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モンマルトル便り 矢内原伊作 著

少し前に私の好きなNHKジオ第一で放送中の、
「石丸謙二郎の山カフェ」で紹介された、
紀行文がとても読んでみたくて探しました。
もう絶版のため買うことができないので、
図書館の蔵書を調べたら静岡市内全館で一冊だけ書庫にありました。
紹介されたのは「リルケの墓」というタイトルでしたが、
その文章も含めていくつかの章立てになっているのがこの、
「モンマルトル便り」でした。
この本自体も絶版で買えません。

矢内原伊作さんは哲学者ですが、
詩人リルケを愛しヨーロッパ留学中にリルケの墓を訪ねます。
その時の旅の情景がとても美しい文章で紡がれます。
リルケが晩年を過ごし墓もある村では、

「~木も家も山も空もそれぞれがあるべきところに己を保ち、
目に見えぬ秩序を形成し、沈黙の音楽を奏でている。
このような自然の中で詩人の為し得ることとは一体何だろう、
眼に見えぬものとなって大気の中に溶けいることでないとすればー」

という矢内原さんの印象が、
まるで私もその場所にいるかのように感じられて、
夜、眠る前の数分間がとても幸せな満たされた気持ちになれました。

書かれたのは50年ほど前なのに、きっと今も変わらずに、
この村はそのままひっそりとそこにあるのでしょう。
行ったことのないヨーロッパの小さな村を心の中に感じることができた、
とても印象深い本でした。
できれば手元において時々開いて読みたいので、
古本屋さんで探してみようかしら。

【ほし太の日向ぼっこ】

漆塗り

漆塗りの同好会に入っています。
最近は新しい作品をつくることより、
割れた器を直したり、漆が剥げてしまった漆器や、
木でできているもの諸々に漆を塗るということをしています。

このお椀は、前に菊姫さんから頂いた輪島塗りのお椀でした。
けっこう大振りの割に軽くて形も気に入っていましたが、
薄いために使っているうちにひびが入ってしまいました。
7年くらい前に自分で修理して生漆を塗ってきれいになったので、
その後は娘にあげて娘夫婦が使っていました。
先日また同じところが割れてしまったと手元に返ってきました。

前と同じようにしてもまたすぐに割れてしまうだろうから、
さてどうしよう…。
と考えて、先日乾漆で使った残りの布をふち周りに貼ることにしました。
初めてのことなので手際がよくなかったけれど、
けっこう上手にできたねと仲間に褒められました。
ここからもう少し漆を塗って表面を滑らかにします。

【ほし太の日向ぼっこ】

押し寿司

前から試してみたかった、
生活クラブの昆布締めしめさばで押し寿司。

片づけをしていたら、
ずっと前に買った押し寿司用の木型が出てきたので、
ちょうど日曜日だしやってみようと、
思い立ちました。

生活クラブのしめ鯖は美味しいけれど、
ちょっと酢が強めなので、
お刺身で食べるより絶対にお寿司の方が合うと思っていました。

しっぽの方がちょっと鯖が少なくて寂しいかなと心配しましたが、
昆布に鯖の風味がしっかりついていたので充分美味しかったです。
またやろうっと!

【ほし太の日向ぼっこ】

そろそろ仕舞わなければ…

ひな祭りも終わり、
そろそろお雛様を仕舞わなきゃなんだけど、
このところ週末にお天気が良くなくてなかなかできません。
仕舞う時に湿気がこもるとよくないから、
カラッと晴れたお天気の日に片づけたいので、
まあ月遅れの4月3日にひな祭りをやる地方もあるから、
もう少し先でもいいかなと思っていました。

