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エンジェルストランペット

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時々見かける大きなラッパのような花が下向きにつくこの木、
何ていう植物なのかずっと気になっていましたが
ようやくわかりました。

茄子科キダチチョウセンアサガオ属の
「ブルクマンシア」という名前らしいのですが、
これだと人気が出ないため、
「エンジェルストランペット」という通称がついたようです。
名前のイメージって大事ですね。

エキゾチックな見た目で、てっきり最近の花かと思ったら、
日本には江戸時代に伝来。
それと、アルカイド系の毒をもっているそうで、
華岡青洲が日本初の麻酔薬の実験に使用したのもこの植物の仲間。
毒にも薬にもなるのです。
「まんだらけ」とか「気狂いなすび」などとも呼ばれるようです。

以前、やっぱりきれいな花を咲かせる夾竹桃も毒がある木と知り、
意外と身近に毒性を持つ植物がはえているんだなぁと驚いたのを思い出しました。

それ以来、干し芋の撮影に植物を使う時には、
毒性がないかを調べるようになりました。

【ほし太の日向ぼっこ】

秋の味覚『日本料理 治作』 さん。

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秋は滋味あふれる美味しいものがたくさんあります。
治作さんで、いつものようにおまかせの料理をいただきました。

まず最初は、
焼き銀杏とむかご
きれいな翡翠色の銀杏は、甘みとちょっとした苦味渋みがあります。
むかごは、こんなに小さくても山芋のほっこりとした味わいが楽しめます。
料理の幕開けとして申し分ないです。

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いつもはもう少し後に出てくる治作名物『胡麻豆腐』
ねっとりとした食感と胡麻の濃厚な味わいが官能的です。

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飯蒸しはなんと、焼き松茸がのっていました。
岩手県産の松茸が今年は豊作と聞きました。

蒸したもち米の上に大きな松茸が贅沢にのせられていました。
スダチをたっぷり絞って、
松茸の繊細な香りと食感がより引き立ちます。

これから産地が岐阜へ移っていくそうです。

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お造りは、金目鯛、赤貝、アカイカ、平目、鮪。
赤貝と鮪以外は塩でいただきます。
運転でお酒が飲めないのが残念なくらい美味しいお造り。

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松茸の時季定番の土瓶蒸し。
名残の鱧も一緒に楽しみます。

もう何も言えないくらい滋味あふれる味わいに、一同感動。

一年に一度の幸せです。

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焼き物は、アマダイ、太刀、クロムツ、牛肉、鴨から選びます。
私は今回は鴨。
ヘルシーに、長ネギをたっぷりのせてマスタードと醤油でいただきます。
牛肉とアマダイも少しづつ味見させてもらいましたが、
どれも本当に美味しいのでいつも迷います。

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食事も、栗おこわ、へしこ茶漬け、すっぽん雑炊、素麺から。
秋なので、栗おこわにしましたが、へしことすっぽんにもかなり惹かれました。
栗と一緒にむかごも入って、秋しか食べられない絶品ご飯。

アオサのお味噌汁、しば漬けと一緒にいただきます。

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最後デザートは栗蒸し羊羹。
ゼリー寄せとくずきりも選べましたが。
やっぱり秋はこの栗蒸し羊羹で決まりです。

今回も堪能しまくった治作さんでした。
あー幸せ!!ご馳走様でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

便利な道具

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干し芋の袋に貼ってあるシールは、
すべて手作業で貼っています。

この道具は熟練のシール貼りさんが考えたもの。

箱に袋をクリップで止め、
袋を抑える板に中心と左右の目印を書いて、
一枚づつめくりながら貼っていきます。
そうすると同じ場所に曲がらずにシールを貼ることができます。

最初はしっかりしたお菓子の箱を使っていましたが、
スタッフが素麺の木箱を持ってきてくれて、
それで作ったらピッタリでした。

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貼っていくとこんな感じになります。
紙の箱だと使っているうちにだんだんとヘタってきますが、
木箱だと丈夫でいいです。
ただ、袋のサイズに合せて箱を鋸で切らなければならないのが、
ちょっと面倒でした。
まさか会社でDIYをやるとは思わなかったなぁ。

