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ほしいもブログ
64(ろくよん) 横山秀夫 著
横山秀夫氏の新作は実に7年ぶりなんだそう。
今まで読んだ作品はどれも面白かったのですが、
特にこの『64(ろくよん)』は、
“このミステリーがすごい! 2013”の国内部門1位、本屋大賞2位という作品。
これは是非とも読まなくては!!と思いましたが、
期待に違わず最初からぐいぐいと引き込まれました。
昭和64年に起きたD県警史上最悪と言われる誘拐殺害事件(翔子ちゃん事件)を軸に、
刑事あがりの広報官三上の視点で、刑事部と警務部の対立、
実名報道をめぐる記者クラブとのいさかい、そして問題を抱えた家族と、
さまざまなエピソードを含みながら進行する物語が最後に一つになり、
すべての伏線が繋がるクライマックスは圧巻でした。
こういう小説を読むと本当に読書って楽しいな~と感じます。
時間がある方は是非読んでみてください、かなりお勧めです。面白いです。
他のD県警シリーズも読みたくなりました。
日時: 2013年08月30日 07:26