ほし太の日向ぼっこ
『おみおくりの作法』 監督:ウベルト・パゾリーニ

数年前に観た「おくりびと」を思い出しました。
44歳のジョン・メイは、ロンドンに住む民生係。
仕事は孤独死した人の弔い。
本来なら火葬で済ませてしまうところを、
死者の人生を紐解き、誰も参列しない葬儀を一人で執り行い、
個人のために音楽を選び、弔辞を述べる丁寧な仕事ぶりでした。
そんな日々判で押したような決まりきった生活の中、
突然上司から解雇を言い渡され、
最後の仕事が、自分が住むアパートの向かいに住んでいた、
ビリー・ストークスの弔いでした。
ビリーの人生をたどる中で、
自分自身の人生と重ねていく様子が、淡々と映し出されます。
セリフはあまりなく、表情やふとしたシーンで心情が描かれます。
静かな映画でした。
そして最後わずかな希望の光が見えたかと思ったところで、
衝撃的な結末になります。
そのこと自体は悲しいけれど、
最後の最後に救われるシーンがあり、
鑑賞後の気持ちはとても温かいものでした。
死者の弔いは、
生者にとっても必要なものだと感じました。
素敵な映画でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
映画「I AM A HERO」 監督:佐藤 信介

続けて映画試写会に当たり「アイ アム ア ヒーロー」という映画を鑑賞。
事前にどんな映画かの情報は全く知らず、
大泉 洋さんが主演なのできっと楽しいだろうと思っていました。
が、その予想は見事に外れ、
ゾンビがいっぱいのホラー映画でした。
原作は花沢健吾氏の同名コミックなんだそう。
私はホラー映画が大の苦手で、怖いのは全くダメです。
試写会だと両隣は知らない人なので頼ることもできず、
ひたすら目を覆いながらの鑑賞でした。
鈴木英雄(大泉洋)は、10数年前に新人漫画賞を取って以来鳴かず飛ばすで、
漫画家(マキタスポーツ)のアシスタント生活を送っているが、
同棲中の恋人(片瀬那奈)との関係もギクシャクしがち、
ある日謎のウイルスが蔓延し、
人々がZQN(ゾキュン)と呼ばれるゾンビに変身し襲いかかってくる。
そして恋人のてっこもZQNとなってしまう。
(このシーン、とても怖くてちゃんと観られませんでした。
エクソシストと貞子を足したような…なんとも怖いシーンでした)
町から逃亡する途中に知り合った女子高生 比呂美(有村架澄)とともに、
アウトレットに逃げ込むことからさらにすごい展開に…。
長澤まさみ、塚地武雄、吉沢悠、岡田義徳など、
豪華なキャストに加えて、
ZQNの特殊メイクや、血しぶきなどの特殊効果のクオリティが高いのは、
怖いながらもよくわかりました。
怖いだけじゃなくて面白いシーンもあり、
エンターテイメントとしては楽しい映画ともいえます。
原作はまだ連載中ということなので、
もしかしたら続編もあるかも。
それにしてもみんなホント怖い映画が好きなのね。
【ほし太の日向ぼっこ】
背骨コンディショニング 日野秀彦 著 アチーブメント出版

姉妹三人、揃って長年の肩こりです。
整体やリンパマッサージ、運動などもやっていますが、
ほぐれるのは一瞬で、すぐに肩や首筋が凝ってしまいます。
少しでも肩こり解消に役立つかもという思いで手に取ったこの本。
紹介されているのは、
仙骨を背骨を整えて様々な症状を改善するというものでした。
簡単にできそうだし、何がいいって4種類の運動(体操)だけなので、
思い立ったらすぐにできることです。
姉にも読ませたら、毎日やっているようです。
私も三日くらい続けたら、
少しですが左側の股関節が柔らかくなるのを実感しました。
すぐに元に戻ってしまうので続けることが大切ですね。
(と言いながら昨日はサボってしまいましたが)
ということで会社のスタッフにも紹介したら、
会社の中でちょっとしたストレッチブームになりました。
筋トレ用にストレッチバンドというのを使うのですが、
百円ショップで簡単に手に入り、
なかなかのクオリティなので、
会社の近くのショップのは、
みんな私が買い占めてしまいました。
【ほし太の日向ぼっこ】
『美ST』6月号で紹介していただきました。

4月17日光文社より発行された雑誌「美ST」6月号に、
達磨庵の干し芋が紹介されました。
【美肌のためですもの「干し芋」がほしいの】
という特集の中で、
『大切な人へ贈りたくなる、こだわりの熟成有機干し芋』として、
達磨庵の熟成有機干し芋を紹介して戴きました。

干し芋を食べて期待できる効果として、
ダイエットにおすすめ
高血圧が予防できる
むくみが改善する
便秘が解消される
腸内細菌を育てる
アンチエイジングに期待
と、美にこだわりを持つ読者層に干し芋の魅力を幅広く伝えて下さっています。

管理栄養士の麻生れいみさんの干し芋料理なども紹介され、
カラフルでとても楽しいページとなっています。
女性誌でこのように特集していただけると、
地味な干し芋にもスポットライトが当たるようで嬉しいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
映画「殿、利息でござる!」 中村義洋 監督

