しっぽばなし 世界文化社

生活クラブの本の花束で紹介された、
世界で最も美しいと言われるハンドメイド絵本
「しっぽばなし」が届きました。
インドのチェンナイにある出版社タラブックスは、
古くから少数先住民族に伝わる芸術を、
一冊一冊手作りで美術品のような絵本にしているのだそう。
「しっぽばなし」は、
自分のかけがえのない価値に気付く、小さな猫の物語で、
アヌーシュカ・ラビシャンカール作
ツシャール・ワイエダ マユール・ワイエダ絵
谷川俊太郎訳で、
世界文化社から今年4月に日本語版が発売されたということでした。
その制作過程がYouTubeで紹介されていて、
紙を漉き、染め、一色ずつシルク印刷を施し、
最後は手作業で製本している様子を観ることができました。

厚みのある優しい手触りの紙に、
ワルリ族にルーツをもつ芸術家ワイエダ兄弟が
青・白・黄で表現した美しい挿絵が印刷されています。
子どものための絵本ではなく、
大人のための絵本といっていいでしょう。
リビングのいつでも手に取れる、眺められる場所に飾りました。

裏表紙には一冊ずつ手書きでシリアルナンバーが記載されています。
大切な宝物になりそうです。


































