真菰(まこも)
田んぼの仲間が植えていたマコモを分けてくれました。
初めて知った植物なので少し調べてみました。
マコモは、イネ科マコモ属の大型の多年草。
全国各地の川や沼の岸辺に群生していて古くは万葉集に詠まれたり、
本草綱目に取り上げられ薬草として利用されたり、
古来より“神が宿る草”といわれ、
各地の神社でご神体や霊草として大切に扱われていたのだそう。
近年は護岸工事などで少なくなっているようです。
マコモには黒穂菌(くろぼきん)が寄生しやすく、
感染したマコモは夏を過ぎると根もとの茎の部分が肥大し、
その膨らんで太くなった茎の部分を「マコモダケ」と呼び食べられるそうです。
今回いただいたのがそのマコモダケです。
味はクセがなく柔らかい筍のような食感なんだとか。
さっそく食べてみようと思い素焼きにしてみましたが、
細かったのでアッと今に黒焦げになってしまいました。
せっかくいただいたのに、果たして食べられるでしょうか?
皮をむくと中身は白く美味しそうでした。
食べ方は「塩や醤油をつけていただく」とネットに書いてありましたが、
何もつけずに食べたら
ほのかな甘みとかすかにトウモロコシのような香りがして、
とっても美味しかったです。
また一つ勉強になりました。