きらくな寝床
自然農の田んぼ 2021 田植え
6月12日に田植えをしました。
今年は苗床をやめて直播にしたのが1/3、
先日、共同の田植えのあとに、
余った箱苗を戴いて先に田植えをした部分が1/3、
残り1/3の場所に間引きした苗を植えます。
前日に田んぼの水を止めてもらったので、
田植えをする場所の草刈りから始めます。
草刈りが終わるのを待っている間、
間引きしながら苗取りと草刈りをしました。
けっこう密集して籾を蒔いたつもりでしたが、
出てきた苗はそれほど多くないので、
発芽率が良くなかったのか、鳥に食べられてしまったかです。
来年も同じ方法でやるとしたらもう少し広い面積が必要と感じました。
ここはうまくいった場所。
間引き苗がけっこう採れます。
苗取りと草取りが終わった田んぼです。
まだ苗はひ弱ですが、
種からそこで根をはっているので心配ないでしょう。
ある程度苗が揃ったので田んぼに植えていきました。
前日まで水が入っていた田んぼは、
土が柔らかくなっていていつもの田植えよりも楽でした。
開始から3時間半。
最後の方は足りない本数を間引きしながらでしたが、
何とか残り1/3の場所に苗を植え終わりました。
終わったらすぐに水を引き入れました。
仲間の田んぼも従来通りのやり方で、
田植えが終わっていました。
きれいに植えられています。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2021 箱苗の田植え続き
共同の田んぼに植えた箱苗がまだたくさん余っていたので、
マイ田んぼにも植えることにしました。
今年は苗床を作らなかったため、
田んぼ全体に植えられるほど苗が育つか心配だったというのもあります。
田植えをする予定はなかったのでまずは草刈りです。
今年は草の種類が変わって急に増えたのがひっつき虫と言われる雑草。
とにかく種が服や手袋にくっついてしまい厄介です。
調べたらオナモミの仲間のようです。
ここで師匠から「今年の夏はあまり草を取り過ぎない方がいいよ」
と有難い忠告が。
「夏の草は地力を上げるのに役に立っているから、
稲が負けない限り草はなるべくはやした方がいい。」とのこと。
我が家は草取りに行くとついつい徹底的にやってしまうので、
それで草の種類が変わったようです。
さて草刈りが終わったところから田植えです。
共同の田んぼは1本か2本植えでしたが、
余った苗はもう使われないと思うと、
勿体ないのと可哀想で、
ついつい数本づつ植えてしまいました。
全体の1/3位の面積に植え終わり、マイ田んぼにも水を引き入れました。
まさかの田植えとなりましたが、
残りの1/3は間引きした苗を植えればちょうどいい感じになりました。
今年は色々と初めて続きです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2021 共同田んぼもち米の田植え
5月30日、共同でもち米の田植えがありました。
ご近所の方から箱苗の余りを戴いたそうで、
それを植えるため急遽招集がかかりました。
これがもち米の箱苗。
田植え機で植えるので規格の箱にびっしり苗がはえています。
自然農の苗とは全く違います。
沢山あるのでいい苗だけを選抜して、
1本か2本づつ植えていきました。
弱々しく見える苗ですが根っこは意外と長く伸びていて、
引きはがすのが大変でした。
田んぼ全体に植え終わったらすぐに水を入れました。
来年のお正月に、
収穫したもち米で餅つきをするのが今から楽しみです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2021 草刈り
5月22日、籾まきをしてから2週間がたちました。
仲間から「発芽しているよ」と教えてもらい、
籾の様子を見ながら草取りに行ってきました。
遠くから見たら2週間前と変わらない田んぼの様子でしたが、
近づいてよく目をこらすと撒いた切り藁の間から、
確かに稲の芽が出ている様子が確認できました。
この日は共同作業もあったので、
手分けして草刈り機で休耕田の草刈りをしました。
けっこう広いので、
ここまでやるのに一人で2時間半くらいかかりました。
その間にマイ田んぼでも草取りです。
切り藁をどけてから稲の周りにはえてきた雑草を抜いています。
カイワレの芽のように細くて小さいので指先でつまんで抜いていきます。