【ほし太の日向ぼっこ】

達磨庵歳時記10月

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10月は「秋の夜長」にしようと文章を書き始めましたが、
書いているうちに「読書の秋」っぽいなあと思ったので、
写真もワインを飲みながら読書するというコンセプトにしました。

本文に登場する更級日記の一節は、
高校生の時に田辺聖子さんの「文車日記」という本で知り、
ずっと心に残っていました。
ただそれが何の本だったのか忘れてしまい、
図書館に探しに行って更級日記ということが判明。
作者は、菅原道真の子孫である菅原孝標の娘。
母の異母姉は「蜻蛉日記」の作者藤原道綱の母。
物を書く仕事に従事していた家族らしいので、
千年も読まれ続ける随筆が誕生する土壌がもともとあったのです。

写真の中、
猫のブックスタンドはもともと持っていたお気に入り。
そこに好きな本を適当に置いてみたら、
写真で見ると本が目立ち過ぎたので、
いくつか差し替えて撮りなおしました。

今回も素敵なお皿とワイングラスは、
いつも協力してくれるスタッフの私物。
配達しながら、頑張って秋の草花も探してきてくれました。

猫じゃらしに、小判草、七変化と可愛いアクセントになっています。
ただ七変化の実には毒があるらしく、
干し芋のお皿には一緒にのせられませんでした。

赤ワインのいい香りに撮影しながら酔いそうでした。
撮影後には美味しくいただきましたが、
チーズと熟成干し芋の相性もバッチリでした。

よろしければ 熟成干し芋 達磨庵の本サイトにて、
歳時記のページも合わせてお読みください。

【ほし太の日向ぼっこ】

秋刀魚の和風コンフィ

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美容院に置いてあった雑誌に載っていたレシピで、
秋刀魚の和風コンフィを作ってみました。

コンフィとは、フランス南西部が発祥の、
肉を保存させるために考えられた調理法です。
塩をすりこんだお肉を、
ひたひたの油の中で低い温度でじっくりと過熱した料理です。

今回は秋刀魚を使ってしかも和風というのがミソ。

①秋刀魚4匹は頭としっぽ、内臓を除き水気をよく拭いて、
醤油、酒各大さじ1、塩小さじ1/2をからめて30分ほどおく。

②長ネギ、ごぼう各1本づつは、4~5cmに切る。
しめじ1パックは小房に分ける。
ショウガ3かけは薄切りにする。

③フライパンに長ネギ、ごぼう、しょうがを入れて塩小さじ1/4をふりかける。

④秋刀魚の汁気を拭き取ってから入れ、
赤とうがらし3本、粒胡椒(黒)20粒加え、
菜種油をひたひたに注ぎ中火にかける。

⑤油が温まってきたら、ごく弱火にして泡がふつふつと出る状態で、
30分ほど煮る

骨ごと食べられるということでしたが、
いささか気になるので私は出しました。
旦那様は食べていました。

シンプルな味付けなので、
日本酒にもワインにもあったようです。

下ごしらえさえしてしまえばあとは簡単なので、
人が集まった時の料理の一品としていいと思いました。
今度はお肉でやってみたいです。

【ほし太の日向ぼっこ】

ばかうけ

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新潟市には、新潟せんべい王国なるお煎餅のテーマパークがあるそうで、
このイカ七味マヨネーズ風味のばかうけは、そこの一番人気なんだそう。

いつもの通り友人の後藤さんにいただきました。
袋を開けた途端、マヨネーズの香りがとてもします。
そしてピリッと辛い七味が効いていて今までにない味わいです。

おせんべい好きの私としては、一度は行ってみたいテーマパークです。

【ほし太の日向ぼっこ】

ビルボードライブ

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毎年楽しみにしている、佐野元春& THE Hobo King Band の
Billboard Live「Smoke & Blue 2016」に行ってきました。

