ほし太の日向ぼっこ
珍しいお刺身

いつものスーパーに買い物に行ったら鮮魚コーナーになんと鯨のお刺身発見。
子供のころは給食でもよく出てきた鯨ですが、1986年から商業捕鯨は禁止されているので、
調査捕鯨で捕られた鯨でしょう。
スーパーで見かけることはあまりないので、珍しいので買ってみました。

パッケージを見ると、
アイスランド産ナガス鯨と書いてありました。
ミンク鯨に比べてナガス鯨はさらに貴重らしいです。
見た目は血が滴りそうな赤身ですが、
生姜醤油で食べたら、臭みもあまりなく柔らかくて美味しかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
久しぶりの再会

本屋さんの棚で偶然見つけた『ポーの一族 春の夢』
そうだ萩尾望都さんの名作「ポーの一族」が、40年ぶりに連載再開されたのでした。
これはぜひとも買わなくちゃと、
久しぶりにエドガーとアランに再会しました。
何しろ読んだのははるか昔です。
覚えているかなぁと心配しながら読み始めましたが、
あっという間にタイムスリップ。
後は一気読みでした。
「この漫画がすごい 2018」の第2位に選ばれているだけあって、
ただの続編ではなく、ヴァンパイア世界の謎の扉が開きかけていて、
より引き込まれました。
やっぱり萩尾望都さんはすごいです。

娘から教えてもらった 樹なつみさんの『八雲立つ 灼』。
こちらは16年ぶりという、これも懐かしい漫画です。
八雲立つは、完結したと思っていたので、
また続きが読めるとは思ってもいませんでした。
世界観が大好きだったので嬉しいです。
これから楽しみが増えました。
【ほし太の日向ぼっこ】
映画「かぞくいろ RAILWAYS 私たちの出発 」 監督:吉田 康弘

映画『かぞくいろ RAILWAYS 私たちの出発』を鑑賞しました。
RAILWAYSシリーズは、地方のローカル線を舞台にした、
鉄道に纏わる人々の人生を描いたヒューマンドラマで今回はその第3弾なのだそう。
冒頭、三人家族が線路の高架橋の上で仲良く電車を見ています。
父親と息子はかなりの鉄道好きのようです。
場面変わって母と息子が大きな荷物を持って電車でどこかへ向かっています。
そこから物語が始まりました。
奥薗晶(有村架純)は、夫が突然のくも膜下出血で亡くなり、
夫の連れ子の駿也と二人で、義父の節夫(國村準)に会いに鹿児島に行きます。
節夫は肥薩おれんじ鉄道の運転士。
他に頼る身内がいない二人は節夫の家に置いてもらい、
晶も、駿也のために運転士を目指します。
学校になかなかなじめない駿也は、
ある日、半成人式という行事で両親の作文を書くことになったけれども、
駿也はうその作文を書き、晶にもひどい言葉を投げつけます。
物語の所々に、昔の幸せなシーンが入り、
節夫、晶、駿也、それぞれの思いがこちらに伝わってきます。
妻を亡くし、息子とも疎遠だった節夫。
やっと手に入れた幸せな家庭が夫の死で突然なくなってしまった晶。
生まれてすぐに母親を亡くし、10歳で父親とも死別してしまった駿也。
三人が新しく家族になっていく過程が、
美しい自然の中を走る肥薩おれんじ鉄道の映像とともに紡がれます。
鑑賞後は、家族にもっと優しくしたくなる、そんな映画でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
やどりぎ座 劇団渡辺「授業」

