
10月6日に自然農の田んぼ見学会がありました。
前日の雨から一転、
よく晴れて10月とは思えないような真夏のような日差しと気温でした。

まず最初は共同で栽培した米粉用の品種「みずほちから」の田んぼから。
左端の2列は友人が管理していた稲で、他の列が共同の管理でした。
比べると明らかに違いがあります。
共同の管理をしていた方は稲の分けつが少なく穂の付き方もマチマチです。
この差は草の管理をしっかりやれたかどうかだそう。
草取りはタイミングとやり方が大事だということがよくわかりました。

その後は順番に各自が管理する田んぼを回り、
どんなやり方をしたかの説明を聞きました。
苗の作り方、草のとり、畔とモグラ穴の対処、水の管理など、
田んぼごとに様々な苦労があり、
それぞれが頑張った成果が見られました。
今年は全体的に直まきの苗の成長が悪く、
苗床で作った苗の方がよく育っていました。
我が家の田んぼでも、直まきの発芽率がよくなかったので
苗が足りず田んぼ全体に植えることが出来ませんでした。
また、草取りのタイミングが
台風の雨や出穂で入れなかった期間が長く、
最後は草の勢いに押されてしまったように感じます。
ただ上の田んぼから温かい水がよく入ったそうで、
思ったよりもよくできていると言われました。

こだわりを持って様々な品種を育てている仲間もいます。
これはとても背が低く実が丸っこいまるで雑穀のように見える黒米。
大黒?という名前だそうです。

これは緑米の仲間で「ハッピーグリーン」という品種だそう。
福岡正信さんの農園で作られたお米なんだとか。

面白いと思ったのは、
種もみを浸水させた時に水に浮いてしまった籾を、
たい肥のところに混ぜたら芽が出てきたので、
一番最後に田んぼに移植してみたという稲がとてもよく育っていました。
適度な栄養分があるところで発芽した苗は
その後の成長もいいのかもしれないと思ったそうです。
午前十時から始まった田んぼ見学会ですが、
約二時間かけて今回参加した9家族の田んぼを回りました。
【きらくな寝床】