平日開催なので、昼すぎにはみんなに悪いなぁと思いつつ早引け。
こればっかりは絶対に行きたいのです。

Billboard Liveは、コンサートホールで演奏するような曲とは一味違う、
あまり聴けないような曲や、
オリジナルをJAZZやボサノバ風にアレンジして格好よく聴かせてくれます。
あの名曲がビックリするようなアレンジで演奏されたり、
初期の頃の懐かしい曲もあり、
全15曲、約1時間半のLiveを堪能しました。

これから行く人のためにセットリストは書きませんが、
1曲だけ「風の手のひらの上」を聴いた時、
「ああ、この曲はボブ・ディランの“ 風に吹かれて” だ」と感じました。
佐野さんの曲は長年聞いていても、
聴くたびまたいろんな発見があります。

現在、セルフカバーアルバムを制作中と聞きました。
早く聴きたいです。やっぱ元春サイコーです。

【ほし太の日向ぼっこ】

「サラダホープ」

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友人の後藤さんから新潟のお土産でいただいた
「サラダホープ」というあられ。
新潟県内だけしか販売されていないのだそうです。

いかにも亀田のあられっぽいパッケージなので、
違和感がなかったけれど、
確かに、見たことも聞いたこともありませんでした。

味は「まろやかな塩味」と「海老しお味」
という二つあるけどなぜかどちらも塩あじ。
新潟県民が塩味が好きなのかしら?

伯方の塩をしようしているそうで、
程よい塩加減がいいです。
調べたら1961年から販売されているロングセラー商品でした。
これだけ長く販売しているのに何で新潟県内だけなのでしょうか?
でも、日本全国どこにでも売っているものだらけだから、
たまにはご当地だけの商品があってもいいですね。

美味しかったです。

【ほし太の日向ぼっこ】

「ない仕事」の作り方 みうらじゅん 著 文藝春秋

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ふと気づけば世の中には、
みうらじゅんさんが仕掛けたものがあふれていました。

「ゆるキャラ」…ゆるいマスコットキャラクター
「いやげもの」…もらっても嫌なダサいお土産物
「とんまつり」…とんまなお祭り
など、みうらじゅんさんが名づけて、
初めてカテゴリーができたもの。
そのままでは、決してはやらなかっただろう物が、
何だかいいじゃんと思わせるまで、
まず自己洗脳して、自分が徹底的に好きになる。
そして、一人博報堂の活動によって世間に広く流布させていく。

子どものころのエピソードで、
すでにクリエイターな片鱗を見せているところも面白かったです。

町中に溢れる看板だけを集めて般若心教を作るなど、
思わずうなってしまうほど目の付け所というか、
ひらめきというのか感覚が人とは違って面白い方だなあと思いました。

楽しく読みました。

【ほし太の日向ぼっこ】

君の膵臓を食べたい 住野 よる 著

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タイトルが衝撃的でどんな内容なのかと思ったら、
ほろ苦い青春小説でした。
この前まで読んでいた「坂の途中の家」に比べると、
読みやすくてスイスイと一気読み。
なんとなく「世界の中心で愛を叫ぶ」を思い出しました。

人とのかかわりを極力避けて生活していた主人公は、
クラスでも目立たない存在。
彼が、偶然病院の椅子の上に置かれた「供病日記」なるものを見つけ、
最初のページを読むと、膵臓の病気で余命一年という内容。

それを書いたのは、クラスメートの「咲良」。
彼女は周囲に病気を隠し明るい性格で人気者。
それ以来急速に親しくなっていく二人の会話が中心に物語が進んでいきます。

その会話が高校生とは思えないほど、
ウィットに富んでいてテンポよく進んでいきます。
咲良と出会い次第に変化していく彼の心情が、
微笑ましく感じました。
思っていたのとは違う展開に驚きましたが、
読後感はよかったです。

最近本離れしている人にお勧めです。

【ほし太の日向ぼっこ】