きらくな寝床
自然農の田んぼ2020 稲刈り つづき
10月21日、秋晴れの気持ちのいいお天気の中、
先日残ってしまった分の稲刈りに行ってきました。
面積は1/3くらいなので、1時間くらいの作業で終わる予定でした。
日曜日に刈った分の稲です。
田んぼ一面に草がかなりぼうぼうに生えているので、
ヒエや種が厄介な雑草はそのままにしておくとさらに増えると思い、
稲刈りが終わった場所から草刈り機で草を刈っていきました。
1人が稲刈り、一人が草刈りと手分けして作業です。
稲刈りと草刈りがほぼ同時に終了。
休みなくやって2時間半かかりました。
終わってみればこの前と同じくらいの稲の量となり、
作った稲架のサイズはピッタリでした。
稲刈りの後は石垣の草取りもしました。
これで田んぼがきれいになりました。
約3週間後に脱穀と唐蓑をかけます。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2020 番外編
稲刈りの後、大豆畑の様子を見に行きました。
葉っぱに虫食いが見られたものの、
まだ青々としていて収穫時期はもう少し先のようです。
全体的に大きく育ち過ぎたためか、
大豆の実のつき方は少ないように感じます。
仲間がやっている畑で、
「百舌鳥のはやにえがある」と教えてもらい見に行くと、
オクラの先端にきれいにバッタが刺さっていました。
はやにえは、エサの少なくなる冬の間の食糧となるようですが、
特に繁殖期前の1月にはやにえを食べたオスは鳴き声が良くなり、
メスにモテるという研究結果があるそうです。
共同田んぼの黒米と赤米。
ここは24日に稲刈りの予定です。
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自然農の田んぼ2020 稲刈り
10月18日、田んぼの稲刈りをしました。
前回共同作業で草刈りをしてから一か月ぶりの田んぼは、
草が生い茂り稲が見えないほど、
まさかこんなに草だらけになるとは思っていなかったのでびっくりしました。
手前から稲刈りを開始。
刈り取った稲には草がたくさん混じってしまうので、
稲を刈るより草を取り除くのに時間がかかりました。
今年は苗作りも上手くいき、
途中の生育も良かったように思っていたのですが、
分けつがあまり進まず少ないものは2、3本、
多くても24本までで大抵は10本以下という不作でした。
穂ができていてもそのまま白く枯れてしまっているなど、
“いもち病”にかかってしまった稲も見られました。
低温と多雨が原因のようです。
刈り取った稲は一握りくらいの束にして、
右、左、真ん中と重ねます。
ある程度刈り取って場所が開いたら、
先に稲架(はさ)を建てます。
3本の木で支えを作り、横木を渡して稲架の完成です。
長い稲架なら真ん中にも支えを作りますが、
今年の出来では短くてよさそうです。
刈り取って重ねてあった稲を昨年収穫した稲わら3本で束ねます。
藁をぐるっと一回りさせたら前で合わせ、
ぐるぐると三回ひねって差し込みます。
束ねた稲を稲架にかけていくのですが、
その時に、3束重ねた稲を両側二束と真ん中の一束に分け、
手前側に二束と一束が交互に来るように掛けます。
この日は午後から予定があり約2/3を刈りとって終了。
残りの稲刈りも今週中に行います。
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乾漆 その後
乾漆で作った板を五角形の形に成形し、
端を麦漆で貼り合わせました。
接着面を抑えるのに洗濯ばさみでは弱いので、
先輩手作りの補助具を借りました。
この道具はとてもよくできています。
接着してから丸一日たったので補助具を外してみたら、
ちゃんと接着されていました。
次回は底板を切って貼り付けます。
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麦漆
乾漆で作った漆塗りの板を成型するための糊として、
麦漆を作りました。
まずは強力粉を少しの水で練り、
耳たぶくらいの固さにします。
そこに同量の生の漆を混ぜて練りこんでいきます。
びよーんとトルコアイスのように伸びたら完成。
これを接着面に塗って貼り合わせて、
乾くまでしっかりと留めておきます。
貼り合わせたものの写真を撮るのを忘れたので、
また明日どうなったか紹介しますね。
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乾漆 その後
16日に作業した乾漆がいよいよ乾いて反ってきたので
板からはがしました。
はがしても反ったままなので
板の間に挟んで重しをかけておきました。
一つ気になったのは板に接着していた面が、
先輩の見本はツルツルで光沢がありましたが、
私のはガサガサで光沢もありませんでした。
