七夜物語上 川上弘美 著
もともと川上弘美さんは好きな作家さんですが、
ご自身にとって初めて書かれたファンタジー小説なので、
私も久しぶりに楽しみに読みました。
ページ毎に酒井駒子さんの挿絵が載っているのが嬉しいです。
(朝日新聞で掲載された新聞小説だったため)
読んでいて色々なファンタジーの要素を含んでいるなあと思いました。
それはナルニア国物語だったり、不思議の国のアリスだったり、
エンデだったりと、ふとした場面で昔読んだ物語を思い出します。
面白いのは舞台が1977年に小学生の主人公の生活が、
私自身も過ごしてきた体験とも重なり、
当時の世相も感じられたりして妙に懐かしい気持ちになりました。
下の方も早く読みたいです。