舟を編む 三浦しをん 光文社
今まで、辞書というものに、これほど個性があり、
これほど多くの人の思いがこもっている。
などと考えたことがなかったので、
興味深く読み終えました。
とくに紙の「ぬめり感」というエピソードにはなるほどと思いました。
それぞれが個性豊かな登場人物でしたが、
時間経過が早くて、少し勿体無い感じがしました。
でも、三浦しをんさんは相変わらず上手。
最後にこの本の装丁の意味がわかり、
胸が熱くなりました。
辞書に対する見方がまったくかわる1冊です。
さっそく辞書を読んで紙を捲ってみたくなりました。