ほし太の日向ぼっこ
マイクロカプセル香害 古庄 弘枝 著

数年前から周囲の洗剤や柔軟剤の香りが、
とても強くなってきているのを感じていました。
すれ違いざまに感じるにおい、
道を歩いていると排水溝から上がってくる、
シャンプーやソープのにおい。
スーパーの売り場には数多くの洗剤と柔軟剤が置かれ、
毎日毎日テレビからは繰り返し柔軟剤や除菌スプレーのCMが流れてきます。
何だかおかしいと思っていた時この本の存在を知りました。
この本には多くの人の体験が載っています。
全国各地、年齢も職業も様々なその方たちは、
ある日突然、息もできないくらいの症状に侵されます。
ベランダからやってくるご近所の柔軟剤の香りで、
激痛や息苦しさを感じる人。
職場にいられなくなってしまった人。
電車やバスに座ると他の人の柔軟剤の臭いが体に移染してしまうため、
外出もできず、
どこにも逃げ場のない苦しみを感じ続けている人がなんと多いことか。
花粉やPM2.5より恐ろしいのは、
柔軟剤に含まれる有害物質がマイクロカプセルという微粒子にされ、
そのまま血管に取り込まれ肺にまで及ぶこと。
この本に載っている事例は、
けして化学物質に敏感な人が過剰に反応してしまう特別な事例などではなく、
私たちも、誰もがいつ発症してもおかしくないと感じました。
これはもはや大気汚染といっていいほどの事態だと思います。
赤ちゃんに柔軟剤を使って洗った衣類を着せることは虐待ではないでしょうか。
という言葉がとても印象に残っています。
この情報を一人でも多くの人に知ってもらいたいと思います。
【ほし太の日向ぼっこ】
秋思

熟成干し芋達磨庵のホームページに、
干し芋歳時記というコーナーがあります。
毎月、季節の花や果物と一緒に干し芋を盛り付け写真撮りします。
簡単な文章も載せますが、
今月は「秋思(しゅうし)」というタイトルでページを作りました。
秋思というのは、俳句の季語です。
秋に感じる、そこはかとないもの寂しさのことをいいます。
日の暮れるのが早くなり、
色づいた木々もだんだんと葉を落とし、
木枯らしが吹くころ、
なんだか急に寂しさに襲われることがあります。
春爛漫のころや、暑い夏、寒さ厳しい冬には、
こんな気持ちになることはけしてないですね。
写真は、配達スタッフが摘んできてくれた野菊と、
姉からもらった蜜入りのりんご、
ミカンは、浜松でつくっている天下糖一(てんかとういつ)という品種。
小春日和の午前中、
葡萄のツルからの木漏れ日がまぶしいくらいでした。
この写真は採用されませんでしたが、
姉は気に入ってくれたようです。
【ほし太の日向ぼっこ】
ルバーブ

木版画の友人から珍しい野菜『ルバーブ』をいただきました。
とってもきれいな赤い色です。
タデ科ダイオウ属の多年草で、
日本ではショクヨウダイオウと呼ばれているそうですが、
これまではあまり食用として好まれていなかったようです。
長野の野菜直売場のようなところで買ったみたいで、
「時期はちょっと過ぎてるけど、ジャムにするのがいいよ」
と言われました。
見本に7月ころ作って冷凍しておいたという、
緑のルバーブのジャムも持ってきてくれたのですが、
野菜とは思えない酸味があって、
果物で作ったジャムのようでトロみもあり美味しかったです。
レシピも教えてもらいました。

「ちょっと家でおいてしまったのと、時期も過ぎた感じなので、
繊維がなかなか柔らかくならないから、
最初にフードカッターで細かくしてから煮るといいよ」
とも教えてもらいました。

繊維が柔らかくならないなら、力技で圧力鍋を使おうと、
ルバーブに分量の砂糖を混ぜてしばらく置き、
水分が出たところに、白ワインとレモン汁を入れて5分ほど煮てみました。
5分圧をかけてから10分ほど置き蓋を開けてみると、
まだしっかりみじん切りの状態のまま。
ジャムというより佃煮のようでした。
仕方がないのでもう一回今度は赤ワインを入れてもう5分煮てみました。
たいていの野菜はこれでかなり柔らかくなるはずですが、
やっぱりしっかり固形物が残っています。
色もこんなに変わってしまいました。
上手に作って次回の版画に持っていきたかったけれど、
味は悪くないですが、これはちょっと見せられないなぁ。
【ほし太の日向ぼっこ】
月曜断食 関口 賢 著

