劇団SPAC ミヤギ能オセロー ~無限の愛~
劇団SPAC総監督 宮城聡さん演出の、
能仕立ての演劇「ミヤギ能 オセロー~無限の愛~」を鑑賞しました。
オセローは、シェイクスピアの四大悲劇の一つで、
それを「複式夢幻能」と呼ばれる形式で再構成しています。
主人公はシテと呼ばれ、
本来はオセロー側からの物語だったものを、
夫オセローに殺されたデズデモーナをシテとしています。
SPACでお馴染みの、
ムーバーとスピーカーに分かれて演じられる演劇と似ていますが、
能なのでより形式的です。
また、台詞にあたる地謡も、
複数の人が同時発生的に違う台詞を述べるなど、
かなり複雑な構成になっていました。
それと反して、舞台は5.4m四方の正方形で、
右側は地謡の方達の場所が作られ、
舞台左側からそでに続く渡り廊下のようなものがあります。
舞台上に特別なセットはなく、後方に囃子方という演奏者がいるだけという
とてもシンプルな設えです。
バックには数珠のようなものが上から吊るされていて、
(アフタートークでわかったのですが、吊るし雛をイメージしたということでした)
左奥に墓標のようなものが観られます。
今までの演劇とはかなり違うので最初は戸惑いましたが、
主演の美加里さんが、
亡霊となったデズデモーナを、
本当に人ならぬ存在として表現されていて
鳥肌がたちました。
すごいものを観たという気分で劇場を後にしましたが、
一度ではとても全容を理解できないので、
もう一度鑑賞する予定です。





