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宮田大チェロ・リサイタル 音楽と伝統芸能の共演~チェロと文楽~~

7月11日グランシップで開催された
宮田大さんのチェロ・リサイタルに行ってきました。
宮田さんは言わずもがな超有名なチェロ奏者ですが、
その方がまさか文楽の桐竹勘十郎さんをゲストに迎えて
リサイタルをされるとは驚きました。
そしてどのような内容になるのかとても楽しみでした。

第一部
1曲目はサンサーンスの『白鳥』
私が初めてチェロの音色を聴いたのがこの曲で今も大好きです。
演奏後、宮田さんがグランシップの舞台が黒く証明の感じなどから、
夜の湖で白鳥がゆったりと羽を休めているような
そんな感覚で演奏されたと話されていました。

2曲目めはハリウッド映画の曲を数多く手がけたジョン・ウィリアムズの曲を、
山中惇史さんが編曲された『John Williams Fantasy Trip』
ジョーズからホームアローンに変わったり、
ETやスターウォーズなどお馴染みの曲が満載でとても楽しかったです。

3曲目は 尾高尚忠作曲『夜曲』
初めて聴いた曲でしたが、とても日本的な雰囲気のする曲でした。

一部最後の曲は、黛敏郎作曲 チェロのための『BUNRAKU』
ここで桐竹勘十郎さんが人形と共に登場。
文楽の太棹三味線を思わせる強い音から始まり
(チェロでこんな音を聴いたのは初めてでした)、
義太夫の語りの様な曲調もありとても楽しめました。
文楽の人形は年老いた老婆(後で小野小町と聞きました)で、
チェロの音色に合わせ、
過去の恋を懐かしみ手紙をしたためる様子や、
老いた自分を嘆いたりする姿が
まるで生きているかのように感じられました。

休憩を挟んで第二部は、
坂本龍一(篠田大介編曲)『星になった少年』
久石譲(篠田大介編曲)『Asian Dream Song』
2曲続いて演奏された後、
村松崇継さんの『Earth』
ピアソラ(伊賀拓郎編曲)『リベルタンゴ』です。
どの曲もそれぞれに思い出深く、
様々な記憶が呼び覚まされました。

そして最終曲のピアソラ『オブリビオン』で、
再び勘十郎さんと人形が登場。
びっくりしたのは人形が銀色の顔をもつ西洋の女性だったこと。
勘十郎さんがこの曲のために新しく作られたのだそう。
オブリビオンとは忘却という意味で、
女性の衣装から少しづつ色が失われていき、
最後は・・・
驚きの演出でした。

興奮冷めやらぬうちに、
宮田大さんと勘十郎さんのアフタートークがあり、
感動の内に終演しました。

ピアノ伴奏はジュリアン・ジェルネさん。
15年以上にわたり宮田さんと共演を重ねられていて、
宮田さんのチェロになくてはならない存在だと感じました。
素敵なピアノでした。

ロビーでは購入したCDに宮田さんとジュリアンさんがサインをして下さって、
この日の感動をまた家で何度も思い出すことが出来ることがとても嬉しいです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2026年07月12日 14:17