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ほしいもブログ
映画『人魚の眠る家』 監督:堤 幸彦
東野圭吾さん原作、堤幸彦監督作品『人魚の眠る家』の試写会に行って来ました。
とても重いテーマでしたが、俳優陣の質の高い演技に引き込まれました。
プールの事故で脳死状態になってしまった娘をめぐり、
篠原涼子さん演じる母親、西島秀俊さん演じる父親、
またプールに付き添っていた祖母役の松坂慶子さん、
父親の経営する医療機器メーカーの研究員役坂口健太郎さん、
それぞれの立場の心の葛藤がとても丁寧に描かれます。
もし自分がこの親の立場だったら、
やはりどんなことをしても娘を生かし続けたいと思うだろうし、
脳死判定を受けて臓器提供なんてとてもできないと思います。
だからある意味、神の領域まで踏み込んでしまった母親の気持ちは痛いほどわかります。
だけど最後の最後、医師からの「瑞穂ちゃんの心臓はまだこの世界のどこかで動き続けています」
という言葉には希望を感じました。
また娘、弟、従妹、それぞれの子役の演技もとてもとても素晴らしかったです。
ラスト、絢香さんの心に沁みる声のエンディング曲が印象的でした。
日時: 2018年10月19日 15:56