きらくな寝床
自然農の田んぼ2023 追加の籾まきと大豆選別
先週に続き、今週も追加の籾まきに行ってきました。
籾米を4日間浸水させたら、
気温が高いのですぐに発芽し根っこがかなり伸びました。
これを田んぼの空いているところに蒔いていきます。
前回と同じ畝間45cmで紐を張り、
紐に沿って籾をまいていきます。
最初の直播は3~5cm間隔の筋蒔きでしたが、
前回から20㎝くらいの間隔(目測)で、
根を傷めないよう注意深く籾を埋めていきました。
一か所に3粒づつ蒔きます。
これで芽が3本出たら間引きして足りないところに移植する作戦です。
ほぼ田植えと同じ田んぼ全体に籾を蒔き終わりました。
まだ籾が余ったので最初に戻り、
芽が出ていない場所にも蒔いていきます。
かぶせた藁と草をどけて注意深く稲の芽を探していくと、
育っているところもありますが、
全く芽が出ていないところもたくさんありました。
芽が出ている周りは草取りをし、
出ていないところには籾を蒔く。
という作業を延々4時間かけてやりました。
最後は蒔いたところの目印と鳥よけのための紐を張って終了です。
これで帰りたいところですが、
6月には大豆を蒔きたいので
なかなかできなかった大豆の皮むきと選別もしました。
鞘はカラカラに乾いているので木づちで叩くと簡単に豆が出て来ます。
空になった鞘を取り除き大豆を集めていくのですが、
これがなかなか手間です。
1時間半ほどやっていたところ、
地元の友人が蓑とうちわを持って助っ人にきてくれ、
あっという間にゴミを飛ばしてくれました。
なんとか無事選別し終わりました。
最初から6時間超えの作業はかなり体力的にきつかったです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 草刈りと追加の籾まき
5月16日、そろそろ芽が出そろった頃かと、
様子を見ながら、
共同作業の草刈りのため田んぼへ行ってきました。
ところどころ芽が出ているのも確認できましたが、
発芽率が昨年よりもかなり悪いので、
これでは田んぼ全体に植えるほどの苗は手に入りそうもないと判断。
地元の友人に相談しもう少し追加で直まきをすることにしました。
この日は籾米を持っていなかったので、
とりあえず田んぼ周辺の草刈りをすることにしました。
畔がかなり草ぼうぼうだったので、
まず自分の田んぼの畔の草刈りをしました。
石垣にもかなり草がはえてきました。
ここは共同作業でやるフェンス周りですが、
ここもかなり草ぼうぼうでした。
50mくらいを1時間半くらいかけてきれいにしました。
その間に手分けして田んぼの残り半分を
来週直まきできるよう草を刈りました。
と、ここで地元の友人から、
赤米の発芽した籾をいただきました。
余ったものを新聞紙に包んで檜のチップに埋めて置いて
忘れていたそうです。
根っこがかなり伸びて、芽もでていました。
有難くいただき
25㎝くらいの間隔で田植えの様に植えました。
全部で5列植えたところで4時間が経過し17時半過ぎたため、
ここで作業終了です。
帰ってからすぐに籾を浸水させて、
来週早々に、また直まきの追加です。
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自然農の田んぼ2023 草取り
4月16日に籾米を直まきしてから16日たちました。
そろそろ芽が出て、草も生えているころだと思い、
ゴールデンウィーク中、
様子を見ながら草取りに行ってきました。
目印の鳥よけ紐の下の草をどかして、
稲の芽を探しましたが、
3㎝くらいの間隔で筋蒔きしたはずの場所には、
稲の芽らしきものは全く見つかりません。
いつもなら不織布などをかけて保温と保湿をするのですが、
4月は気温が高く暖かだったので、
草を少しかぶせたくらいで良しとしてしまいました。
草もそれほど生えていなかったので、
4月の後半は思ったより気温が上がらず水分も足りずに、
発芽しなかったようです。
少し草を取りながらよく探してみると、
2、3本稲の芽をみつけました。
地元の友人に聞くと今朝も気温はけっこう低かったそうで、
その友人は、今日から籾まきをしていました。
遅ればせながら少しでも保温と保湿ができるように、
とっておいた稲わらを短く切って上からかぶせました。
本当は籾を蒔いた日にこうしておけばよかったと少し後悔しました。
ゴールデンウィーク後半は雨予報ですが、
まだお天気が続きそうなので、
かぶせた藁の上からジョウロで水をかけて作業を終了しました。
いくら早めに籾まきしても、
結局ちょうどいい時期に蒔かないと同じことだと痛感しました。
【きらくな寝床】
ふじのくに⇔せかい演劇祭2023 Ⅱ
29日夜は静岡県舞台芸術公園野外劇場にて、
オリビエ・ピイ氏演出の「ハムレット(どうしても!)」
を観劇しました。
ピイ氏はSPACの常連さんでいつもユニークな作品を披露してくれるので、
今回も楽しみにしていました。
ハムレットはシェイクスピアの四大悲劇作品の一つであり、
登場人物は約30名というこの作品を、
なんと4人の俳優と1人のミュージシャンが様々に演じ分け、
しかもとってもスピーディな展開にまずは新鮮な驚きがありました。
そして、タイトルに(どうしても!)とあるように、
普通のハムレットと決定的に違うのは、
場面のところどころに世界中の哲学者たちが登場し、
それぞれの解釈を披露していくところ。
デカルト、フロイト、ハイデガー、ヴィトゲンシュタイン・・・。
ハムレットは1600年ごろに発表され400年の間には
多くの解釈や謎が残されているそうです。
ピイ氏の、それらの解釈や謎のすべてを総観できる
「ハムレット」の百科事典のような芝居を作りたいとの思いから
この創作が始まったというのも興味深いです。
天気予報はあいにくの雨。
野外なのでカッパや防寒を万全にして臨みましたが、
以外にも終演までお天気がもちそうな雰囲気で進行。
ところが、オフィーリアの死の場面で突然降りだしてきました。
それも演出の一つなのでは?
