地平線の相談 細野晴臣 星野源 著 文芸春秋
1947年生まれの細野晴臣氏と1981年生まれの星野源氏。
親子ほど年の違う二人の対談。
TV bros.という雑誌に2007年9月~2013年3月までの間掲載されたものに、
加筆再構成してあります。
星野さんが細野さんに相談を持ちかけるという形式ですが、
その内容がユルくて、細野さんの答えにも笑えました。
それなのに、時々奥深くてとても楽しく読めました。
東日本大震災のときのこと、星野さんが倒れた時の話なども
興味深かったです。
あとがきに細野さんが書いていましたが、
「人と人との違いは、今の世の中で様々な軋轢を生んでいるけど、
逆に同じだということを共有する喜びがここにはある。
真剣な相談より日々のヨタ話に人生の味わいがある。」
まさにそんな内容でした。
本の装丁もよかったです。





