川へ おちた たまねぎさん 村山籌子作品集3

NHKEテレの番組2355のコンテンツの一つ、
「今夜の一行目」で紹介された本がとても気になりました。
それはこんな一行でした。
「ある 町に、ジャガイモ・ホテル という やどやが ありました。」
タイトルも一緒に紹介されるのですぐにメモにひかえておき、
「川へおちたたまねぎさん」で検索すると、
一番近くの静岡市立南部図書館にも所蔵されていました。
児童文学にはけっこう詳しいつもりでしたが、
村山籌子さんという方のことは知りませんでした。
それもそのはず、1903年(明治36年)に生まれ、
1946年(昭和21年)に亡くなられていました。
主に「コドモノクニ」(婦人画報社)で作品を発表されていたそうで、
数年前に復刻版の「コドモノクニ」を買ってあったので探してみましたが、
村山籌子さんの作品は掲載されていませんでした。
本書には童話11編と童謡、絵ばなしが掲載されています。
やさしく、美しい日本語で書かれた文章と、
ご主人の村山知義さんが描く挿絵がとてもかわいらしくて、
物語の世界をさらに引き立てます。
こんなに素敵な児童書を久しぶりに読みました。




