猫のアシュは高いところが好きなのと、
お雛様を飾る前のこの場所はけっこうお気に入りでした。
だからお雛様を飾った時、
絶対に上に乗ってくるだろうなぁとちょっと心配していました。
でも予想に反して今まではお雛様が飾ってある間は絶対乗ったりしませんでした。
(お利口さんです)
でも、ついにお雛様の前でウトウトしているアシュを発見!
飾りも下に落としてありました(ダメじゃん)
近づいたら起き上がってこちらを向いたので証拠写真を撮りました。
娘や旦那様からは「いい写真だね」と好評でしたが、
「お雛様のところに乗ってもいいんだ」と認識されたら困ります。
それにアシュは男の子だしね。
やっぱりそろそろ片付けなくっちゃ。

【猫とお昼寝】

水仙

いつの間にか水仙の花が咲いていました。
毎年水仙の花は咲くのですが、
違う場所だったのでここはノーマークでした。
どうしてここから芽が出たのかな?

でも一輪なのに、
すごくきれいに沢山の花をつけているのでなんだかとっても嬉しいです。

其のにほひ 桃より白し 水仙花 松尾芭蕉

【ほし太の日向ぼっこ】

ジビエ

ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味するフランス語で、
ヨーロッパでは特に貴族の伝統料理として発展してきた食文化だそうです。

ということで義兄が狩猟したお肉を分けてもらいました。
先日は鹿肉でしたが、今回は猪肉。
猪肉は臭みもなく豚肉とよく似ているので煮豚のレシピで料理してみました。
いくつかのブロックになっていたので一つはタコ糸で縛って、
もう一つはそのまま使いました。

まずは周りに焼き色をつけてから、
調味料を入れた煮汁で15分間、圧力をかけて煮ます。
10分ほど休ませて取り出します。

油身の多い部分は角煮にするため、
一度ゆでこぼしました。

完成した煮豚(猪)はお昼のお弁当に。
さすが野生のお肉は身がしまって少し固めでしたが、
みんなからは美味しいと評判でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

木版画

最近もっぱら木版画のモデルは愛猫のアシュ。
私が猫の版画ばかりやっているので、
版画仲間にはすっかり猫好きが浸透しました。

ひととおりの彫りが終わったので、まずは2版摺ってみました。
今回は友人のGちゃんにもらった大きな土鍋に入ったアシュです。

アシュの感じはまあまあ出てると思うけれど、
まだちょっと違和感があります。

アシュの毛並みは、シロ、濃いグレー、カーキーの三色なので、
2版目に濃いグレーとカーキのグラデーションをつけて、
その後バックも摺りました。

バックの色は緑色にすることが多かったので、
今回はピンクを使ってみたいと思ったけど、
どうもアシュにきれいなピンク色はイマイチでした。
次に擦るとき少しグレーを混ぜて、
もう一度ピンク色に挑戦したいです。

【ほし太の日向ぼっこ】

満開

プラムの花があっという間に満開になりました。

香りはほとんどありませんが、
桜とも梅とも違う白い清楚な花です。

最近抱っこでお散歩のアシュが、
木登りに興味を持ち始めました。
最初は父が植木鉢をのせていた板の上を歩くことから始まり、
今日は柿の木の幹に爪を立ててしがみつき、
ちょっと登りたそうにしていました。
抱っこでお散歩はいいけど、
ちょっとした隙に脱走しそうでちょっと心配です。

【ほし太の日向ぼっこ】

マスクハンガー

先日テレビで紹介されていたマスクハンガー。
百円ショップのDAISOで販売しているということで、
見た瞬間から欲しいと思って探していました。
マスクは断然布派なのでマスク専用のハンガーはとても重宝です。

マスクの形状に合わせたカーブと、
飛ばされないようにはさめるところ、
不織布は下のフックに引っ掛けて干せる。
と、とてもよく出来ています。
これが3本110円はとってもリーズナブルだと思います。

【ほし太の日向ぼっこ】

木蓮の花

先日咲き始めたお向かいのお宅の白木蓮の花が満開になりました。
花びらが開くとまたちょっと印象が変わります。
開いた端から、はらはらと花びらが散ってしまうので、
楽しめるのは数日です。

白木蓮に続いて紅木蓮も咲き始めました。
こちらは少し小ぶりな花です。
いい色合いです。

【ほし太の日向ぼっこ】