ満席でした。
全体の上演時間は短いものの、様々な演目が観られたことで大満足でした。




























