自然農の田んぼ 竹の切り出しと草取り
稲刈りをした後、刈った稲を干すための場所を稲架(はさ)といい、
天日干しにすることを稲架かけ(静岡ではハザカケ)と言います。
その稲架を作るために必要な杭を準備するための共同作業、
竹の切り出しがありました。
直径が6~7センチくらいの細い竹を切り、枝を掃います。
普通はのこぎりでやるのですが、竹の枝で竹を掃うツワモノもいました。
切り出した竹は180センチくらいの長さに切りそろえます。
ほとんどの竹がちょうど3等分でした。
切りそろえた竹は、各自が使うときに先を細く加工して、
稲架を支える杭として使います。
竹の切り出しの後は、田んぼの草取りです。
例年この時期はもう草取りはしないのですが、
今年はこの種がつく草が大発生してしまったので、
急きょ草取りを敢行することになりました。
種が落ちる前にやらなければならないので必死で刈りました。
稲の何倍もの草に覆われた田んぼでしたが、
なんとか午後三時過ぎに終了しました。
稲刈りの方が楽だと思うくらい大変でした。
お昼のお弁当は、玄米のおむすびに塩漬けの大葉を巻きます。
茄子の揚げ焼きと切干大根の煮物。
おやつに干し芋を持っていくとみんなに喜ばれます。
一本だけ青々として丈が長く、
分けつも多い周りの稲とは明らかに違う稲が育っていました。
どんなお米ができるのか楽しみです。