きらくな寝床
自然農の田んぼ 2017 籾まき 後半

午後からは自分たちの田んぼの苗床作り。
共同の苗床と同じ作業を一からやります。
まずは苗床の場所を決め、
苗床の大きさ+溝の広さだけ草刈りをします。

刈った草を除けて残った草の根を丁寧に取り除きます。

次に草の種を除けるため、表面の土を少しだけ削り取ります。
その後表面5cmくらいの深さを耕します。

周りに溝を掘ります(モグラ対策です)。

3cm四方に一粒くらいの間隔で籾を置いていきます。

溝を掘った時に出た土の、
深いところの土(なるべく草の種がない土)を、
ふるいでふるって細かくし、籾が隠れるくらいまで土をかぶせます。

その上から稲わらをかぶせて寒冷紗で覆います。
共同の苗床の10分の1くらいの広さですが、
二人で2時間半かかりました。
何とか暗くなる前に完成です。
この後、10日~2週間後に草取りに来ます。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2017 籾まき

4月22日、共同作業で黒米、赤米の籾まきと、
自分たちの田んぼの苗床作りとあさひの籾まきを行いました。
苗床は前日に町田さんと大野さんが作っておいてくれたので、
表面の土を細かくするところからスタートです。

猫のアシュ君も一緒に参加。
田んぼの草の上は気持ちがよさそうです。

土が細かくなったら手のひらで叩いて平らにし、
3cm四方くらいの感覚で一粒づつ籾をおいていきます。

籾を蒔き終わったら、その上に細かくした土をかぶせます。

籾が全部隠れたら、手のひらで軽く抑えます。

去年の稲わらを短く切ったものをかぶせて表面を覆います。
これは、防寒と抑草の両方の役割があります。

最後に寒冷紗をかけて完成です。
総勢10人でちょうど2時間かかりました。

お昼は、仲間の一人がスープカレーを作ってきてくれてみんなで食べました。
おかずは一品持ち寄りです。
みんなで食べるとさらに美味しいです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2017 餅つき

1月5日、新年最初の集まりはお餅つき。
共同の田んぼで作った赤米、黒米の玄米餅をつきます。
町田さんのかまどで、もち米を蒸します。

一番大切な小突き。
腰を入れて杵をひねるようにするそうですが、
なかなか大変そうです。
今日は人手がたくさんいたのでよかったです。

小突きの後は杵を振り下ろして餅をつきます。
いい音です。
ここでは返しが重要です。

つきたての餅はすぐにちぎって丸めます。
ここでもスピードと人数が物を言います。

今回は赤米、黒米、赤米の蓬餅の3種類を作りました。
それぞれに味わいが違ってどれも美味しいです。
私は赤米の蓬のお餅がよかったかなぁ。
蓬ももちろん坂ノ上産。

そして今年はなんと黄な粉も町田さんの手作りでした。
大豆を20分ほど炒りフードプロセッサーで砕いて、
最後はすり鉢でよく擦ります。
塩だけですがなんともいえない風味で美味しかったです。

出来上がったお餅は田んぼに運んでみんなでいただきます。
町田家のおでんはいつも大人気。
餅粟入りの巾着に、ごぼう、人参、大根、ジャガイモ、昆布、蓮根、
そして仲間の手作りのこんにゃくも入っていました。

昨年の秋にここで収穫した玄米のおむすびもあります。

食事の後は、仲間がギターの演奏を披露。
町田さんがボブディランの絵本を読み聞かせてくれました。
それにあわせて、ボブディランの「フォーエバーヤング」を弾き、
オリジナル曲やカバー曲など全部で4曲披露。
とてもいい雰囲気でした。

解散後もみ擦り機をかりて、
我が家のもみ米を玄米にしました。
唐箕をしっかりかけてきれいにしてあったので作業が楽でした。
これでようやく新米が食べられます。
(新米といえるのは12月までだそうですが…)
【きらくな寝床】
面白い形

友人の後藤さんからブログのネタにどうぞと、
可愛い形の箱に入ったクッキーをいただきました。
ベイクドちーずと書かれた箱のチーズクッキーですが、
チーズの形の三角の箱で、
側面には丸い穴まで開いている手の懲りよう。
中身もチーズの味が濃いおいしいクッキーでした。
確か栃木県のお土産だったと思います。
私も旅先でこれを見つけたら絶対買います。
【きらくな寝床】
くりの和の紅茶 竹沢製茶

