2010年12月
苗のお礼♪
さつまいもの苗を送っている岐阜のお客様から、
お土産に「栗きんとん」をいただきました。
実はひそかに大好物なのです。
今回は岐阜からわざわざ苗のお礼に来てくださいました。
なぜお礼かというと、
岐阜では、地元で「かぼちゃ芋」というさつまいもを干し芋にしていたそう。
それがだんだん地元で作付けが少なくなってきて、
方々探して、たどりつたのがタツマで栽培している人参芋だったというのです。
これからはその人参芋が岐阜で育って、
かぼちゃ芋として干し芋に加工されていくとのだと思うと、
なんだかとっても嬉しいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
千両たまねぎ
落語に「千両みかん」という噺があります。
ある大棚の若旦那が夏に重病にかかり「みかんが食べたい」と言う、
それを聞いた番頭があちこちの八百屋を探してやっと見つけたのが、
蔵いっぱいのみかん箱の中から、たった一つ腐らないで残った「みかん」。
そのみかんが千両でした。
落ちは、実際の落語で楽しんだもらうとして、
我が家では、父親が畑をやっていて色々な野菜を作ってくれます。
6月にとれた玉葱も、つるしておくと大体年内くらいまではもつのですが、
今年は猛暑だったので、殆どの玉葱が腐って消えてしまいました。
これが最後の玉葱です。
毎年この時期に最後まで残った玉葱を見ると、
その「千両みかん」の噺を思い出します。
【ほし太の日向ぼっこ】
今月のマクロビオティック
今年最後のマクロビオティックの教室は
「野菜玄米おこげ」でした。
寒い時期は、野菜を切る時間は短く(大きく切る)
調理時間は長くなります。
そして調理方法は組み合わせます。
おこげは、玄米を炊いてからオーブンで焼き、
そして油で揚げて食べるという、とっても陽性の料理です。
だから寒い季節には身体を温めてくれます。
そして、じっくり水分がとぶまで乾煎りしたおからと
根菜を入れた汁。
なますも身体を冷やさないように火を入れてから作ります。
デザートは簡単だけど、シナモンが入って大人の味になりました。
【今日のメニュー】
野菜玄米おこげ
焼き蕪と柿のなます
根菜おから汁
薩摩芋と林檎の揚げ春巻き
【ほし太の日向ぼっこ】
断捨離のすすめ
今まで 片付け=収納 と思っていた私の頭は、
この本を読んで目からうろこでした。
とにかく物を手放すこと。それが断捨離なんですね。
私にとってはそれが一番難しいこと。
何でもかんでもとっておく、
いつか使えるかも、
と、家の中は際限なく物置状態に…。
そこで役立ちそうな呪文の言葉がたくさん出てきました。
「海外へ引越しするとしたら大事に持っていくか?」
「いっそのこと家が火事になってしまったら楽になるモノではないのか?」
「ガサ入れ された場合、2~3時間で終わる状態か?」
「棺おけに入れてもらいたいものか?」
などなど、もう少し自分にぴったりくる呪文を考えて、
私も断捨離を実行したいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
今年のできたて干しいも
冬本番という感じの寒い日が続きますが、
干しいも産地では、寒くなると干しいもの加工が本格化し、
天日干しされた干しいもが毎日干しあがってきます。
昨年は近年で一番美味しい干しいもができた年でした。
今年の干しいもはというと、
やはり夏の猛暑と少雨の影響で、
全体的に固めで、甘みが薄く仕上がっています。
蒸かしを長めにしたり、デンプンが糖に変わるように
少し寒に当てたりしながら工夫していますが、
昨年と比べると出来はあまりよくありません。
もう少し様子をみて、1月2月になったら甘みがでてくるのを
期待していますが、
収穫された原料も少ないので、加工はいつもの年よりも
早く終わってしまいそうです。
農産物は天候に左右されるので、
人ができることは本当にごくわずかなのだとつくづく感じたこの一年でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
ロブさんの器
藤枝シリーズの第三弾!
幸福堂さんというお店でカナダ人の陶芸家 ロバートさんの
展示販売会があり、木工の帰りにみんなで寄りました。
このロブさん、もともと木楽名会の山口さんの友人なので
前から話を聞いていましたが、本人に会うのは初めてです。
優しい瞳の素敵な方でした。
作品の方は前からファンで、
以前購入した器は、「カナダの風と舞い上がる砂を表現した」という
灰色と黒のおちついた色でした。
今回は珍しい片口のついた、薄いブルーに、黒のふち、
内側には、ほんのりオレンジ色も!
