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ほしいもブログ
はじまりの記憶 柳田邦夫 伊勢英子 著
柳田邦夫さんと伊勢秀子さんとの共著「はじまりの記憶」を読みました。
『かなしみ』『 空』『 ころぶ』・・・
というテーマに沿ってお二人が順番にエッセイと挿絵をかかれています。
それがとても面白くて、読んでいる途中に突然、
自分の幼いころの記憶がよみがえってきたりもしました。
柳田さんが『ころぶ』の章に書かれていた、
シーソーや家の屋根に上った話は、私にもよく似た体験がありました。
小学生の時に住んでいた家の屋根に上るのが好きだったことと、
そこから通りを眺めた時の景色。
もうすっかり忘れていた幼いころの自分や、
もちろん今の自分よりもかなり若い両親の姿も思い出しました。
大切にしていた宝物を庭の隅に埋めた次の日、
学校から帰って来るとそこがコンクリート敷きになっていた時の驚き。
蜜蜂を触った時の感触(三回目に刺されてしまったこと)。
毎日ベッドに入ってから寝る前のひとときをこの本と共に過ごし、
とても幸せな眠りにつくことができました。
日時: 2021年10月13日 16:32