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ほしいもブログ
映画「ウィンストン・チャーチル」 監督:ジョー・ライト
アカデミー主演男優賞受賞作品であり、
メイクアップ&ヘアースタイリング賞を辻一弘氏が受賞したことで話題の映画、
「ウィンストン・チャーチル」を鑑賞しました。
原題は「DARKEST HOUR」
チャーチルがイギリスの首相に就任してからダンケルクの戦いに至るまでの
27日間を取り上げています。
チャーチルの死後開示された議事録を下に脚本が書かれているそうで、
実際のエピソードがかなり含まれているようです。
エネルギッシュで、怒りっぽくて、酒飲みで、
妻に見せるお茶目さ、苦悩する姿、演説の上手さ、
様々な人間味あふれるチャーチルの姿を凝縮して見せてくれます。
ただ、私たちはその後の歴史を知っているからこそ安心してみていられますが、
実際に自分が当事者だったとしたら、
とてもいたたまれない気持ちだったことでしょう。
チェンバレンやハリファックスの融和政策に傾く気持ちも理解できます。
自国の兵士を助けるために最善を尽くしたチャーチルですが、
その裏には犠牲になった兵士たちがいたことも描かれます。
最後、徹底抗戦を決めたチャーチルの演説は感動ものですが、
大戦で多くの犠牲者を出した日本人としては少し複雑な気持ちになりました。
そして辻さんの特殊メイクは、もはやメイクとは思えないほど、
表情とともに動く皮膚はとてもリアルでした。
日時: 2018年04月03日 15:41