姪が、友人から2か月で5㎏痩せたという話を聞いて、
この「月曜断食」という本を買ってきました。
著者の関口氏は鍼灸治療院を営む方で、
修業時代、一日100人を超える
ダイエット目的の患者さんが訪れる治療院で断食と出会ったのだそう。
食べない=不食は、東洋医学において古くからある養生法で、
最大の目的は、酷使している胃腸を休め、本来の働きを取り戻すこと。
人は、体で使うエネルギーの約4割を消化活動に使っているといわれ、
次から次へと食べ物が送り込まれた状態だと、
本来は、健康な体にとって最も大切な、
傷ついた細胞の修復や回復が後回しになってしまい、
そこからさまざまな体の不調が起こるのだそうです。
胃腸の消化・吸収・排泄は、代謝、血流、免疫、ホルモン分泌、
自律神経にまで深くかかわっているため、
胃腸が正常化することで改善する症状の幅は驚くほど広く、
また、近年のさまざまな研究により、
人はカロリー摂取を抑えて空腹状態が続くと、
サーチュイン遺伝子という長寿遺伝子が活性化することが報告されている。
と書かれています。
と、そこで誰でも安全に、時間もお金もかからずに始められる、
月曜断食の方法が紹介されています。
月曜日は一日中、水以外は不食とし、
火曜日から金曜日の朝は、旬の果物と無糖のヨーグルト、
昼は野菜中心のおかずだけ、夜も野菜スープまたはサラダの野菜料理。
土曜日と日曜日は好きなものを食べる(ただし、量はこぶし2個分)。
という実践を一か月行うというもの。
そして姪が今週から取り組んでいて今日で3日目です。
なるほどこれなら確実に痩せるのは間違いないでしょう。
読んでいて「なるほど」と思うことも多く書かれていましたが、
私はご飯が食べられないのは嫌なので、実践はしませんが、
たまに一食抜いて胃腸を休めるのはいいことだと思い始めました。
とにかく姪の一か月後を楽しみにしています。
【ほし太の日向ぼっこ】
至れり尽くせり

友人のGちゃんは、静岡市の中心部(いわゆるおまち)に住んでいますが、
ご両親が山に畑を借りていて、かなりの量と種類のお野菜を作っています。
その恩恵に私もちょくちょく預かるのですが、
収穫したもので加工品を作るのもまた上手です。
例えばバジルソースや柚子胡椒、梅ジュースやお漬物もよく頂き、
今や我が家の食卓になくてはならないものです。
そしてこの時期は、Gちゃんとお母さんが二人で干し柿を作っています。
お隣の庭にある柿の木に毎年かなりたくさんの渋柿がなるようで、
それをお隣の方の代わりに作ってあげているそうです。
とった柿をお母さんとGちゃんが二人で競うように皮をむき、
自分が皮をむいた分は自由にしていいという決まりになっているんだって。
そんな大変な思いをして作った干し柿を、
私にも分けてくれました。
今週一週間ほど干したそうで、
ここまで乾けばカビることはないし、
あとは我が家のベランダでもう少し干したら完成です。
とってもありがたいです。

これが、Gちゃんが送ってくれたお隣の柿の木です。
普通一年ごとに豊作だったり、不作だったりしますが、
このお宅の柿の木は毎年たくさんの柿の実がなります。
おまち育ちの柿の木です。
【ほし太の日向ぼっこ】
月イチ歌舞伎『女殺油地獄』

