ほし太の日向ぼっこ
達磨庵歳時記

義兄の山には栗の木があるので、
歳時記の写真用にいがつきの栗を貰ってきました。
普通は足でいがを踏んで栗だけを拾うのですが、
今回のお目当てはいがの方。
なので、充分注意して持ってもトゲが指に刺さってしまいすごく痛かったです。
「簡単に食べられてたまるもんか」という栗の自己主張を感じました。
何はともあれ無事にいが栗が手に入ったので、
いがが枯れないうちに写真だけは撮ってしまおうと思い撮影を慣行!
栗と干し芋だけだと色がさみしいので、
真ん中には山椒の実を置いてみました。
「いざ撮影を!」と思ったら、
一眼レフの電池を会社で充電したまま忘れてしまい撮影できず・・・。
せめて雰囲気だけでも見てみようとiPhoneで撮影したら、
後日一眼レフの写真とiPhoneの写真を見比べて、
iPhoneの写真の方が秋らしい色調に撮れていて気に入りました。
わからないものです(ブログの写真は一眼レフのものです)
文章はこれから考えますが、
おそらく熟成干し芋達磨庵のホームページには、
iPhoneで撮影した写真が載ることと思いますので見比べてみてね。
【ほし太の日向ぼっこ】
紫蘇と山椒の実

義兄の山の畑では青紫蘇がたくさん実をつけていました。
「紫蘇の実は今しかないものだから採っていくといいよ」
と言ってもらい、
昨年、友人のGちゃんから紫蘇の実の塩漬けを頂いて、
ご飯に混ぜて食べるととても美味しかったのを思い出しました。
穂の根元から先に向かって手でしごくとパラパラと実だけが落ちます。
何本も何本も穂紫蘇をしごいて一握りほどの実が採れました。
家に帰ってから、かるく洗って水けを取り、
ちょうど今年漬けた梅酢があったので、
姉から教わった通り梅酢に浸けてみました。
紫蘇の実と梅酢がなじんだら、
炊きたてご飯と一緒に食べるのが楽しみです。

畑の中には立派な山椒の木があり、
遠目でも赤く染まった実が沢山なっているのがわかりました。
「山椒の実も今だけだよ」と言う姉と一緒に収穫してきました。

実をとっている時も山椒のいい香りがしましたが、
これはしばらく天日に干して乾かし、
外側の皮がはじけて中から黒い種が飛び出したら、
外側の赤い皮だけをこまかくすると花椒(ホワジャオ)になるそうです。
麻婆豆腐に使ったり、ウナギにかけて食べるのが楽しみです。
【ほし太の日向ぼっこ】
ピザ&バーベキュー

お笑い芸人のヒロシさんの影響で、
プライベートでキャンプができる山を買うのがブームなんだとか。
義兄は芝川に山を持っていて少しづつそこを開拓しています。
バーベキュー場所をバージョンアップして、
私たちに見せたいようで、お誘いがあり連休中に行ってきました。
写真はピザ窯です。

ヨーグルトを使ったピザ生地。
最近はかなり手際よく作れるようになりました。
生地を作ってまとめたものを現地に行ってから
薄く伸ばして手作りのピザソースを塗り具材をのせます。

家でオーブンで焼くよりも早くて、
パリパリに美味しく焼けます。

富士山の溶岩で作ったプレートだと遠赤効果なのか、
お肉も野菜も魚介も美味しく焼けます。
秋らしい涼しい風が吹いていて、
とても気持ちの良い一日でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
彼岸花

我が家の彼岸花が咲きました。
ちゃんと秋分の日、お彼岸に咲きました。
植物にはかなり正確な体内時計があるのでしょうね。
今朝の静岡新聞のコラムには、
「今年は彼岸花が遅い」と書いてありましたが、
我が家の彼岸花はちゃんと咲いて偉いです。
【ほし太の日向ぼっこ】
久しぶりの献血

3年ぶりに献血に行ってきました。
新型コロナの関係で献血前の問診は消毒をしながら、
待っている間もソーシャルディスタンスを守りながらでした。
前回と変わったのは献血前の血液の状態を調べるのに、
400㏄献血の場合は指先から一滴の血をとるだけになり簡単でした。
そして、献血web会員サービス「ラブラッド」というサイトがあり、
そこから献血のお願いのメールが届いたり、
献血した自分の血液の情報が見られるようになりました。
20日に献血した情報が二日でメールが届き、
ログインすると見られました。
前2回の情報を合わせて見られるので比べることもできて便利です。
前回とそれほど数値が変わっていなかったのが良かったです。
友人のGちゃんは、確か50回の献血で数年前に表彰されていました。
私はそこまでに到達するのは到底無理ですが、
また機会があれば献血しようと思います。
【ほし太の日向ぼっこ】
牡蠣豆腐