これは「フリー」自由を表現したとのこと!
土の感触が優しくて、使っても、眺めていても飽きないロブさんの器です。
【きらくな寝床】
野菜暦♪
これもまた、藤枝に「野菜暦」という
マクロビオティックのレストランがあります。
風夢工房と同じ敷地内にあるので、木工の時にここでお昼を食べました。
今回は二回目♪
やっているのは若いご夫婦。
もともとご主人は有機野菜を作って販売していた方だそうで、
もちろんここで出される野菜はご主人が作ったもの!
内装は、風夢工房の下茂さんがすべて手がけた木のぬくもりがある店内。
すべてが調和した、心地良いレストランです。
ただオープンしているのは金土日だけなので、
いく時は予約が必要です。
【今日の野菜プレート(1200えん)】
もちあわと長芋のオーブン焼き
ひじきとルッコラのごまあえ
カブの塩もみアーモンド風味
車麩と野菜の煮物
キャベツとえのきのスープ
ごはん、香の物
豆乳プリンの生姜シロップかけ
とっても美味しいので、ここでお昼を食べるのも楽しみの一つです。
丁度この日から、
お隣に手作りパンのお店もオープンしたので、
ますますここに来る楽しみが増えました。
【きらくな寝床】
木楽名会(きらくなかい)
今回はいつも利用している
生涯学習センターのアトリエが使えなかったので、
場所を変えて藤枝にある「風夢工房」で行いました。
ここには、木の器を作るための機械があるので、
初めて、くりものに挑戦です!
まずは木を選ぶことから、
私は赤みがかかった色の、縞模様がきれいな木に決めました。
削る前は「杉」かな?と思ったのに、
削リ始めたら香りで「楠」とわかりました。
作り方は、木を回転する機械にしっかりとめて、
専用のノミの刃をあてながら少しづつ削っていきます。
始めは外側から、形が決まったら高台を作ります。
高台ができたら反対にして内側を削ります。
一度は途中で高台が割れ、器ごと飛んでいってしまい、
割れたところを削りなおして再度挑戦!
少し小ぶりになったけど、
なかなか可愛い器ができました♪
楽しいので、器づくりにみんなではまりそうです。
【きらくな寝床】
木のおもちゃ♪
毎年二回、天竜で「森のアウトレット」というイベントがあります。
これは天竜材を世に出す会(テンダス)が主催する、
木材や、木工製品の販売会です。
ここでは、大きな一枚板や手ごろな端材、まな板やすのこなどを
格安で販売するので、毎回楽しみにしています。
そこにひとり、毎回木のおもちゃを出品する方が居て、
そのおもちゃを見るのも楽しみのひとつです。
今回はこのチーズのおもちゃにひとめぼれ♪
チーズには紐、紐の先には棒がついていて、
チーズの穴に通して遊びます。
仕組みは簡単なのに、
やってみるとけっこう面白くてデザインの完成度も
なかなかのものです。
このおもちゃと、端材の板二枚、
そしてわざと斜めに作った、
足首のストレッチが出来る すのこ を買い、大満足でした♪
【きらくな寝床】
最後の忠臣蔵
赤穂浪士の討ち入りから16年後を描いた映画。
主役の 瀬尾 孫左衛門に役所 広司、寺坂 吉右衛門は佐藤 浩市と、
どちらも大好きな実力派俳優の競演で、観る前から期待十分でした。
撮影は、本当に江戸時代の建物を建てて行われたそうで、
家屋や衣装は、リアルに当時の様子が感じられました。
最後のエンドロールには、その家屋の様子だけが淡々と映っていたのだけれど、
それだけで感極まってしまうほど、加古 隆さんの美しい音楽と映像があっていました。
台詞は少なめで、主には目や表情で様々な感情が表現されていて、
特に孫左衛門と吉右衛門の再会のシーンでは、言葉以上に伝わるものがありました。
そして、大石 可音役の桜庭 ななみさんは凛とした美しさで、
武家の娘を演じきり、物語に華と深みを与えています。
切ない映画ですが、観終わった後はなぜか清清しいものを感じました。
【ほし太の日向ぼっこ】