ほし太の日向ぼっこ
ふじのくに⇔せかい演劇祭2024 『楢山節考』

かちかち山の台所を観劇の後、
楕円堂で「楢山節考」を観劇しました。
原作は1956年に発表された深沢七郎氏の小説で、
その後何度も映画や舞台にもなっているので、
姥捨て伝説が元というお話はよく知っていましたが、
今回の楢山節考はとても強烈な体験となりました。
楕円堂の舞台は地下にあり照明がなければ漆黒の闇です。
舞台装置はなくほのかな明かりの下、
3人の俳優の肉体表現と発せられる言葉だけで、
そこは山奥の寒村となりました。
七十になったら行く「楢山まいり」を楽しみに準備するおりんは、
自分を捨てて他を生かすという究極の利他の心。
息子の辰平との親子の情や、辰平と後妻の玉やんとの夫婦の情も、
痛いほど伝わってきます。
圧巻だったのは楢山まいりの場面でした。
辰平の背に負ぶさるおりんは
言葉を発せず手の動きと表情だけでその崇高な精神を表現し、
辰平役の俳優が朗読する情景は怖いほどリアルでした。
チェロの生演奏がさらに場を効果的に浮かび上がらせるという
さすがの演出でした。
上演台本と演出は瀬戸山美咲さん。
鈴木忠志さんのSCOTが制作という納得のレベルの高さを感じました。
【ほし太の日向ぼっこ】
ふじのくに⇔せかい演劇祭2024 かちかち山の台所

ふじのくに⇔せかい演劇祭2024の初日は、
舞台芸術公園で「かちかち山の台所」に参加しました。
これは回遊型演劇というジャンルで、
興味深いのは間食付きツアーパフォーマンスとあったこと。
演出は石上夏希さんです。
舞台芸術公園は、景勝地日本平がある有度山の中腹にあり、
茶畑や竹林の中に野外劇場や楕円堂、
稽古場棟などが点在する自然豊かな場所です。
その芸術公園内を散策しながら、
また麓の平澤寺や、畑、公民館などを巡りながら、
昔話 かちかち山の世界を体験していきました。
タヌキやウサギ、おばあさんに扮した俳優たちの声や音楽を、
未だ昔話の世界に出て来そうな本物の自然の中で聴く体験は格別です。
最後に辿り着いた稽古場棟前では、
出演者全員で祭囃子の演奏で出迎えてもらい、
お話の結びの言葉「どんとはらい」でフィナーレ。


お楽しみの間食は、
タヌキに殺されてしまうおばあさんがついていた「粟餅」と、
タヌキ汁(婆汁)ならぬ「鶏汁」と「豆ごはんのおむすび」「新茶の冷茶」
いっぱい動いて体験した後に食べた味の何とも言えず美味しかったこと。
そうそう120分間ですっかりタヌキに魅了されてしまい、
舞台芸術公園に戻ってきた時、
木にかかっていた名札を「たぬき」と読んでしまいました。
(よく見たらくぬぎでした)
とても楽しい演劇体験でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
四月大歌舞伎

4月26日に千穐楽を迎えた四月大歌舞伎は、
久しぶりの仁左衛門さんと玉三郎さんの共演を堪能しました。
観劇したのは夜の部で、
1、於染久松色読販(おそめひさまつうきよのよみうり)から
土手のお六
鬼門の喜兵衛
お染久松は四世鶴屋南北原作の心中もので有名ですが、
それに関連した登場人物のエピソードの演目もあり、
以前「新版歌祭文 野崎村」を観ました。
今回はスポットが当たる登場人物がそれとは違いますが、
物語としてはつながっていて色々興味深かったです。
そして今回の主役土手のお六と鬼門の喜兵衛という悪者二人を
仁左衛門さんと玉三郎さんがとっても楽しそうに
息もピッタリに演じていました。
時にユーモラスで笑っちゃうシーンもありますが、
仁左衛門さんが剃刀を研ぐ場面は凄味があって息をのむほどでした。
2、神田祭
悪者の後にはがらりと変わり美しいお二人を堪能。
鳶の親方と芸者が一緒になるまでの舞踊で20分ほどの演目ですが、
20分とは思えないほどお二人が作りだす世界がとても素敵でした。
3、四季
春:紙雛 菊之助さんと愛之助さんが女雛と男雛で
五人囃子と一緒に春の夜を幻想的に舞踊ります。
夏:魂まつり 橋之助さんの若衆と児太郎さんの舞妓との間を取り持つ、
芝翫さんの亭主。微笑ましかったです。
秋:砧 孝太郎さんが恋しい夫を待つ若妻を切なく表現。
冬:木枯 みみずくを演じる松緑さんと亀蔵さん、
沢山の木の葉が舞い踊りフィナーレにふさわしい豪華な舞踊でした。
人気のお二人が出演ということで見渡す限りほぼ満席でした。
全体の上演時間は短いものの、様々な演目が観られたことで大満足でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
アマリリス