こちらは根気のいる作業です。
籾は3~5センチ間隔くらいで蒔いたのですが、
出た芽はまばらで、発芽率が悪いのか鳥に食べられてしまったのか、
それともこれから芽が出てくるのかまだわかりません。
このままだと田んぼ全体に植えられる数の苗ができるか少し心配ですが、
初めての試みなので上手くいくことを祈っています。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2021 籾まき
5月8日、田んぼの籾まきに行きました。
例年籾まきは4月の最終週に行っていたので約2週間遅れです。
仲間たちの田んぼにはすでに苗床がいくつもできていました。
少しでも時間を稼ごうと思い、
4日前から籾を浸水させたのですでに発芽が始まりいい状態です。
いつも通り苗床を作る予定でしたが、
自然農の師匠町田さんが、今年初めての方法を試していました。
それは直播(じかまき)と苗床の中間のようなものでした。
直播というのは、田植えをせずにそのまま籾を田んぼに撒いて育てること。
苗床は籾をまいて苗を作り、育った苗を田んぼに植える方法です。
さて町田方式はというと、
田んぼ全体の1/3~1/4のスペースに畝を作り、
そこに3~5センチ間隔で籾を蒔きます。
ある程度苗が育ったら間引いて、その苗を残りの田んぼに植えるという方法。
これには籾が発芽していることが絶対条件で、
そうでないと草に負けてしまうからです。
町田さんが撒いていたのは黒米だったので写真ではわかりにくいですが、
10㎝~15㎝間隔で蒔いていました
幸い我が家の籾も発芽しかかっているので、
我が家もその方法を取り入れることにしました。
まずは籾を撒く場所の草刈り。
表土まで削れるくらい丁寧に行います。
ある程度スペースが出来たら手分けして籾を蒔き始めます。
軽く土をほぐし草の根を取り除いてから、
籾を5㎝ほどの間隔をあけて撒き、土をかぶせました。
これは発芽率が悪かった時のために少し多めに籾を蒔きたいから。
草刈りが終わったら二人がかりで、
マイ田んぼの1/3程のスペースに籾を撒き終わりました。
次に藁を細かく切って蒔いた籾の上にかぶせます。
これは保温と保湿のためです。
藁をかぶせ終わったら、畝の間に刈った草を置いて終了。
ここまで二人で約4時間半ほどかかりました。
けれど田植えの手間を考えると、
この方法が上手くいけばかなりの時間節約になります。
二週間後が楽しみです。
【きらくな寝床】
手作り味噌 本番
1月31日の日曜日、いよいよ味噌づくりの本番です。
快晴で暖かく外で作業するのにはとても有難かったです。
9時半に友人宅に到着、準備万端整っていました。
まず最初にするのは塩切りです。
塩切りとは、米糀と塩をよく混ぜ合わせること。
我が家の分量は、米糀3㎏と塩1.32㎏。
それを両手でしっかりとすり混ぜます。
塩切りしている間に、
手分けして、杵とうすで大豆をつぶします。
柔らかく茹だっていると楽ですが、固めだとけっこう大変です。
ここで粒が残るとつぶつぶお味噌になります。
つぶした大豆を塩切りした糀と合わせてよく混ぜます。
大豆と糀を全部混ぜ終わったら、
げんこつくらいの大きさの団子にします。
できた味噌団子をカメの中に投げ入れていき、
途中しっかり押し込んで空気が入らないようにします。
全部入れ終わったらとっておいた塩(分量内)を、
上にまんべんなくかぶせます。
手前の小さい容器が在来の緑豆だけのもの。
大きなカメは、山形大豆と入りきらなかった緑豆を途中から入れました。
我が家の分が終わったら一緒に仲間の分をお手伝い。
2時間半で、3軒17㎏の味噌を仕込み終わりました。
【きらくな寝床】
手作り味噌 その3
30日、頼んでおいた米糀を取りに行ってきました。
その時、糀屋さんと話したのですが、
「うちの糀は出来上がりが黄色いから、
時々この糀は変だってクレームが来るんだよ」
とおっしゃっていました。
玄米を使っているからこの色なのかと思っていたら、
白米でもこの色なんだそう。
「溶けが良くて味もいい、強い菌だから使っているんだけど、
多分日本中でウチだけだよ」ですって、
確かに他で売っている糀は白でした。
でも、そんな見た目よりこの小林こうじ店さんのご主人が、
とても優しいお人柄なので、
この人が作ってくれる糀は間違いなく美味しいと思います。
そして準備でもう一つ大変なことは、
