SPAC 『ペール・ぎゅんと』
2010年に初演、2012年に再演のSPAC版『ペール・ギュント』は、
SPACが上演した演劇の中で三本の指に入るほど好きな演目でした。
今年10年ぶりに再再演が決まりとても楽しみにしていました。
150年前にイプセンがノルウェーの民話をもとに書き上げたという、
ペール・ギュントの生涯を描く壮大なドラマ。
これを近代日本に当てはめて宮城さんが演出されています。
主演はもちろん武石守正さん。
舞台も前回と同じ双六の盤になっていて、
様々な仕掛けの穴から場面ごとの演者が舞台上に現れます。
棚川さんによる音楽はSPAC俳優陣の生演奏でそれぞれの場を盛り上げます。
10年前の記憶なのであいまいですが、
演出も衣装もかなり変更されていたし、
何より武石さん自身もかなりバージョンアップされているように感じました。
10年ぶりのペール・ギュントは期待以上でした。
11月6日が千秋楽とのこと、次はいつ観られるでしょうか。
待ち遠しいです。