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SPAC演劇『グリム童話 少女と悪魔と水車小屋』 演出:宮城聡

2011年の初演から9年ぶりに再演された、
宮城さん演出の『グリム童話~少女と悪魔と水車小屋』を観劇しました。
今年最初のSPACが、宮城さんの作品なのはとても嬉しいです。
プレトークでの大高さんのお話も面白く、
これから始まるお芝居にとてもワクワクしました。

9年前とは違う薄い紗幕がかかっていましたが、
幕が上がるとが、
前回と同じ折り紙のような印象の白一色の美しい舞台が現れます。

ワンシーンごと、静止した俳優さんが、
ささやくような声で紡ぐセリフ。
まるで絵本をめくっていくような感覚になります。

最初にこの舞台を鑑賞したのは東日本大震災の直後でした。
あれから9年たちましたが、
その時のことは今でもよく覚えています。
悪魔役の武石さんのファンになったのもこの時からです。
今回武石さんの悪魔は、かなり怖さが増したように感じました(笑)

子どもの頃、王子様とお姫様が出てくる童話が大好きでした。
苦難をのりこえて結ばれる二人は結婚し、めでたしめでたし。
何とも言えない安心と幸福感を感じていました。
けれど、大人になりそれから先の方がずっと長いことを知りました。
だから、めでたしめでたしで安心はできないけれど、
最後に王様が語るセリフ「これからはすべての奇跡に驚き続けよう」
というセリフは、何回聴いても胸にグッときます。
おとぎ話の中でも現実でも、
その気持ちさえ持ち続けていけたら、
きっと幸福な人生を過ごすことができるんじゃないかな。

宮城さんの演出は、
いつも私に幸せに生きるヒントをもたらしてくれます。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2020年01月22日 17:07