千両みかん
2010年12月20日に書いたブログが全く同じタイトルでした。
少し長いのですが引用します。
『落語に「千両みかん」という噺があります。
ある大棚の若旦那が夏に重病にかかり「みかんが食べたい」と言う、
それを聞いた番頭があちこちの八百屋を探してやっと見つけたのが、
蔵いっぱいのみかん箱の中から、たった一つ腐らないで残った「みかん」。
そのみかんが千両でした。
落ちは、実際の落語で楽しんでもらうとして、
我が家では、父親が畑をやっていて色々な野菜を作ってくれます。
6月にとれた玉葱も、つるしておくと大体年内くらいまではもつのですが、
今年は猛暑だったので、殆どの玉葱が腐って消えてしまいました。
これが最後の玉葱です。
毎年この時期に最後まで残った玉葱を見ると、
その「千両みかん」の噺を思い出します。』
今年、父が作ってくれた玉ねぎが遂に最後の数個になりました。
いつもは年内くらい楽しめたけど、
今年は毎日大勢のお弁当に使ったのでこの時期に終了。
それでも何個も腐ってしまったので、
ここで終わるほうがよかったです。
父の畑を片付けたのが5月15日。
それから約半年間、ほとんど毎日の食事に玉ねぎを使いました。
もう二度と食べられない父の玉ねぎ。
「お父さん、美味しかったよ。今までほんとうにありがとう」
これこそ本当に千両玉ねぎだなあと思います。
父の玉ねぎを使ってカレーライスを作りました。
長砂の農園で掘ったばかりの安納芋とかぼちゃ、
赤いピーマンをトッピングして、秋の根菜カレーです。
約25人分のカレーの中に、父の命のひとかけらも入っています。





