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ふじのくに⇔せかい演劇祭 2019 『マイ・レフト/ライト・フット』
演劇祭も終盤となってきました。
今回は、スコットランド発のミュージカル「マイ・レフト/ライト・フット」を見ました。
この作品は、片足だけで表現する脳性マヒの画家の半生を描いた映画、
「マイ・レフト・フット」を下敷きとして、アマチュア劇団を舞台に、
歌あり、恋あり、ドタバタありのとてもパワフルなミュージカルでした。
演出は、自身も脳性マヒだというソフトリー・ゲイル氏によるもので、
随所にブラック・ユーモアを交え、真のインクルーシビティ(包括性)を問いかけます。
そして音楽の素晴らしさにまずは驚きでした。
音楽監督のアレックスが舞台上でピアノを弾き、ストーリーにも参加します。
俳優さんたちの歌声はパワフルで、とても素敵な曲の数々を堪能しました。
また手話通訳の方も劇団員として参加し、
全てのセリフをまるでダンスを踊るように手話で表現されていました。
テーマ自体はとても重いものなのに、
見ていてとても気持ちがよく幸せな気分にさせてくれました。
こういう世界の一流のパフォーマンスを見られることが演劇祭の醍醐味です。
日時: 2019年05月04日 18:34