友人の後藤さんから珍しい紅茶をいただきました。
その名も『栗の和の紅茶』。
袋を開けると紅茶と栗のとってもいい香りがします。
まるでスイーツのよう。
キャッチフレーズも
「飲むマロングラッセ?…スイーツ好きな乙女心を遊びましょ!」

一人で飲むのは勿体ないので会社に持って行ってみんなでシェア。
お勧めの飲み方が、この紅茶にマシュマロをプラスするというもの。
マシュマロを入れたところの写真を撮るのを忘れましたが、
だんだんとマシュマロが溶けてきて、とってもお洒落なお茶になりました。
スタッフにも大うけでした。
今度お茶屋さんに行ったら私も買いたいです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 稲刈りその2

昨年、我が家の田んぼに出現した突然変異のような稲が、
今年も仲間の田んぼにできました。
これは山口さんの田んぼにできた稲。
特別に囲いがされていました。

こちらは、竹内さんの田んぼにできた稲。
昨年の我が家の稲は、ずっと青々と成長を続け、
とうとう寒くなって実が熟さずに枯れてしまいました。
今年の稲はどうでしょうか。
種もみがとれるといいのですが…。
楽しみではあります。

竹内さんの稲架掛け。
昔ながらの稲わらでしばってあるので、
見た目もいいです。
今日出勤途中のラジオで、
昔は金色の帯のように稲の稲架掛けが見られたけれど、
今はコンバインで刈ってしまうので、
そういう光景が見られずさみしいという投書が読まれていました。
日本人にとっては郷愁を誘う風景ですね。

竹内さんの畦豆。
大豆にして味噌をつくるそうです。
来年はウチもやってみたいものです。

こちらも竹内さんが育てている宇宙イモ。
エアポテトともいうそうです。
見た目はグロテスクですが山芋の仲間のようです。

お土産に最後の枝豆と宇宙イモをいただきました。
枝豆は夜さっそく茹でておつまみに、
宇宙イモはまだ食べていませんが、
天ぷらやサラダでいただけるようです。

町田さんから、坂ノ上産サツマイモの蒸かし芋の差し入れ。
小ぶりですが、ホクホクした食感と優しい甘さがとても美味しかったです。
品種は紅あずまだそう。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 稲刈り

10月23日田んぼの稲刈りに行ってきました。
一番楽しい作業です。
稲刈りは満月期にするといいと聞き、
23日は今月最後のチャンスです。
これを逃すと3週間くらい後となってしまいます。

まずは共同の赤米から。
1週間前に草刈りをしましたが、一列おきだったことで草がけっこう残り、
稲を刈ってから草と稲を分けるのにけっこう手間取りました。
赤米の分けつは平均10本ほどでしたが、
皆育ちが揃っていました。

3~4株刈り取って一束にし、
それを三束重ねていきます。
こうしておくと後で縛る作業が楽です。
午前中一杯はこのままにして乾かします。

午後から稲架にかけていきました。
三束を両側2束と中心一束に分けて、
2束が交互になるように、結び目を揃えてかけていきます。

全部かけ終わりました。
赤米はやはり他の稲とは色が違います。
また、のぎ(稲の先端に出ている髭のような穂先)が長いのが特徴です。

共同の赤米の次は、我が家のあさひの刈り取りです。

今年はあまり育ちがよくなかったので、
全体的に分けつは少なめでした。
それでも、一番よく育った稲は32本分けつしていました。
(一番少ないのはたった2本でした)

こちらも3束にして重ねていきます。
約1か月前に徹底して目立つ草を刈ってあったので、
草を取り除く手間があまりなく、
稲刈りがスムーズにできました。

本当は稲を縛るのは昨年の稲わらを使いますが、
今年は昨年の稲わらがなくなってしまい麻縄で縛りましたが、
滑りが悪くて縛りにくかったです。

全部かけおわりました。
今年は少なかったので、お隣の山口さんの稲架に間借りしました。
【きらくな寝床】
坂ノ上神社の祭礼

10月9日午後1時より、
坂ノ上(さかのうえ)神社の祭礼が行われました。
棚田を借りてお米を作っているのに、
まだこの地の神様に御挨拶していなかったことに気づき、
お参りに行くことにしました。
神社は山の上にあります。

