駿府林泉花暦「花緑の夢空間」

今年で第13回目となる、
駿府林泉花暦「花緑の夢空間」に行ってきました。
会場は駿府公園にある日本庭園「紅葉山庭園の茶室」です。
毎回応募が多く抽選に当たるのも大変ですが、
今回も運よく当たることができてとても嬉しいです。
今年は16時開場のため、日本庭園も楽しめました。
富士山と茶畑、駿河湾を模した素晴らしいお庭です。
菊花展も開催していて、見事な菊も鑑賞でき何ともお得。

落語の前には、立礼席にて本山抹茶も楽しめます。
お抹茶は「安倍の花」、お菓子は「姫つばき」。
美味しくて目でも楽しめる一時でした。

一服した後はいよいよ落語。
まずは、二つ目のお弟子さん、柳家花ん謝さんによる「真田小僧」から。
枕から盛り上げてくれて、正統派の真田小僧ですでに笑いの渦が…。
続いて花緑師匠による「笠碁」。
祖父であり人間国宝だった五代目柳家小さん師匠の得意ネタで、
小さん師匠の生前は誰もやれなかったそうです。
生で聴くのは初めてですが、
表情と身振り手振りが本当におかしくて、
笠碁は生で聴くに限ると感じました。

席は2列目の真ん中という大変いい場所。
肉声で落語が聞けるなんて本当に贅沢な会です。
仲入り後は、「船徳」。
花緑師匠は、8月9月と舞台の主役を務めていたそうで、
夏の噺をやっていないのでやりたくて仕方がないと言っていました。
会場は熱気に包まれていたので、
夏の噺も違和感なく聴けました。
何よりも、師匠の熱演で、笑い過ぎてほっぺが痛くなりました。
笑うと日頃の疲れも嫌なこともみんな吹っ飛んで行きますね。
終演後はすっきりとした気分でした。
また次回も必ず行きたいです。





