久しぶりに試写会に当たり、
「殿!利息でござる」という映画を鑑賞。
阿部サダヲさん、瑛太さん、妻夫木聡さん、竹内結子さん、
松田龍平さん等の豪華俳優陣に加えて、
フィギュアの羽生結弦さんもお殿様役で出演されていて、
もうそれだけでも必見の価値があります。
上演前には、中村義洋監督と阿部サダヲさんの舞台挨拶があり、
静岡朝日テレビのアナウンサーさんをイジル様子が面白かったです。
その時に、監督と安部さん、原作者の磯田道史氏は三人とも1970年生まれと仰っていました。
この物語はチラシの奇抜さから、時代劇の喜劇映画だと思っていましたが、
実話だということにまずびっくりしました。
今を去ること250年前の江戸時代。
仙台藩内にある吉岡宿では、重い年貢に人々が苦しめられ、
夜逃げする百姓が続出していた。
それを憂いていた造り酒屋の穀田屋十三郎(安部サダヲ)が、
代官に直訴しようとしたところを、
知恵者の茶師・菅原屋篤平治(瑛太)が止めに入り
篤平治が苦肉の策として考えたのが、
千両(約3億円)貯めてお上に貸し出し、
お上から利息を取って町民に配るというもの。
宿場内の比較的裕福な商人にあたり出資を募りますが、
中々うまくはいきません。
何年もかけてやっとの思いで貯めた千両をお上に差し出すと、
仙台藩の財政担当役人 萱場杢(松田龍平)に却下される。
それからまた、すったもんだの挙句にようやく萱場に通してもらうが、
1000両は小判で納めなければならないのだと言われ、
さらに両替のために残りあと800文が必要となる…。
この話は実話と書いた通り、
原作は「無私の日本人」という本で、おそらく美談として書かれているのでしょうが、
十三郎は、実家の浅野屋から長男なのに養子に出されたことへの鬱屈した思いがあり、
アイディアを出した篤平治にしてもあまり乗り気でない様子が描かれ、
最初の頃仲間に加わった遠藤寿内(西村雅彦)は、
金儲けと勘違いしたりとか、
宿場を思う気持ちはそれぞれあるものの、
動機は自分の都合や感情を優先させていて、
けっこうリアルに真実味があって共感できました。
鑑賞後はいろいろな意味でほのぼのとした気持ちになれました。
面白かったです。お勧めです。
【ほし太の日向ぼっこ】
富士山折り

折り紙で折る富士山の作り方を探していたら、
トイレットペーパーで折る富士山というのがあって、
面白くて簡単だったのでやってみました。
よく次の人のために、
トイレットペーパーの先を三角に折ってあるのですが、
そこの部分を富士山にするというもの。
楽しいです。

でも、静岡県民としては宝永山は外せないところ。
ということで静岡県バージョン富士山にしてみました。
わかりにくいですが、
左側にチョコンと宝永山が出ています。
今日、父親を連れて病院に行ったので、
そこのトイレでも折ってきました。
次に入った人が少しでも笑顔になるといいな。
【ほし太の日向ぼっこ】
鯛めし

イトーヨーカドーのお魚屋さんに、
珍しく天然の鯛が売っていたので、
鯛めしにすることにしました。
お頭と切り身が2切れ入っていましたが、
お頭は前の晩に塩焼きにして、旦那様のおつまみになりました。
その時一緒に焼いておいた切り身を
ご飯と調味料と一緒に炊きました。

炊いている時はとってもいい香りでした。
が、どうも醤油が多すぎたようでしょっぱいご飯になってしまい、
仕方がないので、
緑茶をかけてわさびを添え、
上からブロッコリースプラウトをのせてお茶漬けにしてみました。
うん、これなら中々イケます。
また売ってたらもう一度リベンジして美味しい鯛めしを作りたいにゃ。
【ほし太の日向ぼっこ】
桐の箱

きれいに作られた桐の箱。
これは版画に使うバレンを入れるために作ってもらったものです。
木版画の教室に通う仲間に、桐たんすの職人さんがいます。
その方がメンバー全員に作ってくれました。
私が買ったバレン、正式名称は「ベアリングバレン」といって、
400個ほどのボールが埋め込まれたもの。
お値段も高くて1個2万円以上します。
でも本当に高いのは本バレンで、
江戸時代の製法そのままで名人が作ったものとなると、
なんと6万~8万円、最高のものとなると12万円というものもあるようです。
もちろんこれは、プロの方が使うもの。
とはいえ私のような初心者に、
2万円のバレンも猫に小判のような気もしますが、
下手でも失敗が少なく楽に擦れるので、
初心者こそ道具には気を使うべきとも思います。
とはいえ高い道具なので、この箱にしまって大事に使いたいと思います。
【ほし太の日向ぼっこ】
姪のパン

また姪がパン教室に行って作ってきたパンをもらいました。
一目見てお茶のパン?
とはわかったけど、
食べてみてビックリです!

中にお餅といろいろな甘納豆が入っていました。
『米粉と抹茶の豆大福』
という名前のパンなんだって!
中身は求肥なんだそう。
美味しくて楽しいパンでした。
誰かにプレゼントするのにもいいね。
【ほし太の日向ぼっこ】
漆塗り同好会

静岡市西部生涯学習センターで毎月2回、
漆塗りの同好会「田町ジャパン」の活動を行っています。
普段はそれぞれ好きなものに漆を塗って楽しんでいますが、
今回は、会長さんが毎年夏に東京芸大で漆塗りの講座に参加していて、
そこで習った技法を教えてくれるということになりました。
その技法とは「高蒔絵のひっかき」というもの。
器の表面に漆で模様を描き、漆が乾く前に上から銀粉を蒔き、
さらに金属棒のようなもので引っ掻いて模様を完成させます。
蒔絵を行う器は、細田先生が小さなお盆を作って下さり、
それを5月までに各自で拭き漆をして仕上げておくことになりました。
写真は、まず一回目に木がためのため、
テレピンで薄めた漆を一回塗ったもの。

生漆を薄めずに塗り拭きうるししたものと、
漆がはげてしまったメンパに塗りなおししたもの。

漆が余ったので、
木の写真たてのフレームとお菓子が入っていた木の箱にも漆を塗りました。
【ほし太の日向ぼっこ】