詩集『行きと帰り』詩:谷郁雄/写真:本城直季

初めて本城さんの写真を見たとき、
ミニチュアの箱庭を撮った写真なのだと思いました。
どこか懐かしくてそして不思議な風景は、
空の上、雲の隙間から覗いているような視点で、
どこの国のいつの時代かもわからなくなる感覚になりました。
でも本城さんが撮る写真はすべて本物の風景なのだと知って
驚いたと同時にとっても嬉しくなりました。
“嬉しい”というのは、あの世界が本当に実在しているんだという嬉しさです。
谷郁雄さんの詩は、
「おはよう」「おかえり」「ありがとう」「おやすみ」という、
何気なく繰り返される日常の幸せな一コマを切り取って
それぞれが持っている、大切にしたいものを思い出させてくれます。
今日
あなたは
どのような行きと帰りを
思い出に加えましたか
の言葉が印象的でした。
