今月のシネマ歌舞伎は近松門左衛門原作の『女殺油地獄』
人形浄瑠璃の演目として作られ、
近松が実際の事件をもとに書き上げたと言われています。
歌舞伎にも、映画化もされている有名なお話ですが私は初めて鑑賞しました。
今回は十代目松本幸四郎襲名記念公演を収録したものです。
後に凄惨な事件が起こることはわかっているので、
最初からドキドキしながら鑑賞しました。
前半は物語の主人公河内屋与平の人物像が丁寧に描かれます。
油屋の次男としてわがままに育てられ、
芸者遊びに明け暮れて借金を重ねている与平。
ついには家庭内暴力まで起こし遂に勘当されます。
同業の豊島屋の女房お吉は小さな娘を育てている人妻ですが、
弟のような与平の面倒を何くれとなく見ています。
勘当はしたものの、与平のことが気がかりな両親は、
お吉のところにやってきてお金と粽を与平に渡してほしいと頼みます。
両親も与平は困ったらお吉を頼ってくることがわかっています。
そんな親心にほだされて、与平にお金を渡す約束をするお吉。
ほどなくしてやってきた与平は、
お吉にさらなる借金を申し込み断られます。
不義となったつもりで貸せと無理難題を言っては断られ、
次第に狂気な様相を見せる与平に気づかず、
最後に商売に使う油を貸せと言われ、
それならばと背中を見せたお吉に襲い掛かる与平。
娘が不憫だから助けてくれと頼むお吉。
油まみれになりながらお吉を殺し金を懐に逃げる与平。
何とも言えない修羅場が展開されます。
与平には一つも共感するところがありませんでした。
その後のことは描かれていませんが、
おそらく与平は捕まり打ち首となり、
お吉の残された幼い娘、与平の両親と妹も、
みな不幸な人生を歩むことになったでしょう。
このような話はいつでも起こりうることで、
そこにこの物語の恐ろしさを感じました。
様々に変わる与平の表情を幸四郎さんがとてもリアルに表現されていました。
シネマ歌舞伎だからこそみられる迫力あるアングルもあり、
お吉役の猿之助さん共々役者の力量が素晴らしかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
食用菊

配達のスタッフがお客様の居酒屋さんから、
食用菊をたくさん戴いてきて分けてくれました。
日本料理の店などで、秋のメニューとして食用菊を口にすることはありますが、
家で料理することはほとんどありません。
もう10年ほど前に一度だけ山形の珍しい食材ということで、
『もってのほか』という紫色の食用菊を取り寄せたことがあります。
その時段ボール箱に一杯入った菊の香りがあまりにも強くて、
煮てもゆでても菊の強い香りでちょっと食べるのが苦手になり、
それ以来自分で買ってまで料理することはしなくなりました。

せっかく頂いたものなのでとにかく調理しなければと、
ガクから花びらだけを取り、
酢を入れたお湯でさっと茹でて、
甘酢とあえてみました。

もってのほかに比べて、菊の香があまり強くなく、
シャキシャキした食感でなかなか美味しく感じました。
今日のお昼のお弁当は、
牛肉、白菜、糸コン、玉ねぎ、豆腐のすき煮風、
ブロッコリーとキウイのマスタードマヨネーズ和え、
食用菊の甘酢和え、豚汁、
中トロ缶と人参、塩昆布の炊き込みご飯でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
SPAC演劇『ペール・ギュントたち~わくらばの夢~

SPAC秋→春のシーズン第二弾、
インドネシアの演出家ユディ・タジュディン氏の演出による、
『ペール・ギュントたち~わくらばの夢~』を観劇しました。
思い起こせばSPACの演劇にハマったきっかけが、
宮城さんの演出による『ペール・ギュント』でした。
SPACのペール・ギュントは、
舞台上に巨大な斜めのすごろくのようなセットでした。
シンプルでいて、随所に仕掛けがあり意外なところから役者さんが出てくるなど、
とても面白い演出でした。
ペール役の武石さんをはじめ個性的な役者さんたちが、
これでもかと演劇の面白さを見せてくれた
今でも大好きな演目の一つです。
ストーリーはペールという男の一生。
元恋人を結婚式から略奪してすぐに捨てたり、
トロルの娘と恋に落ちたり、
純朴な娘ソールヴェイを小屋に置き去りにしてそのまま何年も帰らなかったり、
山師のような仕事で設けたりと、なんだかひどい男のようですが、
武石さんの魅力なのか、
ソールヴェイが一途にペールを待っていて、
最後に彼女の子守歌を聴きながら生を終えるペールの姿に感動を覚えました。
今回はこのペール・ギュントを下敷きにして、
インドネシア、スリランカ、ベトナム、日本のアーティストたちが集結し、
旅をしながら共同作業で練り上げられた作品だということでした。
まずは、ペール・ギュントたちというタイトル通り、
ペール役だと思える人が複数いて、その都度変わります。
登場する女性たち(ソールヴェイやアニトラ)の独白があったり、
伝統や文化を象徴するもの、先住民や支配者たちが出てきたり、
頭の上に長い杖をのせ不安定なバランスを取りながらの動きなど、
一つ一つに意味があり、色々なシーンで考えさせられました。
アフタートークでのお話を聞いて、
この演劇は、ペール・ギュントを下敷きにしながら、
現代を生きる私たちそれぞれの物語を紡いだものと感じました。
それは演じる役者さんの人生、国の情勢、貧困や差別、
ジェンダーなどの問題を描き出していたのだと思いました。
【ほし太の日向ぼっこ】
静岡おまちバル 2019 その4

