きらくな寝床
芸術的なざる
木楽名会で私たちに竹ザル作りを教えてくれている原田君は、
山梨県の「富士河口湖町勝山スズ竹伝統工芸センター」、
通称「ザル学校」で学んでいます。
メンバーの山口さんも
ザル学校に時々顔を出すようになったので、
お願いして、そこの名人たちが作ったザルを買ってきてもらいました。
私たちが最初につくったザルと編み方は同じザルの大きいものと、
全く違う編み方のざるを二枚、買ってきてくれました。
思わず見とれてしまうほど、まさに芸術品のようなザルです。
このザルを見ていると、
美術品ではない日常の雑器など、
無名の職人による民衆的美術工芸の美を発掘した
柳 宗悦の民芸運動を思い起こします。
【きらくな寝床】
自然農の田植え
6月には珍しい台風上陸の翌日、
静岡市葵区坂の上で自然農の田植えに行ってきました。
先週の土曜日に予定していたものの、
雨で翌日になり、
日曜日は行けなかったので、平日なんとか都合をつけていくことに…。
写真は苗床。
二週間前より、さらに苗が育っていました。
まずは苗床から苗を土ごと掘り出し、
一本づつ根に土をダンゴのようにつけながら分けて行きます。
田植えができるように苗を準備するところから始まります。
いつもの年は苗を1本づつ、穴を掘って埋めて行きますが、
今年は先にいくつかの穴を掘って効率よくやりました。
掘った穴に苗を1本づつ置いて行きます。
これでいちいち取りにいかなくても手際よくできます。
この田んぼは、今年一年慣れるために7人くらいで一緒に作業しています。
みんな予定がバラバラなので行けるときに行きます。
この日は二人だけでしたが、
私たちが帰った後に1人来て作業していったようです。
自然農の田植えは一日で終わらず、
師匠の町田さんは自分の田んぼに1ヶ月近くかけて苗を植えていきます。
苗を植えた後の田んぼ。
雑草は田植えの前に刈り払いするだけなので、
草をどけながら土を掘り、苗を植えます。
ずっとしゃがんでいるので腰が痛くなったり、
鎌で土を掘るので手にマメができたりもします。
今年の苗床は去年まで一般栽培していた場所。
なので草もはえず、苗も大きく成長しました。
けれど町田さんの苗床は、
もう何年も自然農をしている場所なので、
苗は大きく育たないけど、根っこがしっかりと張っていました。
一番手前が自然農の苗。
後ろ二本は自分たちの苗。
背は高く伸びたけど、根っこが短かかったり少ないです。
一日作業した田んぼ。
一列に108本の苗を植えました。
二人がかりで一日やっと5通りでした。
日曜日は8人で14列だったそう。
残りがあと8列か9列なので、
三人でやれば一日で終わるかな?
坂ノ上の田んぼのまわり。
のどかな田園風景です。
イモリがたくさんいました。
【きらくな寝床】
新聞紙のエコバック
去年から時々見かけるようになりました。
友人の後藤さんがいち早く作ってくれたので、
私も愛用していましたが、
新聞紙が材料とは思えない程しっかりした作りでした。
「自分でも作ってみたい」と思っていたら、
後藤さんが図書館で
「まさこおばちゃんの新聞エコバックの作り方」
という本を借りてきてくれました。
早速それを見ながら作ったのがこれ(写真)
日本経済新聞の日曜版の見開きは、
毎週カラーの美術特集なので、
それを使うといい、というのも後藤さんが教えてくれました。
簡単ですが、
綺麗に作るのは中々大変、
もう少したくさん作って慣れれば上手になるかしら…。
【きらくな寝床】
可愛いお客さん
土曜日の木楽名会に可愛いお客さんが来てくれました。
友人のお嬢さんで、
日曜日は父の日だからと、
ホワイトボードにお父さんの顔を描いていました。
今年一年生になったばかりなのに、
もうこんなに上手に絵が描けることに驚きです。
ついでに知っている漢字もいくつか書いていました。
話すことも面白くって、
父親である友人もたじたじになる場面も…。
我が家の娘もこんな可愛い時期があったことを
忘れずにいたいものです。
友人には、この可愛い時季を大切に
楽しんでもらいたいです。
【きらくな寝床】
水芭蕉?と思ったら…
坂の上の田んぼに咲いていました。
「夏の思い出」という歌の、
水芭蕉の花が咲いている…。
という歌詞を思い出して、
これはきっと水芭蕉!!
だと思っていたら、
水芭蕉は平野では4月から5月に咲くみたい。
それに花がちょっと違ってました。
ではこの花は何?