先週SPACで観劇したウジェーヌ・イヨネスコ作「授業」ですが、
28日、同じ脚本を使った劇団渡辺版「授業」をやどりぎ座で鑑賞しました。
やどりぎ座はこけら落としで「不思議の国のアリス」全15公演中ですが(29日が最終日)、
26、27、28日の3日間だけ「授業」の上演がありました。
劇団渡辺では十年ほど前からこの「授業」を演目としていたそうで、
今回SPACで授業をやることを知り、
両方を見比べてみてもらうのも面白いのではと上演を決めたそうです。
SPAC版の授業がとてもよかったので、こちらも自ずと期待が高まりました。
最初からまったく違う始まり方にまずは驚きました。
老教授は着流し姿、女生徒とメイドのマリーは洋服ですが三人とも足袋を履いていて、
木やりのような音楽(歌?)とともに、
狂言のような動きのパントマイムで最後のシーンを繰り返し行い、
この物語が繰り返されていることを示唆します。
SPAC版は老教授を3人の役者さんが演じていて、
それは老教授の人格の多面性を表していると思ったのですが、
劇団渡辺版は、老教授(大石宣弘さん)、女生徒(蔭山ひさ枝さん)、
とメイドのマリーの三人のお芝居でした。
とにかく老教授役のセリフがよく覚えられるなぁというくらい、
後半はほぼ一人でしゃべりっぱなしで、
だんだんと狂気に陥ってくる様子がとてもリアルでした。
女生徒の表情が豊かで(終演後、ご本人が顔芸と仰っていました)、
ワクワクした高揚感や天真爛漫さ、抑圧された感情や、
歯が痛くなってからの悲痛な様子がとても伝わってきました。
メイドのマリーが途中で忠告に来るのは同じですが、
SPAC版の醒めた印象とは違い、
この先どうなるかはもはや防ぎようがないことも全てわかっていて、
老教授の庇護者的な立場に感じました。
同じ演劇を2回みることはよくしますが、
同じ脚本を使った違う演出の演劇をみたのは初めてなので面白い体験でした。
劇団渡辺版「授業」もとても見応えがあってよかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
音楽鑑賞の秋!

芸術の秋です!
日曜日に、マリンバ、ピアノ、パーカッションによる女性三人組ユニット、
ALBOSトリオのライブに行って来ました。
「ALBOS(アルボス)」とは、ラテン語で「樹木」という意味で、
3人の楽器がそれぞれ木で作られていることに由来しているそうです。
樹木から感じるパワーや温もりのように、心が満たされる音楽を目指しているとのこと。
ちなみに、名前の候補として「バオバブズ」というのもあったようですが、
断然こちらのほうがよかったですね。
マリンバの音色が好きですが、なかなか生で聴く機会が無いので行く前から楽しみでした。
一部は、
Fire craker、
くまんばちの飛行、
ユー・レイズミー・アップ
愛の夢、愛の挨拶、愛の喜びは、の愛三部作、
仮面舞踏会、
鮫
二部は、
プリンク・プレンク・プルンク
Waltz Ragtime
Rag Doll Rag
スペイン、
韃靼人の踊り
Fire dance
アンコール2曲
の約2時間。
クラシックやポップスのジャンルを超えて、
素敵にアレンジされた演奏は、軽快で元気よくはじける曲、
しっとりと聴かせてくれる曲など、とても心地よい響きでした。
ついマリンバの超絶技巧的な演奏に目が行ってしまいますが、
パーカッションもさまざまな楽器を駆使した多彩な音が楽しめました。
ピアノもスタンウェイの音色と確かな演奏技術で質の高い演奏でした。
楽しいおしゃべりや楽器紹介もあり、楽しい時間を過ごせました。
来年で結成5周年を迎えるというALBOSトリオ。
次のLIVEも是非足を運びたいと思いました。

メンバーは、
マリンバ:望月 恵さん
パーカッション:古川 春美さん
ピアノ:久米 涼子さん
【ほし太の日向ぼっこ】
柿ジャム

我が家の渋柿が、渋抜きをする前に熟してしまい、
それはそれで渋が抜けて甘くて美味しいんだけど、
そのまま食べる以外何かできないかと調べたら、
柿ジャムというのがありました。
それは、熟した柿を手で握りつぶして皮と種を除き、
そのままヨーグルトなどに入れて食べるというもの。
私は保存したいので、
皮をむいてから鍋に入れ、火にかけて少し水分を飛ばしました。
それから種を取り除いたら、柿だけなのにかなり甘いジャムになりました。
トロみもついてまさに柿ジャムです。
プレーンヨーグルトに入れたら美味しそう!