二回目のおまちバル4軒目は、
そろそろ終了のお店が増えてきて迷いましたが、
THE BIBANDAM というお店へ。
ここは18時から30時(朝の6時ということかな)
まで営業というとっても頼もしいお店。
普段なら絶対に足を踏み入れることのないビルの2階にあり、
通りにいてもかなりにぎやかな声が聞こえてきました。
そろりそろりと階段を上っていくと、
入り口には割れたグラスや器が積んであり、
入る前ちょっとビビりました。

あまり広くない店内では10人以上で飲み会の真っ最中。
ほぼ満席状態でしたが、横のソファ席に座らせてもらいました。
バルメニュは『メキシカン!チリビーンズタコス』と、
ドリンクは辛口のジンジャーエールをチョイス。
タコスはとっても美味しかったし、
普段なら絶対に来られなかった
若者たちのお店を体験できたのもおまちバルのだいご味です。

そして最後は決めていたお店『le moment(ル・モマン)』へ。
着いたらお店の前が長蛇の列で驚きました。
ちょっと入り組んだ場所にあるので隠れ家的なお店だと思っていたけれど、
ここの美味しさがけっこう広まってきたんだね。
TVのCMでおなじみの『思い出の交差点』を歌っている、
太田克樹&カテリンのお二人が、流しでお店を訪れたところでした。
これもおまちバルのイベントの一つです。
お二人で3曲歌って帰られましたが、かなり上手ないい歌声でした。

流しの後もしばらく待ってようやく入店できました。
バルメニュは、3点盛りかスイーツ盛り。
生ハムときのこのキッシュ、秋刀魚のコンフィ、紅あずまのグリルマリネか、
アップルパイと自家製シュトーレン、バニラアイス。
迷いますが最後はコーヒーにしたので、スイーツを選択。
とても珍しいイギリス生まれの青りんごを、
甘酸っぱいクッキー生地の中に閉じこんだという、
国産リンゴとは一味違うインパクトある酸味がとても美味しかったです。
二日に渡り合計10軒のお店を巡った今回のおまちバル。
初出店のお店が多く、静岡のおまちを知るいいきっかけになりました。
また何かの機会に行ってみたいお店も見つかりました。
【ほし太の日向ぼっこ】
静岡おまちバル 2019 その3

土曜日の夜、2回目のおまちバルに行ってきました。
1軒目はGちゃんリクエストのお店ヴェンティ・ウーノへ

バルメニューは、大人気の牛肉ステーキ(限定100食)。
おそらくもうないだろうなぁと思いながら、
7階に上がっていくと、店内はかなりの混雑。
「おまちバル2名いいですか?」と聞くと快く店内の奥へ案内されました。
そして出てきたお肉を見てびっくり!
かなり立派な大きさです。
専用のソースと揚げたてのポテトと生野菜までついていました。
ドリンクはモルツの生を選択し、
一軒目にしてお腹がかなり満たされました。

そして次はおでんBARへと勇んで向ったところ
満席で断られてしまい、
とりあえず絶対外れのないRestaurant PEPINへ。
バルメニューは、4種類もあって迷いましたが、
ジビエひき肉と豆のスパイス煮込みと自家製サングリアをチョイス。
Gちゃんは、バニラアイスと枇杷のコンポートとアイスティ。
さすがジビエというだけあってかなりな獣肉のフレーバー。
でもスパイスがきいていて美味しかったです。
枇杷のコンポートも一つ味見させてもらいました。

3軒目は前回の時から行きたかったお茶漬けのお店『よっ茶漬け』へ。

出されたお茶漬けのメニューがたくさんあって驚きました。
なんと13種類もありました。
その中から「ツンツンしらす茶漬け(三つ葉・ツンツン漬け・しらす)」
というのをお願いしました。
ドリンクは、ハートランドの生(小)です。

お茶漬けはSサイズらしく、ご飯の量は110gなんだって。
出てきたお茶漬けが、まず出汁と海苔の薫りが立ち上り、
シラスとツンツン漬けがいいアクセントになっていて、
気づけばビールを飲むのも忘れて一気に平らげてしまいました。
ここは朝の7時まで営業しているそうで、
機会があったら家族を誘ってまた行ってみたいです。
続く
【ほし太の日向ぼっこ】