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『僕は、そして僕たちはどう生きるか 』 梨木 香歩 著 理論社

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『西の魔女が死んだ』以来久しぶりの梨木香歩さん。

読了後、初めて表紙の絵の意味がわかりました。

主人公はコペルと呼ばれる男の子14歳。
コペルが土壌生物の調査に出かけた日一日のできごとに、
不登校、全体主義、環境破壊、巧妙に仕組まれた青少年への罠、
戦争へ向かう気運など、
現代社会の様々な負の問題を物語に織り込み、
それでいて梨木さんらしい優しさに包まれた作品でした。

そしてこれから先、万が一自分が戦争に行かなければならなくなった時が来たとしても、
「良心的兵役拒否」という言葉があることを皆に知っていて欲しいと思います。

「普通」「みんなが…」という言葉を安易に使うことの怖さ、
けれども人が生きるために、群れは必要。

強制や糾弾のない、許しあえる、ゆるやかで温かい絆の群れ。
一人になることも、離れることも認め、そしていつでも迎えてくれる。
そんな「いい加減」の群れを作り、
出会った人に
「やあ。よかったら、ここにおいでよ。
気に入ったら、ここが君の席だよ。」
と言えるような力を身につけ生きていきたいと強く感じました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2015年09月29日 08:45