一年ほっぽらかしだったアマリリスの鉢から蕾が出て来ました。
実家のブドウの木の下に置いてあった鉢なので、
ブドウの芽は出ているし、
何より蔦がしっかりと木になってしまい、
アマリリスは相当肩身が狭そうでした。
春になったら植え替えてちゃんとしてあげようと思っていたのに、
それよりも早く花が咲きそうです。
アマリリス、頑張ったね。
【ほし太の日向ぼっこ】
八角

イトーヨーカドーの北海道フェアで珍しい魚が販売されていたので購入。
とても大きくて八角という名前のシールが貼ってありました。
調べたら正式名称は「トクビレ」というのだとか。
背びれと尻びれが大きいことからそう呼ばれるそう。

さっそく焼いてみました。
魚焼き器からはみ出すくらいの大きさです。
斜めに入れて少しシッポを折るくらいでようやくおさまりました。
開きになっているのでちょっと塩分高めでしたが、
油がのっていてプリッとした身がとても美味しいです。
のどぐろみたいな味わいです。
鱗は恐竜みたいな見た目で、
旦那様は皮ごとバリバリ食べていましたがかなり固いと言ってました。
中心にある背骨の方が柔らかかったくらいです。

頭以外は残さず全部戴きました。
見た目はちょっと怖いけどとっても美味しいお魚でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
えんどう豆

毎年自家栽培のエンドウ豆を送って下さる友人がいます。
昨日冷蔵便で届きました。
ずっしりと重いです。

さっそく冷凍保存するために鞘から豆を出しました。
皮がパキパキで新鮮そのもの、豆がぱんぱんにふくらんでいます。
亡くなった父も豆ごはんが好きだったので、
毎年自分でエンドウ豆を作っていました。
その頃は毎年この時期には美味しい豆ごはんが食べられました。
今は友人のおかげで同じくらい美味しい豆ごはんが食べられて、
感謝です。
沢山あるので豆ごはんが3回は炊けそうです。

せっかくなので少しだけさっと茹でておつまみにしました。
香りがよくて甘いです。
とっても美味しかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
生信玄餅

姪からお土産にと戴いた金精軒の「生信玄餅」
前から金精軒の信玄餅が美味しいと聞いてましたが、
食べるのは今回が初めてなのでとても楽しみです。

山梨のお土産として超有名な「桔梗屋信玄餅」とはちがい、
餅ときな粉、黒みつが別々に入っていました。
賞味期限は3日ととても短いです。
原材料は山梨県北斗市のブランド米「梨北米」100%使用で、
きな粉も地元で採れた大豆を自家焙煎し、
またお菓子作りで重要な水は地元白州の名水使用。

さっそく頂きました。
まるでつきたてのような柔らかなお餅と、
甘さ控えめなきな粉に、コクのある黒みつをかけます。
とっても美味しいです。
生信玄餅という名前は、
餅生地に入れる砂糖を限界まで減らしたため、
3日で固くなってしまうのでそう名付けたそうです。
本来のお餅の美味しさを堪能しました。
【ほし太の日向ぼっこ】
アボカド復活!

昨年水栽培していたアボカドが大きく育ったので、
土に植えたのが
しばらくしたら葉っぱが全部枯れて落ちてしまい。
もうすっかり枯れてしまったと思っていたアボカドの茎から、
また芽が出てきました。
冬の寒い間もベランダに出しっぱなしだったのに、
よく頑張って芽を出したね。
そのままにしておいてよかったです。

他の枯れてしまったアボカドの茎からも、
何となく芽がでてきそうです。

この鉢もすっかり枯れたと思い、
そろそろ土を入れ替えて他のを植えようと思っていたところでしたが、
もう少しだけ様子を見守りたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
椿のガク

先日から漆を塗っていた椿のガク。
かなりいい感じになったので、
一つだけブローチにしてみることにしました。

後ろ側を少しカッターで削って平らにし、
ブローチ用の安全ピンを接着剤で貼りました。
これから薄着になるので
ブローチの出番はあまりないかもしれませんが、
いつか使ってみたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
林家つる子のつるサブレー

友人が、落語家林家つる子さんの真打昇進披露宴に行き、
お土産に買ってきてくれました。
つる子さんが群馬出身ということにちなみ、
群馬名物「鶴サブレー」
(群馬県の形が鶴に似ているからということらしいです)
をもじってあるようです。
ちなみにもう一つの名物の「焼きまんじゅう」の味と、
やよい姫を使った苺味、ミルク味の3種類入っています。

味の違いがわかるかな?と心配しましたが、
サブレーにちゃんと味がわかる絵柄がついていました。
可愛いですね。
それぞれに味が違いとっても美味しかったです。
サブレーを一枚も割らずに持ってきてくれた友人にも感謝です。
私は林家つる子さんの落語はまだ聞いたことがないのですが、
女性(おかみさん)目線の芝浜を一度きいてみたいと思いました。
【ほし太の日向ぼっこ】