だいぶ涼しくなってきたので鍋もいいかなと思い、
牡蠣を買ってきました。
そしたら旦那様が「牡蠣豆腐っていうのを食べてみたい」と言いました。
落語でよく出てくるのだそう。
どんなものか調べてもらったら、
牡蠣と木綿豆腐と白ネギがあればできることがわかりました。
ネギは細く千切り(白髪ネギ)にするそうなので、
初めてネギカッターで切りました。
いつもは大根やナスの表面に味が良くしみるよう、
飾り包丁を入れるのに便利に使っていますが、
切れ味がいいので白髪ネギも簡単でした。

牡蠣と豆腐に薄く片栗粉をまぶし、
だし汁2カップに醤油大さじ4、酒大さじ3を入れて煮ます。
牡蠣に火が通ったら小松菜(本当は春菊)を入れます。

器によそって、上に白髪ねぎをちらします。
汁にとろみがついてとっても温まりました。
七味でアクセントをつけても美味しかったです。
今年の冬は食卓に何回ものりそうです。
【ほし太の日向ぼっこ】
POPだるま

熟成干し芋達磨庵を立ち上げた時、
新聞に載ったこのPOP達磨を見つけて
達磨庵のシンボルにしたいと制作をお願いしました。
それから約7年、待ちに待った達磨が今日届きました。
POPだるまは、香川県の伝統工芸品で、
琴平町にある山中象堂という工房の三代目、山中竹志さんが彫り、
娘さんが彩色し、一つ一つ手作りのため
出来上がるまでに大変時間がかかるのだそう。
ノミざわりが良く、色付け後の仕上がりが美しい楠材で作られています。

前には達磨庵の文字と、後ろにはロゴが入って、
とても可愛らしく趣のある作品です。
サイズは約7.5㎝で小ぶりなので、
どこに置いてもしっくりします。
【ほし太の日向ぼっこ】
再生ネギ畑

豆苗は刈り取った後の豆を水に浸けておくと、
2、3回は再生してまた使えるのはよく知られていますが、
ネギの根っこもまた中から緑の葉っぱが出てきます。
けれどもネギは水だけだとそれほど大きくならないうちに、
根っこが腐ってしまいます。
夏の暑いうちはだめですが、
そろそろ土に植えてあげると根付いてだんだんと大きく育ちます。
先に植えておいた根っこはもう10センチ以上になり、
昨日植えた根っこからも少し緑の葉が出始めました。
最近は、アボカドとジャボチカバとネギに毎日お水をあげて、
成長を確認するのが毎朝の楽しみです。
【ほし太の日向ぼっこ】
達磨庵歳時記9月「葡萄」

熟成干し芋達磨庵のホームページにある「歳時記」のページに、
毎月一回、季節感のある写真と文章を更新して載せています。
これが毎月生みの苦しみで、今月もなかなか大変でした。
本来は二十四節気で書くものでしたが、
もう7年以上も続けていて題材もネタが尽きています。
そこで本当に個人的ですが、
その時その時に感じたことや、遭遇したできごと、
心に刺さった俳句からインスピレーションをもらっています。
今月選んだ俳句は、中村草田男の
「葡萄食ふ 一語 一語の 如くにて」でした。
ちょうど葡萄を頂いて、
毎晩のように食後に少しづつ楽しんでいた時に見つけたので、
とても惹かれました。
そして写真は我が家のブドウの木から葉っぱをもらい、
木漏れ日が写る場所で撮影しました。
もしよかったら、拙い写真と文章ですが、
熟成干し芋達磨庵のホームページで確認してみて下さいね。
【ほし太の日向ぼっこ】
アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 中川 裕 著 集英社新書

コミック「ゴールデンカムイ」は、
アイヌ文化について多くの人に興味、関心を持たせることに貢献しました。
かくいう私もで、
ゴールデンカムイの監修者であるアイヌ語研究家 中川裕氏による本書は、
まさにアイヌ文化についての理解を深め、
ゴールデンカムイをより楽しく、
興味深く読むためにとても役に立ちます。
特に「〇巻〇話」と、漫画のシーンをはさみながらの解説は、
わかりやすく、印象的なシーンがよみがえってきて、
ゴールデンカムイをまた最初から再読したくなりました。
アイヌ語と日本語との共通点は語順くらいで、
他のどの言語ともちがう独立語ということですが、
今では日常的にアイヌ語を話す人はほとんどいないとのこと。
昆布やラッコがアイヌ語というのもびっくりでしたが、
日本各地にアイヌ語らしき地名も数多く残っているそうで、
かつては北海道だけでなく、
本州にもアイヌの方々が住んでいたというのも興味深かったです。
特に「カムイ」について、
今まで私は「=神」だと思っていましたが、
そんなに単純なものではなく、
アイヌの思想すべてに通じる奥の深い意味があることがわかりました。
注釈も興味深く、
北海道新聞社の「道新アイヌ語小文字発音講座」の動画で、
実際にアシリパ似の可愛いお嬢さんが、
発音している生の音が聞けるサイトのURLを紹介していたりと、
とても沢山の情報が詰まった良書でした。
【ほし太の日向ぼっこ】