昨年仕込んだ味噌をカメから全部取り出すこと。
在来の緑豆で仕込んだお味噌はやっぱ色が濃くて、
仕込んで一年だけどもうすでに熟成したような風格があります。
山形大豆で仕込んだ味噌は色が黄金色で少し柔らかめでした。
こちらもとっても美味しそうです。
丁度お味噌が全部なくなったので今日からこのお味噌になります。
【きらくな寝床】
手作り味噌 その2
今週月曜日から浸水させた大豆2.2㎏を木曜日から煮始めました。
山形県産有機大豆で、大粒で味もいいのですが、
タツマで仕入れたのが10年近く前。
不良在庫になってしまったため、
私と姪が毎年少しづつ購入し、お味噌にして減らしています。
なにしろ古い豆なのでなかなか柔らかくなりません。
そこで活躍するのがアサヒ軽金属のゼロ活力鍋。
家庭用圧力鍋としては世界最高クラスの調理圧だそうで、
15分煮るとかなり柔らかくなります。
(新豆ならば0分調理ですみます)
でも一度に煮ることができる量は鍋の1/3まで。
2.2㎏煮るのに4回転。
最後の一回はちょっと量がオーバーしていたので、
おそらく1回に煮ることができる量は500gまででしょう。
写真がふっくらと煮あがった大豆です。
何しろ鰤の骨も柔らかくなるくらいですから、
固い大豆も指で簡単につぶれるくらい柔らかくなります。
そしてこの緑色の大豆が自然農の畑で作った豆。
全部で2㎏あったのですが200gは種にして残り1.8㎏をお味噌にします。
地元で長らく作られている在来種なので土地と相性がよく育ちもいいです。
ただ自分で作って鞘から出したので結構ゴミと汚れがあり、
きれいにするのが大変でした。
今朝浸水させたので今夜からまた4回転して煮ます。
新豆なので圧力時間は0分で大丈夫でしょう。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2021 始動
昨年11月末の共同草刈り以来、
約2ヵ月ぶりに田んぼに行ってきました。
田んぼは農作業する仲間の姿もなく静かです。
仲間からの情報では、
うちの田んぼでモグラの通路がかなり発生しているとのこと。
それもあって様子を見に行ったのですが、
確かにあちらこちらにモグラが盛り上げた土の跡がありました。
この時期にやっておくことは主に土木作業。
棚田下の田んぼの水路に落ちた土を上にあげて、
低くなった畔を高くすることと、
田んぼの中の高低差をなくすよう、
高いところから低い場所に土を盛っていきます。
仲間の畔にはモグラ穴がかなり大きく開いていたそうで、
近くの河原から砂利を運んで補強したと聞きました。
たぶんこの場所でしょう。
上の田んぼの畔の様子です。
一足先に、我が家の田んぼの水路から土を上げて、
きれいに補修してありました。
モグラ穴は上からよく踏み込んでおきます。
周りの水路から土をとります。
土を畔に運んで盛ります。
下の田んぼの水路から土を上げて畔に盛り、
踏み込みます。
田んぼの真ん中に2本溝を作ってありましたが、
それも掘っておきます。
昨年の溝は少し深すぎたようです。
今年は少し浅めに作りました。
最後に大豆を植えた畑の様子を見てきました。
ここは二か月前の共同作業の時、
草刈り機できれいにしました。
大豆の茎や葉が一か所に固まっていたので、
それを広げて散らしておきました。
豆は同じ場所で輪作ができないので、
今年は少し場所を変えて作ることになります。
2時間半ほどの農作業(土木作業)でしたが、
ポカポカ陽気でTシャツ一枚でも汗だくになりました。
空は快晴で、昼間の月がくっきりと見えました。
身体は疲れましたが気分は爽快です。
【きらくな寝床】
漆塗り同好会
2021年の漆塗り同好会が6日から始まりました。
私は何も作業の準備ができていなかったので、
仲間の作業を見学しました。
丁寧に仕上げをしていたこれらの器は、
外側は朱合い漆、内側は紅柄の赤で塗ってあり素敵です。
お皿の淵をきれいに塗るのが大変だったそう。
これは沖縄の焼き物のとっくり。
ふちが欠けていたため安く購入できたそうで、
自分で金継ぎでなおしたもの。
職人さんがやったようにきれいにできていて、
金継ぎはうまくすると器の格が上がるなぁと感心しました。
他にもお箸をたくさん塗っていた仲間や、
何年越しで塗りかけていたお弁当箱を仕上げていたり、
色々刺激を受けました。
私も今年は漆塗りをもっと真面目にやりたいです。
【きらくな寝床】