エンジェルストランペット
時々見かける大きなラッパのような花が下向きにつくこの木、
何ていう植物なのかずっと気になっていましたが
ようやくわかりました。
茄子科キダチチョウセンアサガオ属の
「ブルクマンシア」という名前らしいのですが、
これだと人気が出ないため、
「エンジェルストランペット」という通称がついたようです。
名前のイメージって大事ですね。
エキゾチックな見た目で、てっきり最近の花かと思ったら、
日本には江戸時代に伝来。
それと、アルカイド系の毒をもっているそうで、
華岡青洲が日本初の麻酔薬の実験に使用したのもこの植物の仲間。
毒にも薬にもなるのです。
「まんだらけ」とか「気狂いなすび」などとも呼ばれるようです。
以前、やっぱりきれいな花を咲かせる夾竹桃も毒がある木と知り、
意外と身近に毒性を持つ植物がはえているんだなぁと驚いたのを思い出しました。
それ以来、干し芋の撮影に植物を使う時には、
毒性がないかを調べるようになりました。