と思わせるほど雰囲気がピッタリでした。
観劇後は、ハムレットの苦悩とともに、
400年の長い時間を共にタイムスリップしたような、
軽い疲労感と充実感に包まれました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 籾まき
4月16日、自然農の田んぼに籾まきにやってきました。
前日の土曜日はかなりの大雨でしたが、
日曜は朝からスッキリと晴れて汗ばむくらいの陽気でした。
一足早く友人が直まきの準備として、
籾を蒔く場所の草刈りをしてありました。
これを参考に我が家も直まきで行います。
昨年は籾まきする場所を全部、
最初に草刈り機で草を刈っていました。
今年は直まきするところだけ草を刈り、
他は残すことにしたので、
まずは大まかに鍬で表面の草をどかします。
籾を蒔くときにもう一度鎌で土を少し柔らかくして、
3センチほどの間隔で籾をまいていきます。
上から土をかぶせます。
その上に草をかぶせます。
木曜日から浸水させておいた我が家の籾米です。
胚芽のところが膨らんでようやく少し根が出始めています。
先に来てポット苗にまき終えた仲間から、
籾米をいただきました。
約一週間浸水させていたというからもう結構長い根っこが出ています。
半分の面積にこの籾米をまき、
もう半分には自分たちの籾米をまくことにしたので、
どちらがより成長してくれるのか楽しみです。
せっかく蒔いた籾米を鳥に食べられてしまわないよう、
籾を蒔いた上に鳥よけの紐を張ります。
後からやろうとしても、どこに蒔いたのかわからなくなるので、
蒔いたらすぐに張ります。
午前中2時間、午後2時間の合計4時間かけて、
何とか田んぼ半分の広さに12列の籾を蒔き終わりました。
昨年は畝間が30センチと少し狭く、
この後の草取りが大変だったので今年は40センチにしました。
発芽したらすぐに草取りが始まります。
10日から2週間後くらいを予定しています。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 共同作業
4月8日、田んぼの共同作業に行ってきました。
前日は一日中雨降りだったので、
田んぼ横を流れる清流藁科川も濁った水が川幅一杯に流れていました。
作業は休耕田と周辺の草刈り。
もうすぐ町内で除草剤をまかれてしまうので、
その前に草を刈るのが目的で、
田んぼのフェンス周りの草は鎌で刈りました。
石垣に生えた草も刈ります。
ここは一人で黙々と1時間半かけてきれいにしました。
フェンス横の反対側は、
地元の友人が早くから草刈り機で刈ってくれていました。
休耕田は草刈り機を使い二人がかりでやります。
こちらも一時間半かけて2枚の休耕田をきれいにしました。
昼食をはさんで午後は自分たちの田んぼです。
本当は田んぼの高低差をなくす作業をしたかったのですが、
田んぼの中にはいい冬草がはえているので、
これは刈らずにおいた方がよいとのこと。
石垣の草と畔周りの草を刈りました。
田んぼの高低差をなくすなどの作業は草がはえてくる前にすることでしたが、
今年の冬は干し芋の仕入れが忙しく、
田んぼに来る余裕がありませんでした。
来週あたりから直まきの籾まきを始めますが。
籾を蒔くところだけの土をほぐして植えていく予定です。
【きらくな寝床】
漆塗り
昨晩は月二回の漆塗り同好会。
まずは冷凍しておいた糊漆を使い、
先日娘が持って帰ってきた九谷焼のお茶碗を継ぎました。
一か所だけなので比較的簡単でした。
割れた箇所を金属のやすりで少し削ってから薄く糊漆をのせて、
段差がつかないように貼り合わせます。
実は金継がプロ級のメンバーに、
段差をなくしてきれいにしてもらったので完璧です。
糊漆で継いだ茶わんの強さは先日立証済みなので、
このまま貼り合わせただけでもいいかな?
