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ふじの国⇔せかい演劇祭 『火傷するほど独り』

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レバノン・ベイルート生まれでカナダ在住のワジディ・ムアワット氏
演出・出演の一人芝居「火傷するほど独り」を観劇しました。

原題は「Seuls」で、一人、単独者という意味のseul
の男性複数形になっているのだそうですが、
邦題はSPAC総監督の宮城さんの命名ということでした。
(観劇後にその邦題の意味がしっくりきました)

この演劇はカナダの著名な演出家であり俳優のロベール・ルパージュ氏による、
『月の向こう側』という演劇にささげるオマージュとなっているようで、
モチーフや関係性にも共通点があるらしいのですが、
もちろん『月の向こう側』を知らない私でも充分に堪能できました。

主人公のハルワンは35歳。
引っ越したばかりの殺風景な部屋のベッドの上で、
ロベール・ルパージュについての博士論文を書いています。
結論がなかなか書けずに行き詰っているところへ
指導教授から論文の提出を早めるよう連絡が入り、
仕上げる約束をするハルワン。
実家の父親とも電話で話をするうちにケンカ別れしてしまいます。

ルパージュにインタビューするためにロシア行の準備をし、
照明写真を撮影している時に、父親が倒れたとの連絡があり…。

と、こここまでは通常の演劇の一人芝居ですが、
後半が劇的な展開となります。
ボロックのアートシーンを見ているような錯覚にも陥りました。
物語の結末は衝撃的なものでしたが、
そこで象徴的に使われるのが、
レンブラントの傑作絵画「放蕩息子の帰還」でした。

120分間のエキサイティングな体験は、
(あえて体験と言わせてください)この先の人生でも、
そうないだろうと思いました。
貴重な観劇の機会を得ることができて、
やっぱり、ふじの国⇔世界演劇祭はいいなぁと改めて感じました。

【ほし太の日向ぼっこ】

おでんコロッケ

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おでんコロッケといっても、
練り製品が入っているわけではありません。
おでんの肉(牛スジ、豚もつ、鶏)を使って作ったコロッケです。
勝手に私が名づけました。

毎年お茶摘みとお正月の2回、
静岡おでんを作ります。
だしは、牛すじと豚もつと鶏皮というのが、福井の義母の味。
お肉と練り製品を買うお店も決まっています。
最近は義母の味をしっかり再現できるようになりました。

練り製品を食べきると、
最後に出汁はザルでこして冷凍するのですが、
その時にボロボロになったお肉たちが出てきます。
今年は鶏皮でなく、手羽先を入れたら、
これが大失敗。
一番早くにボロボロになってしまい、
おまけに骨があるので取り除くのが大変でした。

勿体ないので何か活用できないかと、
考えたのがコロッケです。
お肉には味が付いているので結構おいしいくできます。

でもお肉ばっかり入れるわけにはいかず、
意外とコロッケで消費できるお肉の量は少ないのです。
残りのお肉は旦那様が3日くらいかけて、
お酒のつまみとして食べきりました。
めでたし、めでたし。

【ほし太の日向ぼっこ】

アオスジアゲハ

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身近で蝶を見かけることが少なくなりました。
けれど、さすがに田んぼのある坂の上は、
市街地から30~40㎏ほど離れているので、
野鳥や蝶が普通に見られます。

この前草取りに行った時に飛んでいた蝶がきれいだったので、
写真に撮って調べたら「アオスジアゲハ」という蝶でした。
5月~10月くらいまでの間、日本列島のほとんどでみられる蝶のようです。
さかんに、シロツメ草の花の蜜を吸っていました。

蝶は止まっている時には羽根を閉じるのが普通ですが、
この種類は羽根を広げた状態でも止まることがあると書いてありました。
ほんとだニャ。

【ほし太の日向ぼっこ】

自然農の田んぼ 苗床草取り

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5月8日、一回目の苗床の草取りに行ってきました。
籾蒔きから2週間がたち、苗が成長したため、
町田さんが、ベタ掛けにしてあった不織布を、
持ち上げておいてくれました。

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不織布をとると、
けっこう成長した苗が見えましたが、
掛けてあった稲わらをどけると、
草がたくさん生えていました。

