
バストロンボーンという楽器の、
ソロの曲を聴く機会は今までありませんでしたが、
「ブラスオルケスタ静岡」の演奏会に行くようになって、
この星野舞子さんのファンになりました。
音楽には、人を幸せにする力がありますが、
同時にその音楽を奏でる人の、人柄までも演奏に出るように感じます。
星野さんの音楽は、
ご本人が音楽を心から愛する気持ちが伝わってきて、
聴いているこちらも楽しく幸せになります。
一部はリサイタル形式で、
難しい大曲が多かったのですが、
初めて聴くバストロンボーンの世界を堪能することができました。
久米涼子さんのピアノも素晴らしかったです。
二部は、
それこそ星野さんの真骨頂。
ブラスオルケスタのメンバーと楽しく
エネルギッシュな演奏を聴かせてくれました。
星野さんの大学時代の同級生鈴木太一さんの編曲による早春賦や、
プログラム最後の、静岡交響楽団打楽器奏者で編曲家の杉浦邦弘氏が
編曲したFesta Artro(大トロ祭り)など聴き応え充分でした。
アンコール最後のチック・コリアの「スペイン」は、
エイトカンパニィ主催「GOLD POP~ゴールドポップ~ コンテストHP」
にて最も優れた演奏に選ばれたというだけあって、
迫力ある渾身の演奏でした。
たまたまチック・コリアがオーケストラと共演した
「スペイン」のCDを聴いたばかりだったのですが、
ブラスオルケスタ静岡の演奏の方がずーとよかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】