この石段を登り神社まで行きます。
実は車で登る道もあるようですが、
初めてなのでこの道を登っていくことにしました。

約400段、15分ほどかかりようやく坂ノ上神社に到着。
途中、息が上がるほどけっこう大変な道のりでした。

御神体は「天照大神」とのこと。
神職が祭礼を執り行い、地元の方が楽を奏します。

奥の院の扉を開け、
供物を次々運び上げます。

本殿の隣にある社にも、
御供物を運びます。

全ての御供物が揃いました。
サツマイモがあるのが、何だかとても嬉しいです。

神事の順番がきちんと書かれていましたが、
実のところ今の神事がどれなのか、
要所要所しかわかりませんでした。

地元の子供たちによる神楽の奉納。
とても上手に、よく揃っていました。
舞い終った後には場内から拍手が沸いたほどです。

最初からずっと沸かしていた湯のところでも祈りをささげます。
最後は、稲穂を湯に浸し皆に振り注ぎます。
この後はお酒がふるまわれるようで、
ここで失礼することにしました。
おそらくずっと昔も同じように行われていた祭礼が、
現在も粛々と行われていることに感動しました。
素敵な祭礼でした。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 共同作業

本日、坂ノ上神社祭礼の日、
共同作業の連絡があり行ってきました。
9月18日に草取りをした我が家の田んぼです。
また草がびっしりとはえていましたが、
目立つ大きな草は見当たらなかったので稲刈りまでこのままです。
穂は少ないけれどそれなりに実ってほっとしました。

共同作業は、イノシシ除け電柵の下草刈り。
電線に草がかかると放電してしまうためしっかりと草を刈ります。
草ぼうぼうで電柵も見えないくらいでした。

スッキリ草刈し終わった状態です。

途中、線が切れてしまった箇所は補修もします。
電器の専門職の仲間がいて助かります。

電柵周りの草刈が終わったら、
新しく借りた田んぼ(来年また新たな仲間が増えるようです)の、
石垣周りを除草しました。

石垣が終わったら、共同の赤米の田んぼを、
一列おきに除草しました。
総勢10名も集まったので、
ちょうど12時にすべての作業が終了しました。

仲間の竹内さんが田んぼの畦で作っていた畦豆。
少し早いようでしたが刈り取ってみんなに分けてくれました。

さっそく茹でて戴きました。
坂ノ上の在来種の豆で、普通の大豆よりも緑がかった大豆です。
味が濃く甘みがありとても美味しかったです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 「穂が出そろいました。」

8月13日に草取りして以来、
一か月も田んぼの様子を見に行ってなかったので、
どんな様子か行ってきました。

穂が出てからは、
あまり田んぼに入らない方がいいとは教わっていますが、
この草は種になるとやっかいなので、
今のうちに取り除いておきたいところです。。
大きく育った草とヒエも一緒に刈っていきました。

最初はそんなに大した作業ではないかと思いましたが、
気づけば1時間半、
草いきれで田んぼの中がムッとするくらい熱く、体力が消耗しました。
何とか取り終えた田んぼです(写真)

こちらは、赤米の穂。
田んぼの中で花が咲いたように綺麗でした。

これは黒米の穂。
まだ花が咲いていました。
こんなに育ちが違うとは驚きです。

仲間の一人が育てている、登呂遺跡にゆかりの古代米。
穂も茎も葉も、みんな濃い紫色です。
どんなお米がとれるのか楽しみです。

こちらも古代米の一種。
あさひ に比べてかなり背が高く、
ノギ(稲の穂の先の部分)も長くて驚きます。

これは他の仲間が、畦で育てている大豆。
畦豆(あぜまめ)というそうです。

田んぼの脇にある仲間の畑。
冬瓜は生ごみの中から芽が出てここまで大きくなりました。
沢山なったのでみんな一つづついただきました。
とても立派で食べごたえがありました。

胡麻の実もしっかり大きく育ちました。
【きらくな寝床】