特によく似ている、
ヒエと稲の見分けが大変でした。

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雑草を抜いてしまうと
たくさんあると思っていた苗がまばらになってしまいました。
この中にもヒエがまだ潜んでいるかもしれません。
もう少し成長するとはっきりします。

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自分たちの田んぼは1時間ちょっとで草取りが終了したので、
仲間がやっている広い苗床の草取りを少しだけお手伝いしてきました。

【きらくな寝床】

ふじのくに⇔せかい演劇祭 「アリス、ナイトメア」

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レバノンから参加の、サウサン・ブーハーレドさんの一人芝居、
アリス、ナイトメア を観劇しました。

舞台上には一台のベットだけ。
その上には、キュウリパックをしながら、
今まさに眠りに着こうとする若い女性。
けれど、なかなか寝付くことができない。
足が冷たく冷えてきて、温めようとすると、
ベッドの中から三本目の足が出てきたり、
自分が巨大な芋虫に変身してしまったりと、
不安が次々と別の何かに形を変えて彼女に襲いかかる…。

映画のエクソシストを思い出すような、
それはそれは怖い世界が、
ベットの上だけで繰り広げられます。

一つ一つのポージングが、
とても綺麗で決まっているなあと思いみていたら、
アフタートークの中で、
「制作途中、演じる姿をビデオに撮って作品を仕上げていく」
というようなお話がありました。

レバノンは、内戦の傷跡も深く、
未だ政情が不安定な状態の中で暮らす彼女にとって、
演劇作品を創り、演じることは、生きることそのものなのだ
ということが、とてもよく伝わってきました。
そんな彼女にしか作れないような作品でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

食事会

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娘夫婦が帰省したので、
両方の家族6人で清水区草薙にある「きぬむら」さんに
食事に行ってきました。

一品目はレンコン豆腐と説明があった気がしますが、
正確には覚えていなくて間違っているかもしれません。
胡麻豆腐のようにもっちりとした食感でした。
お出汁と、山菜、ウニのトッピングがアクセントです。

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二皿目は、、鮪の赤身と天然の真鯛のお造りが出ましたが。
写真を撮り忘れました。美味しかったです。
三皿目は、カニ焼売。
せいろで熱々で出て来ました。
一口では食べられないくらいの大振りの焼売でした。

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焼き物は、銀鱈の粕漬け。
ワイン漬けされたプチトマトも美味しかったです。

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新ジャガまんじゅう。
桜えびとグリーンピースのアンがかかっていました。
ホクホクでした。

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南瓜と蛸、インゲンの炊き合わせ。
蛸はとっても柔らかかったです。

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こしあぶらと、空豆の天ぷら。
タラの芽に似ていますが、
こしあぶらも美味しい山菜でした。

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鰯としょうがのごはん。
きぬむらさんは、ご飯が土鍋で炊いてくれるのでいつも美味しいです。

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最後は自家製プリン。
ケーキ屋さんで売っているような、
トロリとした濃厚で滑らかなプリンでした。

男性陣が日本酒を呑んでいたのと、
ほぼ満席だったのでお料理が出るのがいつもよりゆっくりでした。

今回は春を堪能するメニューで、
いつもながら丁寧な仕事ぶりでとっても美味しかったです。
また来たいです。

【ほし太の日向ぼっこ】

ふじの国⇔せかい演劇祭 ユビュ王、アパルトヘイトの証言台に立つ

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南アフリカの ウィリアム・ケントリッジ氏演出の、
「ユビュ王、アパルトヘイトの証言台に立つ」を観劇しました。

学生時代、アパルトヘイトという政策について知った時、
違和感と驚きと、そして南アフリカに生まれなくてよかった、
と思ったことを思い出しました。

この演劇は「真実和解委員会」という、
実態解明のために作られた実在の機関の様子を、
俳優は、ユビュ王とその妻だけで、
あとは人形やアニメーション、ドキュメンタリー映像を使い描いています。
ユビュ王は、19世紀の不条理演劇の祖ともいわれる演劇ということで、
そのユビュ王が、様々な悪事を証言します。

