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漆塗りの…。

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今月は西部生涯学習センター主催の講座『漆塗りの弁当箱作り』のお手伝いをしています。
先週までに、生漆を二回、呂色漆を一回塗った菓子盆に、
今回は赤の色漆を塗りました。

その色漆が乾く寸前にマコモの素というパウダーをかけます。
その状態が写真。

これは「乾口(ひくち)塗り」という、
主に鎌倉彫の仕上げに使われる技法なんだそう。
来週この上から研いで(磨いて)下の漆を出します。

先輩に教えて戴いたのですが、
下に赤、上に黒色の漆を塗ったものが根来(ねごろ)塗り。
これは主に男性用で、
下に黒、上に赤色の漆を塗るのが曙塗りという女性向け。

そして昔は使い込むうちにだんだんと下の漆が見えてくるというのが本来の形なんだそう。
でも多分それは代々何十年も使ってこそ見えてくるもの。

現代では最初から時代をつける(古く見せる)ための技法としてできたのが、
この乾口塗りだということでした。

何しろ乾く寸前にマコモの素をかけなければならないので、
部屋を臨時の室(むろ)にして乾かすのが大変でした。
暖房をかけ、近くのスーパーに段ボールを貰いに行き、
段ボールの蓋を雑巾で湿らせて湿気を与えました。

結果、なんとか時間内に全員マコモの素をかけることが出来ました。
来週どんな出来になるのか楽しみです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2014年11月27日 15:51