なくなりそうな世界のことば 吉岡 乾 著 西 淑 イラスト
この本を見たときすぐに「翻訳できない世界のことば」という本を思い出しました。
でもこの本は20cm×17cmほどの小さな絵本です。
著者のまえがきに、
『1ページ、また1ページとめくるたび、
考えたこともないような遠いどこかで、
聞いたこともないような名前のことばが話されていることに、
どうか思いを馳せてみてください。』
とあったように、
ページをめくっていくだけで、
世界各地の彼らの日常が思い浮かぶようでした。
多くの人が話す「大きな」ことばと、
限られた人が、限られた地域の生活の中で話す「小さな」ことば。
日本でも方言が見なおされてきている様に、
この「小さな」ことばに秘められた宝石のような輝きにとても心惹かれました。
「ルルン」ということばは、
ペルーで話されている、アヤクチョ・ケチュア語で、
「農作物が豊富に実っている様」だそう。
何だかこちらまで楽しく、笑顔になれる気がします。
ページをめくっていくにつれ、
話者数が90万人のことばから、
だんだんと少ないことばになっていき
最後には0人となってしまったことにとても寂しさを感じました。
この本は手元にいつまでも置いておきたい本です。





