猿若祭二月大歌舞伎

猿若祭二月大歌舞伎に行ってきました。
国宝の効果がまだ続いているようで、
後ろの席にも若いカップルがいて映画の話をしていました。
何にせよいいことです。
夜の部最初は
『一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)』
今までに「熊谷陣屋」は何度か観たことがありますが、
その前のお話である今回の「陣門」と「組打」は初めてでした。
主人公の熊谷直実を勘九郎さんがが、
その息子の小次郎と敦盛の二役を勘太郎さんが演じました。
役の年齢と実年齢がほぼ同じで、
また実の親子での共演ということがよりこの物語の悲劇性を感じました。
武者が遠くで闘うことを同じ衣装を着た子役にさせる、
遠見の演出がとても面白くよく考えられていると思いました。
直実は敦盛を打ち取り首を斬りますが、
それは実の息子小次郎の首でした。
これは次の熊谷陣屋で初めてわかることで観客はこの時点ではわかりません。
劇作者の巧みな演出です。
次は舞踊の『雨乞狐』
十八世中村勘三郎さんが勘九郎時代に宛書で作られた舞踊ということで、
六変化の早替わりを七之助さんと勘九郎さんが踊りました。
可愛らしく楽しい演目でした。
最後は『梅ごよみ』の三幕七場
深川芸者のきっぷのよい台詞が心地よく、
隼人さんが演じる丹次郎を巡る恋の鞘当て、
お宝の茶入紛失事件など江戸の風情が感じられる演目でした。
七之助さんと時蔵さんの深川芸者姿が格好よかったです。




