先輩に写メを送ってみたら、
「それは貼り付けた板の関係かな、
板からちゃんとはがれたのなら問題ないと思います。」
と言っていただき、
この後、造形をして表面に漆を塗れば光沢も出るでしょう。
同じくらいの段ボールの板で作りたい形の模型を作ってみました。
次回からが楽しみです。
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自然農の田んぼ2020 共同草刈り
9月19日共同作業の草刈りがありました。
約2週間ぶりの田んぼはもう秋でした。
休耕田は草刈り機、柵の周りは鎌で刈ります。
真夏よりも涼しくなってきた今頃の方が草の成長が早いそうです。
6人で一時間半ほどの作業でした。
共同作業の後、大豆畑の様子を見に行きました。
草には全く負けずに益々勢いが増しています。
豆はできていましたがそれほど出来が多くなさそうなので、
大きくなり過ぎて栄養がそちらに取られている気がします。
彼岸の入りにはちゃんと彼岸花が咲きました。
つゆ草も群生になって咲いていました。
こちらは萩の花に似ていますが、名前はわかりませんでした。
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乾漆 その2
一日以上たった今朝、
貼り合わせた布の様子を見たらけっこう反ってきました。
先輩からは「2.3日たったら丸まってくるので、
そうなったら板から布を剥がすタイミングだよ」
ということでした。
昨晩は雨が降り気温も高めだったので漆もよく乾いたのでしょう。
(漆は気温も湿度も高いと乾きがよいのです)
それでも念のためもう一日置いて明日、
剥がしてみようと思います。
【きらくな寝床】
乾漆(かんしつ)
乾漆とは、木や土などの型の上に
麻布を漆で何重にも張り重ねて固める技法のことで、
木の漆器よりもある程度自由な形を作ることができます。
漆塗り同好会で、先輩から乾漆の技法を教わることになりました。
まず下準備(今回は綿製の寒冷紗を使います)
布を洗濯して糊を落とし、
乾かしてから作る大きさにカットしてアイロンをかけます。
正目で3枚、バイアスで2枚、
貼り付け板よりも一回り大きくカットしました。
今回は一時間で5枚の布を貼り合わせる予定です。
まず最初は糊漆をつくります。
米粉30gと水90㏄を鍋に入れ、
中火くらいでかき混ぜながら7~8分煮て、
透明感と粘りが出たら糊の完成(糊はあらかじめ作っておきました)
糊と漆を1:1で練り混ぜます。
まずは糊の半分の量でやってみます。
最初はマロンクリームのような色です。
チョコをテンパリングするような手つきで手際よく漆と糊を混ぜます。
だんだんとチョコレート色になって粘りが出たら完成です。
貼り付け板にヘラで糊漆を薄く伸ばしていきます。
一枚目の布をのせて上からヘラでしごきながらしっかりと圧着させます。
糊漆が布の上までしみ出るくらいになったら、
また糊漆をヘラで均等に伸ばしていきます。
これを繰り返して布を貼り合わせます。
3枚目の布を貼ったところで、
糊漆が無くなったので残り半分の糊と漆を混ぜてまた糊漆を作りました。
先輩は、
「この漆をたくさん使うところが一番のハードル」だと言っていました。
確かにたくさん使います。
5枚の布全部を貼り終わったところです。
このまま2、3日乾燥させてから板から剥がすと
乾漆シートの出来上がりです。
次回は麦漆をつかって作品の側板を張り合わせます。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2020 畔草刈り
9月6日、前回の草刈りから3週間がたちました。
『それぞれの田んぼの畔草が伸びてきているので、
各自田んぼに来た時に刈っておいて下さい』と連絡があったのと、
稲と大豆の様子が気になるので草刈りに行ってきました。
共同の黒米と赤米の稲にはちょうど花が咲いていました。
我が家の田んぼの稲も花が咲き終わったようでした。
穂が出たらもう田んぼの中には入らない方がいいのですが、
ヒエや種のしつこい草は抜いておきたいので、
それだけは草刈りしました。
その後は畔の草刈りです。
稲のすぐ際は手で刈りますが、
畔は草刈り機を使ってきれいにします。
水路に草が落ちてしまいそうなところは丁寧に手で刈ります。
田んぼの次は大豆の様子を見に行きました。
遠目でもわかるくらい、3週間前と比べてかなり大きくなっていて、
高さは大人の腰くらいまであります。
サツマイモでよくツルボケというのですが、
葉っぱが大きくなりすぎて栄養を取られてしまい、
肝心の芋が育たないことがあります。
大豆もそうなりはしないかと心配になるほどでした。
田んぼにはアキアカネがたくさん飛んでいて、
気温は高く真夏のようでしたが、
気分は秋を感じました。
【きらくな寝床】