と言ったら赤い漆で仕上げたら?と教えてもらいました。
次はお猪口です。
錆漆(さびうるし)を作って継いだところと隙間を埋めていきます。
錆漆は、砥の粉を水で練って生漆を混ぜたもの。
欠けた部分などを埋めるために使います。
乾くと色がかなり黒くなるのでそこは覚悟の上。
ピンポイントで継いだところだけに塗りこむことは不可能なので、
そこだけ黒く汚くなるよりは全体を黒くしてしまおうと、
残った錆漆を塗りこんで拭き漆の様に仕上げました。
内側をやってから外側も同じようにします。
穴が大きい場所は一度では埋めきれないので何回か繰り返します。
【きらくな寝床】
お猪口の補修
せっかく漆で継いだお猪口を、
前回また落として割ってしまったため、
また貼り合わせるところからやり直しです。
でも糊漆で貼ったところは割れずに別のところが割れたので、
「糊漆の強さが証明されたね」と言って貰いました。
糊漆(のりうるし)の作り方は、
まず強力粉に水を足しながらグルテンができるまでよく練ります。
耳たぶくらいの固さになったら同量の生漆とよく練り混ぜます。
へらで引っ張ったときびよーんと伸びるくらいになれば完成。
小さなお猪口を貼り合わせるには、
ほんの少しの量があればいいのですがついつい作りすぎてしまいます。
余った糊漆は冷凍庫で保管します。
糊漆ができたら、
割れたところにできるだけ薄く塗って一気に貼り合わせます。
時間勝負なので途中の写真は撮っていませんが、
写真は全部貼り合わせたところです。
貼り合わせたらできるだけ段差がないように調整します。
つなぎ目が蜘蛛の巣のようにさらに細かくなってしまったので、
この先の仕上げにかなり手がかかりそうです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 鹿よけネット張り
2月23日に鹿よけのネット張りに行ってきました。
地元の友人が地元の方と一緒に杭を30本ほど打ち込んでくれてあり、
そこにネットを張っていきます。
中にワイヤーが入ったネットなので、
しっかりしていてけっこう重さもあります。
広げるのにもひと苦労です。
ネットの上はポールの上のカバーに付いているフックに引っ掛け、
下はテントの紐などを留めるようなペグを打ち込み、
引っ掛けます。
50m以上はあるでしょうか、
ネット3枚をつなげて張りました。
とても暖かい日で、
足元には蕗の薹が顔を出していました。
(夜美味しくいただきました)
早咲きの桜の花ももうすぐ満開になりそうでした。
豊後梅の花。
立派な梅の実がなります。
仲間の畑で育った大根をいただきました。
完全自然農なので長さは10㎝ほどでしたが、
甘みがあって美味しかったです。
【きらくな寝床】
お味噌の仕込み その5
2月11日、お味噌の仕込みのために田んぼにやってきました。
前日の寒い雨から一転、晴れてぽかぽかの気持ちのいい日です。
梅の花のつぼみもほころび始めていました。
まずは糀と塩をよく混ぜ合わせる、
塩切という作業です。
次につぶした大豆と塩切した糀とをよく混ぜます。
大豆をつぶしておいたので、
ここまでの作業がとてもスムーズでした。
よく混ざったら、
こぶし大くらいの味噌玉を作ります。
出来た味噌玉はカメの中に投げ込んで、
空気が入らないように上からぎゅうぎゅう押し込みます。
全部入れ終わったら一番上に塩をまいておきます。
塩は全体の22%なので大豆5㎏と糀5㎏分の塩は2.2㎏。
その中から上にまく分は最初にとっておきます。
タッパーに仕込んだのは昨年田んぼで作った、
在来の豆1㎏です。
最初は一緒に混ぜてしまおうかとも思いましたが、
別に仕込みました。
出来上がりが楽しみです。
我が家の分が仕込み終わったので、
友人宅のをちょっぴりお手伝い。
昨年まではウチも杵と臼で大豆をつぶしていました。
時間はこちらの方が早いけれどけっこうな重労働です。
来年もミンサーでつぶした方がよさそうです。
【きらくな寝床】