と調べたらカラーでした。
思い込みってこんなものですね。
【きらくな寝床】
壁はりのお手伝い♪
木楽名会の仲間のご両親が、
仲間宅の隣に家を建てることになり、
その内装に、彼自身が自分で木を製材し、
木の壁を貼ることにしました。
そこで微力ながら木楽名会のメンバーもお手伝いすることに。
上手な人は、壁を打ちつけていき、
私は出来上がった壁に蜜蝋ワックスを塗る仕事をしました。
蜜蝋を塗ると、
木の模様が浮き出てきて、色がとっても綺麗になります。
(写真の右側、上半分が塗った部分)
玄関、リビング、和室、洋間、トイレ、それぞれに一部ですが、
木の板が貼られます。
聞いたら15本の杉と檜を製材して、
壁貼りの材料を作ったとのこと。
ビニールのクロスは汚れにくくて便利かもしれないけど、
この手作りの木の壁はもっと心安らぐものがあります。
ご両親のことも良く知っているので、
この家で仲良く楽しく、
心穏やかに過ごされることを想像しながら、
心をこめて塗りました。
我が家も、いつかこんな風にできたらいいな~♪
【きらくな寝床】
自然農の田んぼの苗
籾まきしてから一ヶ月ちょっと、
稲の苗がこんなに成長していました。
草もほとんどなく、
理想的な苗床です。
でもこれはおそらく今年だけ。
去年までは一般栽培だったので、
除草剤も化学肥料も使っていたから、
草の種が田んぼになかったのでしょう。
おそらく来年以降は草のオンパレードとなるはず。
茨城の有機さつまいもの畑もそうでした。
だから来年以降が我慢のとき。
でも今年はこの分では16日の田植えで、
1本植えの充分な大きさの苗に育っていることでしょう。
【きらくな寝床】
中国茶♪
先日、携帯の機種変更待ちの間、
友人と二人で中国茶の茶店に入りました。
めったにない経験なので、
烏龍茶の中の王様といわれる、
岩茶大紅袍(がんちゃたいこうほう)を飲んでみることに…。
原木となる樹齢300年を越す4本の茶樹からとれる茶葉は、
20g250万円もの値段がついたという伝説があるとか。
それが、950円!これは高いのか安いのか…。
でも調べたら、銀座にあるお店では1580円で出てました。
静岡だから少し安いのかな~。
写真のようなセットで登場。
簡単なドライフルーツのお茶菓子つき。
まずはお店の人に、入れ方を実演してもらいました。
茶葉を急須にいれて熱湯を注ぎ、
すぐにお湯を捨てます。
二回目はお湯を入れたら2分ほど蒸らして、
まずは細長い器に入れてから、
丸い茶碗に移して、あいた器で香りを楽しみます。
金木犀のような香りがして、
これぞ烏龍茶!!とっても美味しかったです。
沸騰したお湯を土瓶ごとおいてくれるので
友人と二人で十煎以上堪能して、
カフェよりもお得だと思いました。
ちなみに友人は、
プーアール茶の35年もの
「易武野生プーアール」というお茶をセレクト。
樹齢千年は下らないという野生の茶樹の葉を35年ねかせたというもの。
こちらも950円。
説明を読むと安いような気がしてきます。
このお茶、箪笥の奥のような香りがずーと続く強烈なお茶でした。
興味のある方は是非一度行ってみると面白いですよ♪
静岡市葵区呉服町2丁目3-5 2F
中国茶館 フーチャ (tel 054-252-8655)
【きらくな寝床】
竹ざる作り&木楽名会
1月から始めた「竹ざる作り」、
いよいよ編んだざるの縁を巻きます。
縁には、
ノロッコという、生えて一年の若い竹を芯にして、
巻いていくのも、このノロッコという竹の皮。
皮を薄く削ぐのは大変なので、
専門の農家さんに100本単位でお願いするそう。
原田君が、
自分用に作って貰っていた材料を持ってきてくれました。
初めての「マイ竹ざる」。
それぞれ作った人によって、
全然違う表情なのも面白いです。
これで、さっそくお蕎麦を食べなくっちゃ♪
そして「竹ざる作り」には参加していなかったメンバーが、
この日に作ったのは「マンカラ」というゲーム。
始めはみんな「玉子入れでも作ってるのかな~?」
なんて思っていたら、
大人から子供まで楽しめるゲームでした。
出来上がったゲームで、
さっそくお茶の時間にメンバー同士が対戦。
単純なルールだけど結構頭も使います。
しばらく木楽名会で流行りそう。
【きらくな寝床】
発酵茶の試飲♪
先日坂ノ上のお茶の葉で作った「発酵茶」ができあがったので、
みんなのお茶を飲み比べしてみました。
同じ葉っぱを使っても、
発酵させた時間や、手もみした加減、天日に干した場所の違いなのでしょうか、
ウーロン茶っぽい味だったり、紅茶っぽかったりと、
みんな味わいが違っていました。
でもこんなに手軽に発酵茶ができるなんて、
とても楽しいな~♪
来年もぜひみんなで挑戦したいです。
【きらくな寝床】