そしてこれ、今年3個だけ採れた我が家の甘柿。
1個は味見に旦那様と一緒に食べて、1個は娘に送り、最後の1個。
そろそろ柔らかくなってきたのでもう食べないと。
固い時もかなり甘かったけど、
このちょっと柔かくなりかけで食べたらメッチャ甘かったです。
柿の木って、肥料も何もあげてないのに、
しかも今年は丸坊主って言うくらい植木屋さんに切られちゃったのに、
こんなに甘い実をつけるなんですごいなぁ。
【ほし太の日向ぼっこ】
キットカット ショコラトリー

先日、姪が東京へ出張で行ったときに大丸東京でお土産に買ってきてくれました。
先日はローソンのマチカフェでルビーチョコレートのロールケーキを買い、
とっても美味しかった記憶が鮮明ですが、
今度はキットカットのルビーショコラとのこと。
普通のキットカットの大きさですが1本400円というお値段。
それだけ貴重なチョコということですね。
味わってみると、チョコなのに何となく柑橘系のような爽やかな酸味を感じました。
しばらくはルビーチョコレートのブームがありそうです。
【ほし太の日向ぼっこ】
塩渋抜き

シャトルシェフで渋抜きしていた我が家の渋柿。
二日目に見ると塩水の温度は27度くらいになってしまったけど、
柿の色が何となく変わっていたので、
これはたぶん大丈夫と思いまた一個むいて食べてみました。
ちゃんと渋が抜けてる!
でもかなり柔らかい。
うーん、自然に熟した柿よりはしっかりしてるけど、
生の柿は固いほうが好きなので、やっぱり渋柿は干し柿にした方がいいかも。
今まで、柿の甘さに差があるとは正直思っていなかったけど、
田んぼにある柿の木も、この前スーパーで買った柿も、全然甘くないので、
ウチの柿はかなり甘いんだと思った。
【ほし太の日向ぼっこ】
塩で渋抜き

昨日朝にはまだ渋が残っていた渋抜き柿。
もう一日置いて今朝また1個食べてみました。
結果、食べられないほどひどくは無いけどまだ相当渋かった!
ということで、もう一度塩水を50度くらいに温めなおして再挑戦!
シャトルシェフに入れてもう一日様子をみます。
また明日の朝一個むいて食べてみるけどどうなることやら…。
やっぱり渋柿は干し柿にするにかぎるね。
【ほし太の日向ぼっこ】
SPAC演劇「授業」

ウジェーヌ・イヨネスコ作、西 悟志さん演出の「授業」を観劇しました。
この演劇は「不条理劇」というジャンルです。
不条理劇とは、
ストーリーが論理的に進行しない。
登場人物の会話がかみ合わない。
物語の展開が追えない。
意味不明なものが出てくる。
という演劇のことだそうで「みもふたもない物語」というのが私のイメージでした。
だからきっとこの「授業」は、見終わった後の気分はよくないんだろうなぁ。
という気持ちで鑑賞しました。
ところが、これが面白くて楽しくて、
老教授が3人いるのにもぶったまげましたが、
同じセリフを3人が繰り返し、それぞれの言い回しや雰囲気が違っていることで
多重人格者を思わせましたし、
女生徒役の布施さんはとっても可愛くて、はつらつとしていて、
途中から、力関係が逆転して、また拮抗して、と新しい布施さんの魅力がとても光っていました。
4人が絡んだ時の動きも計算されていてまるでダンスのようでした。
衣装も洒落ていました。
最後は思いもかけない展開になりましたが、
それでも見終わった後の気分はすっきりでした。
それは、原作にあるのかどうかはわかりませんが、
最後、倒れた椅子を起こしながら女生徒が叫ぶシーンで救済があったから。
そしてまた最初にもどる、みたいな無限ループのようなお芝居でした。
でもよく考えたら、普段の生活の中では不条理なほうが当たり前のような気もします。
こんな不条理劇なら何度でも観たいです。
アフタートークで、SPACの芸術総監督宮城さんが、
演出家には大まかに二通りのタイプがいるのだと仰っていました。
生々しい救済を描くのが得意な人と、
人でないもの神話的なものでの救済を描くのが得意な人とがいて、
今回の西さんは前者、宮城さんは後者なのだそう。
よくわかりました。
【ほし太の日向ぼっこ】