漆刷毛の切り出し
漆塗り同好会で先日から漆刷毛の切り出しをやっています。
それは、固くなってしまった毛先を切って、
中から新しい毛を出すこと。
先輩にやり方を聞き、
道具もお借りしてなるべく自分でやるようにしています。
まずは、どのくらい出すのか決めて線を引き、
古くなった部分を根元からカッターで切り落とします。
漆塗りを始めてから初めてする作業というのと、
刷毛も安いものではないのでけっこう緊張します。
切り落とした先端をカンナで平らにします。
鰹節のように硬くてきれいな断面です。
線を引いて決めた場所から刷毛先まで、
カンナで上下の板を削り取ります。
手元が見えないのでこれがけっこう難しかったです。
ある程度削れたら塗師屋包丁(ぬしやほうちょう)という、
漆刷毛専用の刀で切りそろえます。
今日はここまで。
次回は刷毛先を三角になるように削っていきます。