この演劇の初演は1997年。
アパルトヘイト政策は1994年まで続いていたようなので、
まさにリアルな実態を暴き出していると感じました。

みていて思ったことは、その立場におかれたら、
誰もが支配する側に簡単に回ってしまうのではないか
という恐怖でした。

ハンドスプリング・パペット・カンパニーという、
南アフリカ随一の人形劇団との共同制作で、
人形のデザインや動きも流石で、必見の価値ありの演劇でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

まめや萬久 『金のかすてら』

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義妹から、まめや萬久さんの 『金のかすてら』という
とっても可愛いカステラを貰いました。
金沢らしい金箔をはったカステラが、
兎の形にカットされていて、
食べながら型抜きができるんだそう。

一人でやるのは勿体ないので、
娘たちが帰って来る連休までとっておきました。

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中身を取り出すと三切れに分かれていて、
形の違う兎が型抜きされていました。
サイトを拝見すると、
日本に数台しかないフランス製の最新カットマシンを使っているそう。

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さっそく型抜きしながら食べてみました。
美味しい、楽しい、可愛いという三拍子揃ったカステラ。
これからのギフトって、こういう要素が必要かもしれませんね。

【ほし太の日向ぼっこ】

ふじの国⇔せかい演劇祭「イナバとナバホの白兎」

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今回の演劇祭で一番楽しみにしていた、
SPACの新作「イナバとナバホの白兎」を観劇しました。

駿府城公園で野外上演された「マハーバーラタ」に続いて、
2作目の街中野外上演です。

この演劇は、フランスのケ・ブランリー美術館より、
開館10周年記念のため、SPACに依頼された新作です。
というのも、この美術館の開館こけら落とし公演として、
マハーバーラタが上演され、大好評を博したからでした。
上演されるのが「クロード・レヴィ=ストロース劇場」という名前なのだそう。

そこで、芸術総監督の宮城さんが、
レヴィ=ストロースが最晩年に書いた『月の裏側』という書物から、
イナバの白兎と北米先住民の神話とのつながりについて書かれた箇所を発見。
この演劇の構想を得たのだということです。

物語は3部構成となっていて、
1部はイナバ編、2部はナバホ編としてそれぞれの神話を紹介し、
そして3部では、元となった大きな神話を、
SPAC俳優陣全員の共同制作という形で創り上げたというのです。

SPACらしい、スピーカーとムーバーが別れたスタイル。
また、今回特に目を引いたのが様々な仮面でした。
それにより神話の世界にすんなりと入りやすく感じました。
また、セリフは演じる俳優自らが考えたそうで、
より力強く、魂の入った言葉の数々が時に単独で、時に重なり合い、
奥行き深く響いてきました。

世界中に伝わった神話。
その元となったのはきっとこんな物語だったのだろう。
そう思わせる物語の最後。
感動的なセリフとともに、舞台上は一気に祝祭の場となって終演。

素晴らしい演劇でした。
きっとフランスの観客にも大きな感動を与えることと思います。

【ほし太の日向ぼっこ】

三代目、りちゃーど 演出:オン・ケンセン

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ふじの国⇔せかい演劇祭。
次に観劇したのはシンガポールの著名な演出家オン・ケンセン氏による、
「三代目、りちゃーど」でした。

この演劇は、シェークスピアの「リチャード三世」を、
野田秀樹氏が潤色し、1990年に夢の眠遊社で上演されたものを、
今回あらたにオン・ケンセン氏が演出したものです。

裁かれるのは、「りちゃーど」で弁護人は「シャイロック」。
法廷の場にはシェークスピア自身も登場し、
シェークスピアの書いた戯曲の登場人物が、
シェークスピア自身の生い立ちから悪意を暴き、
様々な確執を繰り広げます。

時にドタバタな言葉遊びがあり、
リチャード三世の王位争いがいつの間にか、
華道界の跡目争いに置き換わるなど、
ハチャメチャな展開の中、物語が進行していきます。

キャストがまた面白く、
歌舞伎の中村壱太郎さん、狂言の茂山童司さん、宝塚出身の久世星佳さん、
バリの影絵芝居俳優など、異色の組合せが新鮮でした。
とてもエネルギッシュで、スピード感があり、
見応えがありました。

【ほし太の日向ぼっこ】